コスモスイニシア INITIA GREEN 環境への取り組み

「舞浜の杜」が生まれるまでスタッフインタビュー
スタッフインタビューその1その2その3

昔から現代までの住まいづくりの知恵を結晶させた住まいです。コスモスイニシア 市場戦略部 商品企画課 藤田太
「舞浜の杜」22号棟 リビングダイニングルーム(平成21年8月撮影)
「舞浜の杜」22号棟 リビングダイニングルーム(平成21年8月撮影)
夏場も冬場も快適に過ごすための高気密・高断熱の技術。
昔の住まいにはなくて、現代の住まいが手に入れた快適。そのひとつとして、高気密・高断熱の技術があげられます。これを住まいに取り入れるため「舞浜の杜」は外壁通気工法やペアガラスを採用しています。
一般的に高気密・高断熱と言いますと、冬の寒さをやわらげるための技術だと捉えられがちですが、それだけではありません。もちろん寒さをやわらげることに対しても有効ですが、夏の熱さをやわらげるという点においても大変有効です。
例えば夏にエアコンを使用する際には、外の熱気が室内に伝わりにくいため、少ないエネルギーで室温を下げることができ、冬はもちろん夏場でも少ないエネルギーでその温度を維持することができるのです。高気密・高断熱であることは、気持ちよく過ごすために大切な技術なのです。
このような温熱環境に配慮した住まいづくりによって、「舞浜の杜」は 省エネ等級4(※)を取得しています。

※住宅性能表示制度における省エネルギー対策等級の最高レベル

風を取り入れることで「涼しさ」を使い分けられる住まいになる。
「舞浜の杜」では、風を取り入れることで、涼しさを感じるということにもこだわりました。現代では、部屋を涼しくしたい時には、エアコンを使うことがほとんどだと思います。しかし「他に部屋を涼しくする方法がないから」という理由でエアコンを使う場面が多いのではないでしょうか。そこで、住まいが涼しい風を取り入れることができれば「風」と「エアコン」どちらの涼しさもシーンによって使い分けることができます。例えば、就寝時には、自然の風で涼しく眠りたいという方もいるでしょうし、エアコンがないと堪えられないほど暑い日もあります。ですから、風の通り道をよく考えて建物を設計し、その上で、エネルギー効率のいい高気密・高断熱規格を採用しました。このようにして「舞浜の杜」では、風とエアコンどちらの涼しさも使い分けられる住まいになったのです。
「舞浜の杜」23号棟 リビングダイニングルーム(平成21年8月撮影)
「舞浜の杜」23号棟 リビングダイニングルーム(平成21年8月撮影)

「気持ちのいい住まい」を追求すると環境にやさしい住まいが完成しました。
外観写真(平成21年8月撮影)
外観写真(平成21年8月撮影)
「舞浜の杜」が目指したのは、過ごしていて気持ちのいい住まいです。
住まいにおいて「快適」という言葉が簡単に使われているのをよく目にします。しかし、本当の「快適」とはどういうことを言うのでしょうか。「快適」という言葉から一歩考えを進めてみること。これが、「舞浜の杜」をつくるにあたって大切にした考え方です。
そのために、まず昔の住まいや現代の住まいの仕組みを一つひとつ洗い出して、吟味しました。例えば、この地に吹く一年間の風の流れを調べたり、夏と冬の日射しの日射角度を調べて軒の長さを計算したり、昔からの住まいづくりの知恵を取り入れています。また、リビングはもちろん、玄関、キッチン、洗面所にいても外の緑が見える外構計画にしたり、国産材檜の無垢材フローリングや籐のマットを採用して足触りの気持ちよさを考えたりと、五感に響く数々の仕掛けを取り込みました。先ほどもお話した高気密・高断熱の技術は現代の住まいづくりの知恵として取り入れました。
このようにして昔の住まいと現代の住まいのいいところを、住む人にとって、最も気持ちいいカタチで取り入れようとした住まいが「舞浜の杜」なのです。住む人の「快適」さを突き詰めた結果、環境にやさしい住まいが完成したのです。企画した私自身も、やはり人間は自然のある環境を気持ちいいと感じるのだなと改めて気づかされました。

(平成21年10月13日公開)
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