コスモスイニシア INITIA GREEN 環境への取り組み

「+GREEN PROJECT」で伝えたいこと。 その1 その2 その3

「+GREEN PROJECT」で伝えたいこと。
遊びながらエコクラブの様子(平成23年7月撮影)
自然と、笑顔があふれる住まいのために。
「自然の心地よさに触れることで、自然を想う気持ちが育ち、ご入居者同士でその想いを共有できるようなきっかけをご提供する」。この想いを実際の住まいとしてご提案するために立ち上げた「+GREEN PROJECT(プラスグリーンプロジェクト)」。
自然に触れ、自然を想う住まいづくり「イニシア練馬ブライトステージ(平成22年12月竣工)」「イニシア練馬パークサイドステージ(平成23年2月竣工)」の2つの分譲マンションプロジェクトでは、「+GREEN」をコンセプトに掲げ、五感に響く心地よさをプラスした住まいづくりに取り組みました。
ご入居者の方にご参加いただくクラブ活動「+GREEN CLUB」では、グリーンカーテン、バルコニー菜園、エコイベントなどを通じて、自然に触れる楽しさを感じてもらいながら、より豊かなコミュニティをつくるサポートをしています。今回は、プロジェクト立ち上げ時のエピソードと「+GREEN CLUB」の様子を、開発者のインタビューを交えてご紹介します。
グリーンカーテンクラブで育てたスイカ(平成23年7月撮影)
グリーンカーテンクラブで育てたスイカ(平成23年7月撮影)

都市生活に自然の豊かさをプラスする。

当時、当社の担当者として「+GREEN PROJECT」に参画していたHITOTOWA Inc.(ヒトトワ) 代表の荒(アラ)様にお話を伺いました。

  「+GREEN 」というコンセプトはどのような経緯で誕生したのですか。

もともとはこの2つのマンション(イニシア練馬パークサイドステージ、イニシア練馬ブライトステージ)の周辺環境の豊かさを「GREEN」という言葉で表現したものが「+GREEN」のはじまりです。同時期にコスモスイニシアが策定した環境コンセプトと相まって、都市生活でありながら自然の豊かさも体感できる暮らし、というものへ昇華していきました。当初、自然体験を軸としたコミュニティづくりをイメージしてはいましたが、現状では想像以上に充実した取り組み内容となってきています。
遊びながらエコクラブの様子(平成23年7月撮影)
菜園クラブの様子(平成23年7月撮影)

自然と、隣人と共に暮らすライフスタイルのご提案。

  「+GREEN」ならではの特徴は何ですか。

「何と言っても「+GREEN CLUB」の活動ですね。」もちろん、ロケーションなどにも特徴はありますが、練馬にゆかりのある著名な農家や環境インストラクターの方々にクラブ活動をサポートしていただけていることが、「+GREEN CLUB」を地元に密着したより充実した活動にしていると思います。
個人的な想いとしては、都市で生活している人々は自分たちの暮らしに漠然とした迷いや不安があると感じています。それは、経済的に、社会環境的に、これだけ先行きが不安な中で、どのように生きていくべきだろうかということです。少々大げさかもしれませんが、楽観的に将来を考えている人の方が少ないのではないでしょうか。そういった時代背景で住宅を供給する会社が行うべきことは、建物といった「ハード面にとどまらない暮らし方を提供する」ことだと思います。その暮らし方の軸として"自然との共生" "隣人との共生"という、まさに現代の都市で失いかけてしまったものを、新たに豊かさとして取り入れられるようにしたのが「+GREEN」であり、その象徴が「+GREEN CLUB」です。
モニターご夫婦が育てたサニーレタス(平成23年5月撮影)
バルコニー菜園クラブで育てたサニーレタス(平成23年5月撮影)

住んで初めてわかる良さを伝えるために。

  プロジェクト計画段階で工夫した点や苦労した点を教えてください。

"自然の心地よさ"や"コミュニティのよさ"を伝えるための工夫には力を入れました。どちらもその良さを頭で理解することはできても、実感として伝わりづらいところがあります。同じようなコンセプトの他のお住まいのお客様から、住んでみてその良さがわかったと伺うこともありましたし、入居後数年経ってからコミュニティ活動の輪が広がっていったお住まいもありました。そういった住んで初めてわかることをあらかじめ伝えていくことに熱心に取り組みました。
はじめは、プロジェクトの関係者との意思疎通を図るために何度も話し合いを重ねました。また、私自身もお客様への説明会に何度もプレゼンテーションを行い、ツールの作成にも力を注ぎました。実際に、契約者の方にモニターとして、プランターで野菜づくりを行ってもらい、その様子をホームページで公開して、クラブのイメージを伝えられるよう努めました。

  販売を開始してからは来訪者の反響や様子はいかがでしたか。

「+GREEN CLUB」に関しては、当然興味のある方もいれば、ない方もいらっしゃいました。ただ、今のクラブ活動の盛況ぶりから、こういった提案に期待を寄せてくださっていた方が多かったのではないかと思っています。

HITOTOWA Inc.代表 荒昌史 アラマサフミ

HITOTOWA Inc.代表 荒昌史 アラマサフミ

平成22年株式会社コスモスイニシア退社後、HITOTOWA Inc.を設立。都市生活を取り巻く社会環境問題を解決し明るい未来を築くために、主な事業として、都市の住宅・生活関連サービス企業向けに、CSR/ソーシャルビジネスコンサルティング、都市コミュニティサポート事業を行っている。

(平成23年10月21日公開)
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