遊びでつながる関係づくりから、
子ども達の安全な居場所を。
乳幼児から高校生年代まで幅広い子ども達が利用できるひばりが丘児童センター。職員の久保さんに、児童センターが地域にもたらす役割などについてお聞きしました。
乳幼児から高校生まで一緒になって遊べる
西東京市で最大級の児童館。
「ひばりが丘児童センター」は遊びを通じて子ども達の健全育成を図るために設けられた児童センターです。乳幼児から高校生年代までが無料で自由に利用できます。
本センターには体育館やダンススタジオ、フットサル場もありますので、幅広い年代の子ども達が思いっきり体を動かす遊びができることも特徴です。西東京市の施設としての大きな役割は2つあって、1つは乳幼児の親を対象とした子育て支援。
もう1つは「中高生特化型児童館」としての役割です。平日と土曜日は9時15分から21時までオープンしていますが、18時以降は中高生専用の時間帯となっています。
※日曜開館時間は9時30分から17時
ひばりが丘児童センター
ひばりが丘児童センター
ひばりが丘児童センター
子ども達の安全な居場所でありたい。
放課後に来る中高生は複雑な年代です。夜に居場所がない中高生がコンビニや公園に溜まってしまうという光景はどの街にもあります。部活が終わり、もっと体を動かしたい理由で来ることもあるし、思春期の子どもなら、なんとなく家にいたくないということもありますよね。そういった子はこれまでなら、コンビニや公園に集まるしかなかったんですが、ここなら安全な場所になるし、悩みがあれば第三者である大人が話を聞いてあげることもできます。
僕がこのセンターに来て十年ぐらい経ちますが、幼児の時期から見てきたお子さんが今はもう高校生。本当に子ども達が長いスパンで利用できる施設だと思います。
ひばりが丘児童センター内ラウンジ
地域全体で
子育てをしているという感覚。
ひばりが丘は、近年マンション建設が進んで子ども達の数も増えましたが、この地域に住む大人の子どもへの関心は非常に高いと思います。
夏祭りなど地域のイベントについても、結構いろんな方が率先して手伝ってくれます。普通こういった活動にお父さんはあまり積極的でないケースが多いですが、お父さんだけの活動というのも盛んです。大人同士が集まって、子ども達のために何かをしたいという意識。地域全体で子育てをしているという感覚があります。
新しい世代が入ってきても、そういったところが脈々と受け継がれているというのは、この街の良さだと思います。
ひばりが丘児童センター内 体育館
もっと多様な世代が楽しめる街へ。
ひばりが丘には結構いろんなものが揃っています。保育園などの保育施設が充実していて、小学校、中学校も新しくなっているし、病院もあって高齢者の施設もあるし、なんでも揃っているというイメージ。あとは何かレジャー施設的なものがあればいいのかなと思います。児童センターも子どもが遊ぶ場所ではあるんですけども、もっと多様な世代の人が楽しめるスポットがあればいいなと思います。
私個人としては児童センターとは別に、チアダンスチームの代表をしています。小学校の施設開放運営協議会の登録団体として、小学校など地域の公共施設を借りて活動していて、今度、ひばりが丘の地域イベントに出演させてもらえることになりました。子ども達が一緒懸命に練習した成果を地域の皆さんに見てもらって、地域全体を盛り上げたいというか、元気にしていけたらと考えています。