ベランダライフを叶える!マンションの選び方辞典

「洗濯物を干す以外のベランダの使い方が分からない」
「マンションの内見時にベランダをどう確認すれば良いか知らない」
「マンションのベランダを活用して快適に過ごしたい」
マンションを購入するにあたり、ベランダの仕様は注目すべき条件の1つです。マンションのベランダには、部屋を広く見せたり新しいリラックススペースを作ったりとさまざまな活用方法があります。マンションによってベランダの面積・形・個数は異なるため、ご自身のライフスタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。
しかし、ベランダを選ぶ基準や活用方法が分からない方は多いのではないでしょうか。今回の記事では、マンションのベランダについて以下の内容を解説します。
- マンションにおけるベランダの役割
- ベランダを使用する際の注意点
- 多様なベランダの活用方法
- ベランダの選び方
ベランダを活用してより暮らしを快適にするヒントを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
1. マンションのベランダは「専用使用権が認められた共用部分」

マンションのベランダは、普段はその部屋に住む方のみが使えるため、居住者に所有権があるように感じるでしょう。しかし実際は「専用使用権が認められた共用部分」であり、マンションの管理組合が所有する場所です。
ベランダが共有部分である理由の1つは、非常時に同階や上下階の人が通行する「避難経路」としての役割を担っているためです。またベランダを「専有部分」とした場合、改装が行われた際にマンションの景観を損ねるリスクがあります。そのため、マンションのベランダは「共用部分」という位置付けにされているのです。
ただし、マンションのベランダは住む方に「専用使用権」が認められているため、普段は居住者以外は勝手に出入りできません。そのため、清掃や日常の維持管理は専用使用者である居住者が行います。しかし、マンションの修繕に伴いベランダの防水工事や塗装などを行う際は、専用使用者は作業員の出入りを認める必要があります。
2. ベランダ・バルコニー・テラスの違い

ベランダとよく似たスペースとして、バルコニーとテラスが挙げられます。この3つのスペースの違いはご存知でしょうか。住宅の外壁からせり出した屋外スペースの中でも、ベランダは人の出入りを前提としている場所です。特に、2階以上に設置されている屋根付きの場所を指しています。
バルコニーは、2階以上に設置されている屋根なしの屋外空間です。また、一般的なベランダより広ければバルコニーとして位置付けられるケースがあります。下階の屋根部分を利用したバルコニーは「ルーフバルコニー」と呼ばれます。
テラスは、建物の1階の外部に部屋の延長としてせり出した平らなスペースです。地面からは1段高くなっており、レンガ、タイル貼り、ウッドデッキなどさまざまな材質でアレンジできます。
ベランダとバルコニーの大きな違いは、屋根の有無です。しかし、この2つの区別が曖昧なケースは多く、同じ空間であっても「ベランダ」や「バルコニー」と呼ばれているのが現状です。今回の記事では、マンションの住宅からせり出した屋外スペースを「ベランダ」という表現で記載しています。
3. 【共通】マンションにおけるベランダの禁止事項

