湿度が高く、気温以上に暑さを感じる日本の夏。そんな高温多湿な夏における国産無垢材の効果について、間伐材の活用方法、木材研究、商品開発を行っている株式会社山の加工場ネットワーク代表の横濱金平さんにお話をうかがいました。
「国産無垢材には湿度を調整する機能がありますので、湿気の多い夏季には空気中の水分を吸ってくれます。また、無垢材は肌触りがサラッとしているので、昨今の猛暑を快適に過ごすために一役買ってくれると言えるでしょう。先日も、リフォームで国産無垢材のフローリングを導入された施主様が、第一声に「ベタベタしなくて気持ちいい」とおっしゃっていました。また、木材表面の細胞にはこまかな凹凸があるので、太陽光を適度に散らし、紫外線を吸収するので、目への光の反射を軽減する、という効果もあるんですよ。」
日本の気候に適した国産材。その良さは住まわれてから実感されているという声も聞かれているようです。木自体が呼吸する無垢材は、湿気の多い夏には空気中の水分を吸って伸び、冬の乾燥の時期には水分を放出し縮みます。この無垢材の湿度調整機能は、快適で過ごしやすい空気環境をつくってくれます。さらに、触覚や視覚といった五感で感じる心地よさが、省エネや子育て環境に適した暮らしにもつながっていくのかもしれませんね。
※桧無垢三層構成材の伸縮「コスモスイニシア調べ」
上の図は無垢フローリングの水分量の変化のグラフ。図のように、冬の乾燥時期に無垢床材を貼ったところ、すぐに水分量が下がり、夏の暑い時期になるにつれ、徐々に増えていることがわかります。
現在販売中のザ・ロアハウスシリーズでは、こだわりの仕上げをお客様がお選びいただける「オーナーズチョイス」というセレクトプランをご用意しています。その中のひとつとして、木目の風合いが美しい天然仕上げの床材の選択も可能になっています(有償)。新たな試みとして、セレクトプランに国産無垢材を採用することで、より身近に、より気軽に、お客様へ国産無垢材のある暮らしをお届けしていきたいと考えています。
※オーナーズチョイスは申し込みに期限があります。
詳しくは販売スタッフにご確認ください。
天然木仕上げ(平成23年7月撮影)
(平成23年9月5日公開)