コスモスイニシア採用情報

2020.04.01

マネージャー 事業用地の仕入れ 営業 成長環境 若手

不動産の「仕入れ」の仕事の醍醐味とは?──「ツカノマノフードコート」との協業プロジェクトから見えてくるコスモスイニシアの働き方

当社の不動産事業の”始点”とも言える「仕入れ」の仕事を一手に担っている企画開発本部。そんな部署で活躍している服部・副島は、現在他社との協業プロジェクトに積極的に取り組んでいます。

昨年10月にその第1弾として、渋谷区神泉町のとあるマンションにて「ツカノマノフードコート」さんとコラボしました。

 

「ツカノマノフードコート」とは、空間マッチングサービス「RELABEL」という仕組みを活用して生まれた、期間限定のフードコートです。

新ジャンルの創造を目指すお店や、普段はお店を持たない飲食ユニットなど食のクリエイターたちに向けて、初期投資や固定費なく挑戦できる場をつくっています。

その始まりがこの神泉町でのプロジェクト。2019年10月からの約4か月間、空きマンションの1階にオープンしていました。

 

実はそのマンションは当社が新たに事業用ビルを開発するため数か月後には解体が決まっていた物件。

当社の担当者である2人がこのマンションのオーナーさまに働きかけ、解体までの4か月間ツカノマノフードコートさんへの空間の貸し出しをご了解いただき、約2000人の方が来場するプロジェクトの実現へとつながりました。

 

上司・部下の関係でもある2人。お話を伺っていくと、当社ならではの自ら機会を作り出す働き方が見えてきました。

(写真右) 服部圭(はっとり・けい)/2008年入社。
分譲戸建て・マンションの販売を経て、入社3年目から企画開発本部にて不動産の仕入れに従事

(写真左) 副島弘輝(そえじま・ひろき)/2018年入社。
入社時から企画開発本部に配属。現在服部の下でメンバーとして仕入れの仕事にまい進中

企画開発は『事業をつくる』仕事

──早速ですが、企画開発のお仕事について教えてください

 

副島企画開発は、一言でいうと『事業をつくる』仕事だと思います。収益をあげられる不動産を仕入れることがミッションですが、具体的な動き方でいうと、まず始めは主に不動産関連会社・士業・金融機関の方々から仕入れにつながる情報をいただくので、情報をいただける関係性をつくることが大事です。

 

そこで情報を得ることが出来たら、次は設計事務所さんや当社の建築部門や販売の責任者と、実際にどのような物件をつくるのか?を調整し、事業が成り立つように考えます。

 

 

──実際に仕入れにつながる情報をつかむのは非常に大変かと思います

 

服部:よく千の案件があっても事業化できるのはわずか三つと言われたりしますが…、私は取得する情報の件数うんぬんではないと考えています。

 

不動産の業界自体、情報の秘匿性が高く、情報イコール価値とされる業界でもあります。

そのため、より上質な情報を取り扱う方々、社会的に信用の高い方や資産をお持ちの方などと、いかに正式にお付き合いさせていただけるかが大事になってきます。

 

先ほど事業をつくるという話がありましたが、社内外含めそういった多くの関係者と調整を図り、社内で練り上げた事業を実際のモノに変えていくのが私たちの仕事でもあります。

 

その意味では、文字通り”企画”して”開発”していく仕事ですね。住宅地図を塗り替えるとよく言いますが、マンション・戸建・ホテル・オフィスビルなど、そこに土地や建物が存在して都市環境をより良くプロデュースできるのであればなんでも手掛けます。

──服部さんは企画開発のお仕事が長いですが、思い出深い仕事を教えてください

 

服部3年ほど前に担当した案件が印象に残っていますね。もともと戦前から存在する建物がその土地にあり、そこで事業を営んでいらっしゃったご夫婦が土地の所有者である売主さんでした。

その土地と等価交換(※)での建て替え案件で、戦前から代々守られてきた土地なので売主さんの思いも強く、描いていらっしゃる建物を再現するのに非常に苦労しました。

 

売主さんのご要望に一つひとつ応え、さまざまな困難を一緒に乗り越えて、建物が完成した時にその方がすごく感動してくださって。

「コスモスイニシアさんに、服部さんに任せてよかった」と言っていただけたことが何より嬉しかったです。仕事とは何なのかを教えていただいた、ものすごく成長につながった案件でしたね。

 

多くの困難があったからこそ、関係会社の皆さん、建設会社の方や設計者さんとは家族のような関係になりました。他の現場でお見かけしたら「また一緒にやりたいね」と言い合ったりしています。

 

(※等価交換事業・・・土地の所有者(売主)が土地を提供し、開発事業者(当社)がその土地の上に建てる建物の建築費を出資、売主が提供した土地の価格に相当する土地付き区分建物の一部を所有する形態の事業。売主が土地を手放す代わりに、それと等しい価値の区分所有権を得ることができるので「等価交換」と呼ぶ)

 

 

──副島さんは入社からもうすぐ2年になりますが、どの仕事が印象深いですか?