マンションのベランダは居住者が自由に使える空間と思われがちですが、実は「共用部分」です。そのため、居住者の安全確保や資産価値維持の観点から、いくつかの禁止事項が定められています。
例えば緊急時の避難経路を塞いだり、火気を使用したりすることは原則禁止です。また、マンションの外観を保つために、フェンスや壁を勝手に改修することもできません。ここでは、ベランダを利用する上で特に注意すべき禁止事項について解説します。
・避難経路を塞ぐ
マンションのベランダは、火災などの緊急時に居住者が避難するための経路としての重要な役割を持っています。そのため、避難の妨げとなるような物品を置くことは、多くのマンションの管理規約で禁止されています。
ベランダは「専用使用権が認められた共用部分」であり、個人の所有物ではないことを理解しておく必要があります。特に隣の住戸との境にある仕切り板や、下の階へ降りるための避難ハッチの周辺は、常に人が通れるスペースを確保しなければなりません。
消防法においても避難経路を塞ぐ行為は厳しく制限されており、大型家具などを置くことは大変危険です。自身や他の居住者の安全を守るためにも、ベランダはいつでもスムーズに通れる状態にしておきましょう。
ベランダに置いて良いもの
ベランダには、避難の妨げにならず簡単に移動できるものであれば、置くことが認められている場合があります。ベランダは共用部分であるため、マンション全体の景観や安全性を損なわない範囲での利用が前提となります。具体的にはエアコンの室外機や、すぐに片付けられる折りたたみ式の物干し竿などが挙げられます。
また、以下のような簡単に撤去できるものであれば、設置できるケースが多いです。
- テーブル
- 椅子
- 人工芝
- ウッドデッキ など
ただし、あくまでマンションの管理規約を遵守する必要があるため、設置する前には必ずご自身のマンションのルールを確認しましょう。
ベランダに置いてはいけないもの
ベランダには、大型で簡単に動かせない物や、避難の妨げになる物の設置が禁止されています。これはベランダが共用部分であり、緊急時の避難経路としての役割を担っているためです。例えば以下のようなものは、ベランダに設置できません。
- 大型の観葉植物
- 本格的な花壇
- 物置
- サンルーム など
これらは避難の障害になるだけでなく、土や枯葉が排水口を詰まらせ、水漏れの原因となる可能性もあります。また落下防止や目隠しのため、個人でフェンスを取り付けることも、マンション全体の景観を損なったり避難の妨げになったりするため許可されていません。安全で快適な共同生活のために、決められたルールを守りましょう。
・フェンスや壁の改修・塗装
ベランダにあるフェンスや壁等は、勝手に改修・塗装してはいけません。近年は外観への配慮に厳しいマンションが増加しており、ベランダの改造を制限している物件が多くあります。
制限されている理由は、居住者がベランダを改造するとマンションの外観の統一感が失われ、物件全体の価値低下につながるためです。ベランダはあくまで共有部分であり、所有権はマンションの管理者にあるため、改修の際は事前に確認しましょう。
・火気の使用
多くのマンションでは、火災発生のリスクを未然に防ぐため、ベランダでの火気の使用が原則禁止されています。ベランダは他の住戸と隣接しており、煙や臭いが原因で近隣トラブルに発展する可能性も考えられます。
そのためコンロや七輪、ストーブなど火を使う器具の使用は、ほとんどの場合で認められていません。もちろん、バーベキューや手持ち花火なども禁止事項に含まれます。ただし、ごく稀に「バーベキューができるルーフバルコニー」といった特別な設備が備わっているマンションも存在します。
そうした場合でも、使用できる時間や頻度など、細かいルールが定められていることが一般的です。ご自身のマンションで火気の使用が可能であるかは、必ず管理規約を確認するか、管理会社や管理員に問い合わせて正確な情報を得ることが大切です。
4. 【要確認】マンションによって異なるベランダの禁止事項

