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自分の経験や強みを、
地域に還元できる喜び。

一般社団法人まちにわ ひばりが丘 まちにわ師 岩穴口 亜紀さん

ひばりが丘団地で生まれ育った岩穴口さん。「まちにわ師」として地域貢献をしながら、現在は保育士としての経験を活かして就園前のお母さん達をサポートする活動をされています。

新しい生きがいをくれた、
「まちにわ師」という役割。

私はひばりが丘で生まれ育って、上の子が3歳くらいまでひばりが丘団地に住んでいました。建て替えの時に引っ越しましたが東久留米市からは出ていません。

仕事は40歳半ばで辞めて、さぁ何をしようと考えた時に漠然と思ったのは、「住んで育ったところに何か還元できることはないか」ということでした。そうすると世の中の人は、市の補助金をもらって何かをするとかいろんなことを考えると思うんですけど、そのあたりには考えが及ばなくて。そんな時に「まちにわ師」という地域のボランティアチームを募集していることを知って、「これ面白そう!」と思って参加を決めました。

自分の強みや経験を活かした地域貢献。

地域のために貢献したいと思っていてもゼロから自分で始めるのは難しくて。「まちにわ師」の募集は私にとって渡りに船でした。

ずっとここで活動している人もいれば、このあたりの様子を知って自分の活動に活かしている人もいます。私はここでボランティアか何かできればと思って、活動を続けさせてもらっています。

今は月に一回、まちにわリビングという就園前のお子さんとお母さん、またはお家の方が集う会を手伝っています。町外から人や、街のことを何も知らない、お店やこういう集まる場所も知らないという人たちに「出てきませんか?」と声をかけて。お友達になってもらう最初のきっかけをサポートする会です。

私は保育士として働いていた経験がありましたので、「自分の強みや経験を活かしてお役に立てそう!」と思って始めたんですね。

あくせくせずに過ごせる、
のんびりとした街の雰囲気が魅力。

現在のひばりが丘は、とにかく建物が増えたなという印象です。緑が少なくなって鳥も鳴かなくなったと感じますね。新しく越してきた人には「緑が多くていい街ですね」と言われるんですけど、昔の風景を知る人から見れば緑は半分以下になっちゃったなって。本当にこんもりとした森のような緑の中に団地が並んでいて、カッコウが鳴いたり、アカゲラがケヤキの木をつついたり…。そんな光景は見られなくなりましたね。

逆に変わらないのは、のんびりとした街の雰囲気。用水路のところに時々ザリガニがいたり、ビオトープがあったり、昔ながらの原風景も残されています。

おそらく都心でお仕事されている方が多く住まわれていると思いますが、皆さんここであくせくしている感じもなく。新しく入ってくる人達が増えても、街の雰囲気は変わらないなと思います。

「ひばりが丘エリアマネジメント街区内」(2024年6月撮影)

「ひばりが丘エリアマネジメント街区内」(2024年6月撮影)

「ひばりが丘エリアマネジメント街区内」(2024年6月撮影)

「ひばりが丘エリアマネジメント街区内」(2024年6月撮影)

「ひばりが丘エリアマネジメント街区内」(2024年6月撮影)

「ひばりが丘エリアマネジメント街区内」(2024年6月撮影)

世代の垣根を超えて、
楽しくつながるコミュニティへ。

私はここで生まれ育って、ここで地域に還元をするという「つながり」がずっとあるんですね。私の親世代もまだまだ残っていらっしゃいます。そこに町外から新しく若い人達が入ってきて子育てをして。その子ども達がまた大きくなった時に「ここで何かしたい」と思ってくれたり…。そんな風に巡っていってくれたら嬉しいと思います。

ひばりが丘で子育てをされているお母さんも子ども達も歳を重ねます。これからは子育てがひと段落した世代の方達とつながって何か新しい取り組みをはじめてみたい。時間に余裕ができた人達と一緒に何かできるような機会をつくりたい。具体的に何かはまだ思いつかないですけど、声を出してくれる人がいれば嬉しいです。

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