2015.3.19
IDEE参考写真
須永
それでは「イニシア板橋浮間公園」のテーマでもある“共働き世帯が豊かに暮らせる住まい”とは、どのようなものだとお考えですか？
米山
共働き世代でも細分化して見れば、そこに暮らす方が「何が好き」で、「どのような暮らしがしたいのか」によって住まいのカタチはそれぞれ違ってくると思います。
たとえば「“お気に入りのソファー”を新しい住まいでも使い続けたい」というお気持ちがあるのなら、そのソファーを主役に住まいのコーディネートを彩ることもできます。
ソファーに合った壁紙はこれ、フローリングはこれ、などといったインテリアづくりは、結果的にお気に入りの空間へ最短距離で辿り着く方法のひとつでもあります。
市村
インテリアという枠組みを超えて住まい全体として考えても一緒かもしれません。このご家族はどのような暮らしをお望みなのかをしっかりとお伺いすることが大切だと私も意識しています。
須永
コスモスイニシアでは、そこに暮らす家族が想いのままに利用できる空間設計を心掛けています。「○○のための空間」という発想ではなく、「ここなら○○できそうだ」と、いかに皆さまに感じてもらえる工夫をたくさん設えられるか。それこそがこれからの住まいづくりのキーワードだと考えています。
IDEE参考写真
須永
最後に今回のプロジェクトに対しての思いやお考えをお聞かせください。
市村
共働き世帯をはじめ、日々慌ただしい時間に追われるなかでも、住まいに帰れば“ほっとできる”や“くつろげる”などといった『心が豊かになれる空間』を今回はIDEEさんに表現していただけたと実感しています。
米山
「自分がずっと大切にしていきたいもの」の想いをインテリアに反映できれば、よりステキな毎日を過ごせると考えています。あくまでも住まいの主役は、そこに暮らすご家族や自分自身です。「イニシア板橋浮間公園」のモデルルームにご来場いただいた方にとって、今回ご提案したインテリアが少しでも新しい生活のヒントとなれば幸いです。
Photo:Masahiro Sanbe
Styling:Naoki Morimoto (les editions IDEE)