コスモスイニシア INITIA GREEN 環境への取り組み

「舞浜の杜」が生まれるまでスタッフインタビュー
スタッフインタビューその1その2第3回

機能として、風景として、こだわりとして、住まいに植栽計画をほどこしました。コスモスイニシア 市場戦略部 商品企画課 藤田太
空調機能としての植物の力を住まいに。
ある程度まとまった豊かな植栽帯は、空調機能としての力を備えています。「舞浜の杜」ではここから得られる気持ちよさを住まいに取り入れました。
南側に植えられた落葉樹は、夏には葉が生い茂り直射日光が室内に射すことを遮ります。そして冬は葉が落ちることで日光の暖かさを室内に取り込むことができます。また、樹々には暖められた空気を冷やす効果もありますので、この冷やされた空気を上手に室内に取り込めるように住まいと樹々を配置しました。このようにして、樹々の持つ空調機能としての力を最大限に室内に取り入れることで、人工的な空調装置にはない気持ちのいい涼しさを住まいに取り入れています。
イメージ写真
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「舞浜の杜」22号棟 ウッドデッキ(平成21年8月撮影)
「舞浜の杜」22号棟 ウッドデッキ(平成21年8月撮影)
日本人の四季の原風景を住まいに取り入れる。
「舞浜の杜」の緑道や庭には、落葉樹を多く植えています。
これには一年を通じて四季の移ろいや空気の清々しさ、樹々の香りなどを暮らしの中で日常として感じとってほしいという想いが込められています。
春には桜をはじめとする花々の開花を愉しみ、初夏にはケヤキをはじめ一斉に芽吹き始める新緑、秋にはゆっくりと紅く染まっていく紅葉、冬には次の季節に向けて落葉する姿など、大切にしたい日本の四季の原風景を住まいの中に取り入れました。このように樹々の移り変わる様子が「舞浜の杜」の毎日に彩りを与えてくれると思います。


樹々と共にあるシーンを想像すること。それは、樹々の個性を見極めること。
植栽を配置するにあたって、どの樹をどこに植えるかということもこだわったポイントです。暮らしの中のシーンを想像しながら、どのタイミングでどの樹が見えるのが気持ちいいのか一つひとつ考えました。例えば玄関先には、出かける時や帰ってくる時にすぐに季節感を感じられるようにモミジを配置しています。また、ここに木陰があったら気持ちいいなという庭の中心には6mの樹を植えたりと、ここに住まう誰もがすぐに季節感を感じてもらえる位置を考え抜いたのです。このようにシーンを考えることで、料理をつくる時でも顔を洗う時でも窓の外にはいつも季節感のある気持ちのよい景色を感じてもらえる植栽計画を実現することができました。
これらの植栽は、地元千葉の山や畑をあちこち探して、枝振りを見ながら一つひとつ吟味して選びました。一口に樹と言ってもそれぞれ個性がありますから、それぞれの住まいやシーンを考えて選んでいます。
「舞浜の杜」22号棟 和室(平成21年8月撮影)
「舞浜の杜」22号棟 和室(平成21年8月撮影)

(平成21年9月17日公開)
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