コスモスイニシア INITIA GREEN 環境への取り組み

「+GREEN PROJECT」で伝えたいこと。 その1 その2 その3

「+GREEN PROJECT」で伝えたいこと。
遊びながらエコクラブの様子(平成23年7月撮影)

前回「+GREEN PROJECT(プラスグリーンプロジェクト)」の立ち上げ期までを語っていただいたHITOTOWA Inc.(ヒトトワ)代表の荒(アラ)さんに、引き続きお話を伺いました。

マンションコミュニティとして再発見したこと。

  「+GREEN CLUB」の活動の様子を見たり、
聞いたりして感じたことについてお聞かせください。

まずは、非常に多くの方々が楽しんで参加していることに素直に嬉しく思っています。関係者の皆さんにも非常に感謝しています。そして、東日本大震災の影響も非常に強く感じています。誰もが予想していた以上に2011 年の夏は省エネやグリーンカーテン、自分で食べ物を育てることに関心が向きました。さらには、帰宅困難や子どもの安否確認などを真剣に考える中で、現代において隣人との関係がそれだけ希薄になっていて、本来はどれだけ重要なものなのかを実感した方も多かったでしょう。「+GREEN CLUB」はあくまで暮らしの楽しみとして提供したものですが、これからはよりいっそう、暮らしの中で支え合い、助け合える関係を自然に生み出す場として機能してほしいと考えています。
新たな発見と新たな可能性。

  「+GREEN PROJECT」を振り返って、環境をテーマに
した商品企画の新たな発見や課題という点ではいかがでしたか。

新たな発見としては、仮説で考えていたことを「+GREEN PROJECT」を通じて実証することができ、個人的には今後の住宅が提供すべき価値というものを再確認できたことがよかったです。都市生活は時間や場所の使い方次第で、もっと自然の豊かさを享受することができます。隣人とのプライバシーを保ちながらも普段は楽しく、困ったときに助け合うような関係性を構築していける可能性があると感じました。

「+GREEN PROJECT」の課題としては、コミュニティ提案メニューを増やしていくべきだろうということです。農業、省エネ、国産無垢材、フェアトレード、オーガニックフード、シェア、そして被災地支援など「+GREEN CLUB」の活動としてできることはたくさんあると思います。また、環境に徹底的に配慮した販売方法にも取り組んでいくべきだと考えています。

住まいが社会のためにできること。

  「+GREEN」のような商品への取り組みに対し、
今後どのようなことに期待していますか。

環境をテーマにした取り組みには、先ほども例に挙げたようにできることは本当にたくさんあります。今後は都市に生活している方々のニーズを満たすようなメニューを増やしていけるとよいのではないでしょうか。また、自然との共生、隣人との共生の他にも、ペットのいる暮らし、幅広い世代が集う暮らしの提供といった視点にも社会からの期待がありますので、新しい商品を生み出す機会になると思います。
グリーンカーテンクラブで育てたスイカ(平成23年7月撮影)
菜園クラブの様子(平成23 年7 月撮影)
菜園クラブの様子(平成23 年9 月撮影)
菜園クラブの様子(平成23年9月撮影)
遊びながらエコクラブのキャンドルづくり(平成23年7月撮影)
遊びながらエコクラブのキャンドルづくり(平成23年7月撮影)

+GREEN CLUB

イニシア練馬ブライトステージ」「イニシア練馬パークサイドステージ」の2 つの分譲マンションでは、「+GREEN CLUB」というクラブ活動を立ち上げ、自然や、エコに関わるワークショップなどを実施しました。省エネや野菜を育てる楽しみを専門家が丁寧にサポートし、自然を通じたコミュニティづくりをサポートしています。
ご入居後1 年間のコスモスイニシアからのサポートを経て、2 年目以降はご入居者が主体となってクラブ活動を継続していただくことにより、より一層マンション内のコミュニティが深まることを目指しています。

菜園クラブ
専門家の指導を受けながら、トマト・リーフレタス・長ネギなどを育てました。夏にはグリーンカーテンクラブとの交流会を行い、野菜づくりの情報交換などをしました。
グリーンカーテンクラブ
グリーンカーテンの植え方、育て方など、専門家の指導を受けながら、ゴーヤだけではなくスイカによるグリーンカーテンにもチャレンジしました。
遊びながらエコクラブ
遊びながら楽しみながら、簡単に取り組めるエコをご紹介しています。
<主なイベント>
  • キャンドルナイトに合わせた手作りキャンドル教室
  • オーガニックティーパーティー
  • マクロビオテック料理教室

菜園クラブ・グリーンカーテンクラブ担当 加藤正明さん
練馬区農業体験農園「百匁(ひゃくめ)の里」園主。野菜ソムリエ。日本ベジタブル&フルーツマイスター協会主催の第2 回ベジタブルサミットの枝豆部門で最高点で入賞。農園を運営しながら、一般の方に野菜づくりのノウハウや野菜のおいしい食べ方を指導しています。
菜園クラブ・グリーンカーテンクラブ担当 加藤正明さん
遊びながらエコクラブ担当 渡辺美帆さん
練馬区在住の環境インストラクター。産業廃棄物業界での営業・研修担当、東京工業大学への出向、教育コンサルティング会社へでのイベント企画・運営業務、コーディネート経験を重ね、現在は独立。地球環境に配慮した企業の社員教育や小学校への出張授業など幅広く活躍しています。
遊びながらエコクラブ担当 渡辺美帆さん

次回はクラブに参加されたご家族の方の声をご紹介します。


(平成23年11月21日公開)
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