コスモスイニシア｜INITIA GREEN　環境への取り組み｜特集：リボンシティレジデンス　グリーングループ

マンションの敷地内にあるファームガーデンで活動されているグリーングループの方々にお話を伺ってきました。現在のメンバーは、子育て真っ最中のパパママ世代からシニアの方までと幅広い世代の方々で構成されています。秋の収穫期は月3回、4月から12月は月2回ほどのスパンで活動されていて、季節や栽培している野菜にあわせて活動の頻度は変えられているそうです。主に休日の午前中に集まり、無農薬栽培による安心で安全な野菜づくりに取り組まれています。日々の水やり当番はメンバーにアンケートをとって、希望日にあわせたシフトを組まれているそうです。育てている野菜もみなさんにアンケートで希望を募り、お招きしている講師の先生と相談しながら決められています。みなさんで意見を出し合いながら、自主的な活動をされているとはいえ、菜園の様子は本格的で、青々とした野菜からはメンバーのみなさんの愛情がよく伝わってきました。

じゃがいもの収穫（平成22年7月撮影）

収穫したナスと一緒に記念撮影（平成22年10月撮影）

今年はすでにトマト、枝豆、キュウリ、ピーマン、スイカなどを収穫し、中でもじゃがいもは大豊作だったそうです。スーパーで売っているものや食卓で慣れ親しんでいる野菜と違って、変形したものがあったり、中がスカスカだったり、小玉スイカは9玉も収穫できましたが、切ってみると中身が真白で、青臭かったという失敗エピソードも伺うことができました。現在は、白菜、大根、ブロッコリー、スナップエンドウがすくすくと育っています。収穫した野菜は家庭に持ち帰って料理したり、小分けに袋詰めしてフロント前の収穫カゴで配布されたりしていますが、最近ではすぐになくなってしまう人気ぶりだそうです。

グリーングループ代表のA様にお話しを伺いました。
「夏休みにはキッズグループとのコラボレーションイベントを開催しました。枝豆、ひまわり、朝顔、コスモスの種まきなどを行い、水やりの当番も決めました。参加した子どもたちは、土や虫との触れあいが新鮮で、自然を体感できる貴重な経験になったようです。高学年の小学生は、うまく野菜が育たないと、水やりが足りないのか、肥料の問題なのかと自分たちで考えていました。また、野菜の育ち方、育てることの難しさ、どんな花が咲くのかなど、菜園活動が情操教育にとても役立っていると思います。」当日、A様のお子様たちも参加されており、ハサミでナスを収穫したり、大根の間引きをしたりと、いきいきとお手伝いしている様子が印象的でした。

同じく子育て中のママさんであるN様は「うちの子はスーパーで売られているナスは食べられないけれど、グリーングループで収穫したナスは食べられるんです。」と、嬉しい経験を教えてくださいました。また、他のメンバーの方は、「土いじりができるコミュニティがあることを知って、リボンシティへの住み替えを決めた」、「菜園の知識はまったく無かったが、グリーングループをはじめてから、少しずつ勉強するようになった」と、きっかけや年齢はさまざまであっても、同じマンションに住む方たちが集まって充実した活動をされており、そのサークル活動がしっかりと根付いていらっしゃることを実感することができました。

「あいさつができるマンション」というコンセプトから始まったリボンシティレジデンスのコミュニティ活動は、今は住民のみなさまの手によって成熟したコミュニティになりつつあります。その中のグリーングループでは、このように「自然と触れ合い、おいしい野菜を育てて食する」という共通の体験を通して、より一層、絆を深められている様子を伺うことができました。今回伺ったお話をコスモスイニシアが提案する「INITIA GREEN」に活かし、このような環境に触れられる豊かなコミュニティ活動が体験できる住まいを増やしていきたいと考えています。

お母さんに教わりながら木酢液の散布（平成22年10月撮影）

姉妹2人で水やり（平成22年10月撮影）

無農薬なので虫取りが大変です（平成22年10月撮影）

大根の葉も大きくなってきました（平成22年10月撮影）

※掲載内容は平成22年10月末取材時点のお話です。