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2015.4.17

チームラボ×INITIA
ダンボール製キットとスマホで
簡単どこでもモデルルーム、始動!

team Lab × INITIA

『イニシア船橋夏見』ではバーチャルモデルルーム「ハコマンション VR」を
販売に導入しました。開発に携わったのはウルトラテクノロジスト集団チームラボ。セールスディレクター門脇健さん、カタリスト齋藤暢儀さんに、開発秘話を含め、望まれるマンション販売の未来についてもお話を伺いました。
聞き手は販売担当の中路健太郎と澤江華子です。

ハコマンションVR

自宅に居ながらモデルルームをバーチャル体験

門脇健/チームラボ セールスディレクター。
チームラボのフロントマン。

齋藤
「ハコマンション VR」はダンボール製キットとスマホでモデルルームが体感できる、デジタルビューワーです。専用アプリをインストールしたスマートフォンをキットの中に入れて覗き込むと、モデルルームの室内や窓からの眺めをリアルに見ることができます。いわば自宅でモデルルームを仮想体験できるキットです。

澤江
私はモデルルームでお客さまに接する立場なのですが、モデルルーム見学に行くのはお客さまにとって敷居が高いと感じると思うのです。モデルルームが見たいという気持ちがあっても、「いろいろ営業されるんだろうな」と思ってらっしゃる方が多い。「部屋が見られるなら行きたいけれど、営業されるためにわざわざ出かけるのは面倒」という。このハコマンションがその敷居をグンと下げてくれるのではないかと期待しています。

門脇
結論からいうと、ハコマンションというのは結果でしかないんです。ハコマンションができるまでのプロセスで、まず最初にあったのは現状のマンション販売、モデルルームの問題。コスモスイニシアさんは今のこの状況をなんとかしたいという熱い思いと、面白い考え方をお持ちだったんです。「どうせ、マンションギャラリーに行っても”買って下さい”になるんでしょう」というのを排除したいとおっしゃるんですね。

中路
そうです。だから「イニシア船橋夏見」のモデルルームは、説明パネルをなくして、スタッフの服装もカジュアルにして、知りたいことがあれば聞いて下さい、というスタイルにしました。でも私たちだけでできることには限界があります。そんなとき、チームラボさんをご紹介いただいたという経緯があります。

齋藤暢儀/チームラボ カタリスト。
ハコマンション VR の企画・ディレクションを担当。

お客さまの喜ぶマンション販売のカタチを探って

澤江華子/株式会社コスモスイニシア マンション事業部 販売一部 一課 営業担当

中路
モデルルームを使った販売について、もっとこうしたらお客さまに喜んでいただけるのに、というアイデアがたくさんあって悶々としていた時にチームラボさんを紹介されました。お会いするまでは正直アーティスト的なのかなと思っていたので、お客さまを見てくれるだろうかと少し不安でした。ところが実際にお話ししてみたら、門脇さんがいちばんお客さま目線。良い意味でコスモスイニシアを飛び越えてお客さまを見てくれていたので、本当にありがたかったです。

門脇
ちょっと忌憚のない意見を言い過ぎたかもしれませんね(笑)。チームラボはアーティストだと思われがちなんですが、基本はソリューションの会社。アウトプットがたまたまデジタル的な仕掛けだったり、イベントだったりするだけなのです。企業向けなのでB to B ではあるのですが、お客さまが喜ぶことをしたい。そういう意味で、私たちの目線は常にお客さまと同じです。

澤江
ハコマンションはお客さまとの最初の接点になります。お客さまに体験していただいて、来ていただいたらさらに現実に近いものが体験できます。まず情報を最初にお渡しして、お客さまご自信で来場の判断をしてもらえる点がすごくいいと思います。実際にモデルルームに足を運んでいただいて「もっと深く知りたいんですよ」といわれて説明できるのは、理想でした。

門脇
多くの人にとってマンションっていちばん高い買い物じゃないですか。その割にモデルルームを訪れても感動が少ないんです。ですから、家族みんながそのマンションで味わえる感覚を疑似体験して感動できる、そういうものを作りたかったのです。その体験自体が、夫婦で家を語るきっかけになるのではないか、という思いもありましたね。

中路
ホームページやパンフレットにはない楽しさがありますよね。ハコマンションを私の子どもに使わせてみたんです。なにも教えていないのに、すぐに遊びはじめました。これは驚きました。

チームラボ オフィス(平成27年3月撮影)