マンションのベランダに関するルールには、法律や竣工当初のマンション標準管理規約などで定められた共通事項のほかに、物件ごとに独自に定められたものがあります。これらは、マンションの美観維持や住民間のトラブル防止などを目的として、管理規約で細かく決められていることが一般的です。
例えば布団を干す行為や喫煙、アンテナの設置などは、マンションによって扱いが大きく異なります。ここでは、お住まいのマンションの管理規約を必ず確認すべき禁止事項の例を解説します。快適なベランダライフを送るためにも、ご自身の物件のルールを正しく理解しておきましょう。
・アンテナの設置
居住者が個別に衛星放送用のアンテナなどをベランダに設置することは、管理規約で禁止されている場合があります。多くのマンションでは、建物全体の美観を損ねる可能性があることやアンテナが落下した場合の危険性を考慮して、設置を制限しているからです。
特に、強風などでアンテナが外れて落下すると、通行人や自動車などに損害を与える重大な事故につながりかねません。ただし、一律で禁止されているわけではなく、管理組合に申請し、安全基準などを満たすことで許可が得られるケースもあります。アンテナの設置を検討している場合は、必ず事前に管理規約を確認して定められた手続きに従いましょう。
・壁に布団を干す
ベランダの手すりや壁に布団を干す行為は、多くのマンション、特に高層階や築年数の浅い物件では安全面や景観の観点から禁止されています。その主な理由は、布団の落下事故を防ぐためです。
そのため、ベランダの手すりに布団を干すことが可能な場合でも、しっかりと固定しましょう。布団の固定が不十分の場合、風の影響を受けて落下するケースがあります。
布団が落下すると人にケガをさせたり、下階のベランダの植栽を崩してしまったりする危険があるため注意が必要です。
・喫煙
ベランダでの喫煙は、煙や臭いが原因で近隣住民とのトラブルに発展しやすいため、注意が必要です。タバコを吸う方は、ベランダでの多量の喫煙は控えましょう。タバコの煙は上へ昇るため、多量の喫煙により上階の居住者の洗濯物に臭いが付着すると、苦情を受けるケースがあります。
また、喫煙する時間帯や頻度によっては、近隣の方との思わぬトラブルにつながる場合があるため注意が必要です。近年はベランダでの喫煙を禁止しているマンションが増えています。タバコを吸う方はトラブルを未然に防ぐためにも管理規約を確認するか、管理員に問い合わせましょう。
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・ウッドパネルや芝を敷く
ベランダをおしゃれに演出するウッドパネルや人工芝ですが、設置にあたっては管理規約の確認が必要です。簡単に撤去できるものであれば、設置が認められているケースもあります。
しかし、これらの敷物はベランダにある避難ハッチを塞いでしまう可能性があります。緊急時に避難経路を妨げないよう「ハッチの上には敷かない」またはすぐに取り外せるようにしておくなどの配慮が不可欠です。
またパネルの下に雨水が溜まってしまい、排水口の詰まりやカビの原因になることもあります。設置を検討する際は美観だけでなく、安全性やメンテナンスの側面も考慮して、管理規約の範囲内で行いましょう。
・ラティスや目隠しの設置
ベランダにラティスや目隠しフェンスなどを設置することは、多くのマンションで禁止されています。主な理由として「マンション全体の景観の統一性が損なわれること」そして安全上の問題が挙げられます。
居住者がそれぞれ異なるデザインの目隠しを設置すると、外観にまとまりがなくなり、物件の資産価値に影響を与える可能性があります。また、ラティスのような設置物は強風で倒れたり、飛ばされたりする危険性も伴います。
さらに隣戸との仕切り板の近くに物を置くと、緊急時の避難経路を妨げることにもつながりかねません。プライバシー確保の方法を考える際は、管理規約を確認しながら方法を検討しましょう。
5. マンションのベランダを使う際の3つの注意点

マンションのベランダやバルコニーはあくまで「共用部分」であり、規則やマナーを守らなければ思わぬトラブルに発展する可能性があります。そのため、ご自身のマンションの管理規約、使用細則に記載されたルールを確認した上で、ベランダやバルコニーを活用するようにしましょう。
ここでは、マンションでベランダを使用する際の注意点を3つ紹介します。
・排水口は定期的に清掃する
ベランダの排水口は、定期的に掃除するよう心がけましょう。排水口が詰まると、ベランダから水があふれ下階に流れてしまいます。
下階で干していた洗濯物が汚れてしまったり、水が別の箇所から染み込み雨漏りを起こしてしまったりする危険があるため注意が必要です。特にガーデニングをしている方は、土や枯葉による排水口の詰まりに注意しましょう。
・洗濯水は隣戸や下階へ配慮して流す
ベランダから洗濯水を流すときには、隣や下階へ大量の水が流れないように注意しましょう。洗濯水が飛び散り、隣や下階で干していた洗濯物が汚れてしまう場合があります。洗濯機の設置場所や排水ホースの向きに注意し、隣戸や下階へ流れないよう配慮しましょう。
・ペットの臭いや鳴き声に注意する
ペットを飼っている方は、窓を開け放った際にペットの臭いや鳴き声が漏れないよう注意しましょう。臭いや音を気にする方は多く、周囲への配慮に欠けると思わぬトラブルにつながる可能性があります。
6. マンションにおけるベランダの選び方5選

