環境のNext2010.9.29

社会課題 「都市部における環境保全と地域コミュニティの希薄」に対して、私たちが取り組んだこと

自然に触れる心地よさを通じて、
自然と人のつながりと、人と人とのつながりを育んでいく。
INITIA GREENの取り組みが評価されました。

『イニシア箕面小野原』で「2010 年度グッドデザイン賞(Gマーク)
(財団法人日本産業デザイン振興会主催)」
」を受賞いたしました。

「自然と親しむ」

土に触れ、生きた自然を身近に感じる、その豊かさ。育てた野菜をまるごと味わう、そのおいしさ。
そんな自然と親しみ、楽しく、豊かな暮らしをお届けします。

生きた自然に触れるために、屋上菜園を設けました。

コスモスイニシアが手掛ける「イニシア箕面小野原」では2009年9月から屋上菜園を通じて自然に触れていただく「菜園クラブ」がスタートしました。アドバイザースタッフとして野菜農家の方を招いて講習会を開催。苗付けや種まきからはじまる丁寧な直接指導のもと、本格的な屋上菜園が完成しました。小さなお子さまやそのご家族が自らの手で野菜を育て、収穫し、獲れたてを食べる。普段は接する機会の少ない生きた自然に触れる心地よさや、自然をそのまま食べているような素材本来のおいしさを体験していただいています。また、菜園クラブの活動やイベントを通じて入居者の方々がコミュニケーションを深める場としても機能しています。

「自然を取り入れる」

風や緑を上手に生かした、夏は涼しく、冬は暖かい住まい。木のぬくもりに包まれた心地よい住まい。
地球のやさしさを取り入れた住まいづくりを目指しました。

グリーンカーテンの設置

小規模ながらマンション内には、屋上菜園や共用廊下の壁面緑化、バルコニーに日除けシェード用フックを設置するなどの工夫を随所に取り入れています。また入居者向けにエコ講習会を実施するなど、実生活でエコを実践できる環境も整え、より現実的なエコ生活を提案しました。

「自然とつながる、気持ちがつながる」

自然を大切にする心と心のつながり、暮らしの中に人の輪が生まれる。自然と笑顔があふれる、そんなコミュニティづくりをサポートします。

菜園コミュニティだからこそ、新しい発見やつながりが見えてくる。

「自分たちで育てた野菜だけど、こんなにもおいしいものが取れるんだって感じでしたね。」Kさんご家族の奥さまは初めて収穫された野菜に満足された様子。「生で食べられる野菜は、屋上でとって台所に着くまでになくなっちゃう。」小さなお子さまがついつい食べてしまうほど、とれたての野菜はおいしいようです。「家族同士のつながりができて、みんなで仲良く楽しめます。子供にもお友達ができて、私もマンション内でお話するようになりました。」コミュニティ形成の面からも菜園クラブは大きな役割を果たしていると語っていただいたのはTさんご家族の奥さま。その他にも、屋上にあるという手軽さやアドバイザースタッフの丁寧な対応も魅力的なポイントのようです。