外観写真(平成21年8月撮影)
新浦安、舞浜エリアに広がる、やさしい緑につつまれた街「舞浜の杜」。浦安市弁天に残された6529.54m2もの敷地に、30区画のみを贅沢に配し、自然環境を取り入れた住まいを目指すプロジェクトとして誕生しました。住まいづくりのコンセプトに掲げたのは「3つのつながり」。緑・街・風の外の環境が家とつながるプランニングとしました。さらに、建売分譲区画の1区画には国産無垢材檜のフローリングを採用し、足触りの心地よさが五感に響く仕掛けを取り入れました。家の外と内から自然のある環境を気持ちいいと感じる、人と自然が共生するための住まいづくりを実現しています。
「ル・ボワ平和台」の事業主東京木材相互市場様は木材流通のパイオニアとして、正しい国産無垢材の普及に尽力してきました。今回、日本古来の生活に根ざした、無垢材との触れ合いを入居者に体験してほしいとの想いから、床材にコスモスイニシアの国産無垢材開発プロジェクトで研究開発した国産天然木の無垢材フローリングを提案。表面は自然の質感を大切にしたうづくり仕上げとし、木目の凹凸を浮かび上げらせた素肌に心地よい仕上げとなっています。全4フロアのうち、1・3階はスギ、2・4階にはヒノキを使用。コンクリート打放しの外観でありながら木の温もりある室内を実現。人工と天然、洗練と素朴が共存しています。
外観写真(平成22年1月撮影)
「ル・ボワ平和台」モデルルーム(平成21年12月撮影)
三重県と奈良県の県境付近に位置する、日本でも有数の優良材生産地である吉野林。伐採、植林、育林の循環が管理された山林を有し、約300年以上の木材生産技術が伝承されてきました。「ル・ボワ平和台」のフローリング無垢材としてつかわれているスギ材は、三重県側東吉野高見山系林地、ヒノキ材は、奈良県側東国見山系林の木材をそれぞれ採用。伝統と実績に培かわれてきた国産無垢材の心地よさを体感していただけます。
コスモスイニシアのてがける「Vi:GARDEN」は、玉川上水、小金井公園から程近く、武蔵野の緑溢れる環境と豊かな生活文化に育まれ、これからの時代にふさわしい新しい東京の夢を拓く街を目指しており、都心の文化の広がりと、郊外の豊潤な自然が共存するエリアに誕生する大規模プロジェクトとなっています。そのマンションギャラリーでエコブースをつくるという話が持ち上がり、コスモスモアは、キッチンカウンターとベッドヘッドに国産ヒノキの集成材を使った家具を提案。初の国産無垢材のコンセプト商品として展示されることになりました。また、ファサードや共有スペースに国産スギのルーバーを提案し、同時に採用されています。
イメージ写真
「ヴィーガーデン ザ・レジデンス」マンションギャラリー内装のルーバー
(平成21年3月撮影)
国産無垢材導入は、スムーズに進むことばかりではありませんでした。現場において、様々な試行錯誤することになりました。ファサードのスギのルーバーについては、木の特性上、反りなどが起こるため、断面寸法、加工、施工方法に留意を必要としました。しかし、内装材の吉野スギのルーバーは、着色塗装をかけなくてもよかったと思うほど、美しい木肌の質感を実感できたのです。
国産無垢材は、調べれば調べるほど、魅力的な素材です。国産無垢材のある心地よい暮らしを、より多くのお客様にお届けするために、さらなる商品化に向け、グループ全体でプロジェクトを推し進めていきます。
試作中壁材の確認風景(平成21年12月 弊社会議室にて撮影)
(平成22年2月4日公開)