ベランダは、マンションによって広さ・形・個数が異なります。自分に合うベランダを選ぶには、ライフスタイルを想定したうえで必要なスペックを検討しましょう。
ここでは、マンションにおけるベランダの選び方を解説します。実際の生活を思い浮かべることで、マンション選びの参考にしてください。
・奥行きは使い方で選ぶ
ベランダの奥行きにより、置けるものや活用方法が異なります。人が一人歩ける程度の幅である「70センチメートル」を基準として、ベランダの奥行きを検討しましょう。
マンションのベランダの中には、奥行きが100センチメートル以下の場合があります。人が一人通るスペースしかないため、くつろげる空間を作ることは難しく、洗濯物を干すだけで精一杯です。
奥行きが130センチメートルほどのベランダであれば、椅子を設置できます。椅子に座って読書や日光浴など、ベランダでできることが少し増えるでしょう。また、鉢植えを並べて小さな家庭菜園を始められます。
奥行きが150センチメートル以上のベランダは、テーブルと椅子が置ける広さです。「コーヒーを飲む」「食事を取る」などができ、ベランダで快適に過ごせるでしょう。さらに、リクライニングチェアを置いたり、本格的なガーデニングを楽しんだりと、生活の重要な時間をベランダで過ごせます。
さらに奥行きの深いベランダであれば、複数人で集まり食事ができるでしょう。ベランダは奥行きによってさまざまな使い方ができるため、新しい物件を探すときは必ず確認したいポイントです。
【間取りの例】ベランダの奥行きが中程度の家
少し奥行きのあるベランダでは、リクライニングチェアを置いてくつろいだり、ガーデニングを楽しんだりできます。
※図中の「バルコニー」の表記は、本文中での「ベランダ」と同義です。以下に続く複数の図も同様です

【間取りの例】ベランダの奥行きが深い家
下図の間取りでは、奥行きが深く広いベランダを所有しています。複数人で集まっての食事や、本格的なガーデニング・家庭菜園を楽しめるでしょう。

・個数は使い分けの有無で選ぶ
一般的なマンションの場合、ベランダは一方向・一箇所のみの住居が多いです。しかし、中には複数個のベランダを有するマンションがあり、用途に合わせて使い分けできます。
【間取りの例】ベランダが中央で区切られている家
下図の間取りでは、ベランダが中央で2つに区切られています。リビング・ダイニング・キッチンから続く左側のベランダは、洗濯物を干すなど実用的に活用が可能です。洋室から続く右側のベランダはプライベートな外部空間として使用するなど、それぞれ使い分けできます。

【間取りの例】ベランダが2箇所ある家
下図のようにベランダが2箇所ある間取りでは、それぞれのスペースで完全に用途を分けられるでしょう。洗濯機置き場から近い洋室側のベランダでは洗濯物を干し、それぞれの部屋から取り入れられます。また、リビング・ダイニング・キッチンから繋がった上側のベランダに椅子を置けば、くつろげるスペースとして利用が可能です。
複数の家事を同時に行いたい人は、リビング・ダイニング・キッチン側のベランダで洗濯物を干し、洋室と繋がったベランダをくつろげるスペースにすると良いでしょう。

・形や居室との繋がりに着目する
マンションのベランダには、長方形や正方形などさまざまな形があります。正方形に近いベランダには複数の人が集まりやすく、大勢で食事を囲む場合に使いやすいです。下図の間取りでは、長細い形や奥行き・横幅ともに十分なベランダが設置されています。

また、3つのベランダはそれぞれ「リビング・ダイニングと繋がっているもの」「1つだけの洋室と繋がっているもの」「2つの洋室と繋がっているもの」のような特徴があります。リビング・ダイニングと繋がっているベランダは、より開かれた使いやすい場所です。洋室と繋がっているベランダは、よりプライベートな場所として使えます。
それぞれの空間の性質や繋がりを読み取り、暮らしがより充実するようなベランダの使い方を楽しんでください。
・方角に着目する
マンションのベランダは、方角によって適している活用方法が異なります。ベランダの方角ごとの特徴を踏まえ、ライフスタイルに合った住居を選びましょう。
南向き
南向きのベランダは、1年を通して日照時間が長く明るいことが特徴です。朝から夕方までの長い時間にかけて、ベランダライフを楽しめるでしょう。
また、太陽が当たる南向きのベランダは温かく、日中の読書、食事、布団や洗濯物干しなどに適しています。
東向き
東向きのベランダは、朝日が出る方角のため午前中は温かな光に照らされます。朝食を取る、ストレッチをするなど、朝日を浴びながら1日の始まりを楽しめるでしょう。
ただし、夕方からはマンションの陰になり、日の当たらない可能性が高いです。主にベランダを午前中に使用したい方には、東向きをおすすめします。
西向き
西向きのベランダは、午後から夕方にかけて日が当たります。夕日を眺めながら早めのディナーを楽しんだりお酒を飲んだりと、午後の時間を楽しみたい方におすすめです。
また、空の色が変化していくのを最も楽しめるのが、西の方角の魅力と言えます。
北向き
北向きのベランダは、眺めの良さが特徴です。マンションの中でも、高層階や近くに大きな建物のない物件では、北側の景色に日が当たることで綺麗な眺望を楽しめます。また直接太陽が当たらないため、夏場は涼しく快適に過ごしやすいでしょう。
このように、どのようにベランダを使いたいかで適した方角は異なります。方角ごとの日当たりや特徴については、以下の記事を参考にしてみてください。
詳しくはこちら:「日当たりは南向きがいい」って本当? 後悔しない、日当たりのいい住まいの見つけ方
・景色の良さを確認する
マンションを選ぶ上で、ベランダからの景色の良さは、日々の暮らしの満足度を大きく左右する大切な要素です。心地よい眺望はベランダで過ごす時間を豊かにし、リラックスできる空間を演出してくれるからです。
物件の内見時には必ずベランダに出て、目の前に視界を遮る建物がないか、また自分の好みの景色が広がるかを確認しましょう。ただし、現在の眺望が将来にわたって保証されるわけではない点には注意が必要です。
特に目の前の空き地などがある場合は、将来的に新しい建物が建って景色が変わってしまう可能性も考慮しなければなりません。そのリスクを減らしたいなら、目の前が川や海、大きな公園に面している物件を選ぶのもおすすめです。
7. コスモスイニシアのマンションにはベランダを魅力的にする工夫があります

コスモスイニシアのマンションでは、ベランダを物干しスペースとしてだけではなく、暮らしをより豊かにする「もう1つのリビング」として活用できるよう、様々な工夫を凝らしています。たとえば室内と屋外をシームレスにつなげることで、住まいに一層の広がりと開放感をもたらし、快適な毎日を演出している部屋などです。
さらに具体的な工夫として、リビングとベランダの床の高さを揃えた設計が挙げられます。室内外の段差をなくすことで、まるで「ひと続きの空間」のように感じられ、リビングが広く見える効果があります。
また、フローリングとベランダの床材に統一感のあるカラーリングを施すことも、空間の一体感を高めるためのこだわりです。さらにベランダ側の窓も、壁などで途切れさせずに大きく連続して設置することで、視界が外へと大きく広がる開放的な空間をつくり出しています。
こうした細やかな設計へのこだわりが、ベランダをリビングの延長として活用できる、心地よい空間へと変えているのです。
8. まとめ|マンションのベランダを活用して快適に暮らそう

マンションのベランダは、共用部分でありながらも居住者が自由に使える特別なスペースです。洗濯物を干すなどの家事以外に、趣味の場所やリラックススペースとしてなど、工夫次第で多彩なライフスタイルが実現できます。
近年はマンションの間取りの多様化に伴い、面積・形・個数の異なるさまざまなベランダを持つ住宅が増えています。ご自身の理想のライフスタイルに合わせてベランダを活用し、暮らしを充実させてはいかがでしょうか。
コスモスイニシアでは、エリアやこだわりから希望する物件を探すことができます。さまざまな条件や間取りの中から、自分にピッタリの住まいを見つけてみてくださいね。
※2025年9月時点での情報です。
※記事内で使用している写真、図等はイメージです。