 

副島1年目の時に初めて自分が担当として仕入れた案件は印象深いですね。

言ってしまえばただ紙にウン億と書いて売主さんのところへ持っていくだけなのですが(笑)、自分の意志でこの金額にすると決めて社内で合意形成を図って持って行ったので、それはとても思い出深いです。売主さんが国家という少し特殊な案件だったので、なおさらかもしれません。

 

ただ、自分でハンドルを握っている感覚を得られたのは、今回ツカノマノフードコートさんにコラボレーションしていただいたこの神泉町の案件です。

1年目の時は、まだ全体が掴めていないまま、とにかく動いていた感じでしたが、今回圭さん(服部)に並走していただいて、こうすれば成約までいけるのではという実感を持ちながら動くことができました。

 

社外の方と接する機会の多い企画開発が、社内と社外をつなげる役割を果たしたい

──今回の協業プロジェクトを始めた背景を伺ってもよろしいでしょうか

 

服部実は最初は”競合”プロジェクトだったんです。

企画開発の仕事をしている中でずっと思っていたのが、1つの土地に対して、なんというか…その土地の付加価値を高めることよりも、いかに高い価格を提示して競争に勝つかという世界になっていることに少し疑問を感じていました。

甘い考えかもしれないですが、手を組んで一緒にいい事業をしませんか?という流れにしたかったんです。

 

ただ、いくつかのデベロッパーの方と話をしましたが、情報そのものが価値である中で、やはりその情報自体を共有しあうのはなかなか難しくて……。

そこで考え方を変えて、対デベロッパーという領域にこだわらず、キャパシティーを広げて“協業”にしました。

 

元々、会社の中でも常日頃から社外の方と接する機会の多い企画開発が、社内と社外の面白い案件や人同士をつなげる役割を果たすことってすごく大事なのではと考えていました。

確かにその動きは企画開発の本業ではないかもしれませんが、今当社では「Next GOOD」というミッションを掲げており、新規事業の創出にも取り組んでいる中で、新たなモノが生まれるきっかけづくりに寄与できるような文化をつくっていきたい。

 

そこで、新しいことを発想するのが大好きなひろき(副島)や、そのほか周囲のメンバーに声をかけて参画してもらうことにしました。

ひろきにとっては入社2年目で企画開発としての素養を身につけてきている中で、成長の機会としてもいいのではないかと考えたのです。

 

副島やらせていただいて本当に良かったです。

 

服部競合の方も諦めていませんが、まずは自分たちがやれる範囲で動こうと思いました。

オーナーさんにプロジェクトの社会的意義を共感いただいて実現

──ツカノマノフードコートさんとのコラボレーションはどのように実現したのでしょうか

 

副島ツカノマノフードコート主催者のお一人である溝端さんとは、もともと知り合いだったんです。

フードコートの構想自体は2年ほど前からあったらしいのですが、そもそもそれを実現できる物件がとても少なくて。

 

神泉町で実現できたのは、今この建物の所有者であるオーナーさんがツカノマノフードコートに対して社会的意義のある面白いプロジェクトということで共感されて、解体までの期間無償で貸してくださったからなんです。

 

出店する間、コスモスイニシアの副島がきちんと責任もって周辺の住民の方にもご理解いただいたうえで管理するということをお約束して実現しました。

 

 

──無償で貸してくださるってすごいですね

 

服部そのオーナーさんはシェアキッチンやオフィスを手掛ける会社を経営されていて、実はうちのOBがその会社で働いていたんです。私の同期なのですが(笑)。

実際にその元同期が色々と動いてくれたこともあり、実現しました。コスモスイニシアと価値観が似ている会社さんだったのも大きかったと思います。そういった繋がりがものすごく活きる仕事でもありますね。

 

副島実は、そのOBの方やそのほか違う業界で活躍されているOBOGの方と当社の若手をツカノマノフードコートに招いて、「卒業後(※編集注:当社では退職のことを卒業と呼ぶ文化がある)、どんなキャリアを歩んでいるのか」「卒業後に感じるコスモスイニシアのいいところ・わるいところ」などをテーマとしたトークセッションも開催しました。

嬉しいことに30名以上の方に集まっていただいて、OBOGの方と若手がカジュアルに交流できる貴重な機会になったのではと思っています。

 

服部いい場だったよな。

 

副島はい。少し話が逸れてしまうかもしれませんが…、このプロジェクトを実際にやってみてとても良かったのが「意志があればできるんだ」というのを実感できたことです。

 

実現できるのか不安もある中で、諦めず動けばできるという経験ができたというか。社内報にも今回のこのプロジェクトについて掲載させていただいたのですが、記事を見ていいね!と言ってくれる方も多くて、やってよかったなあと感じています。

関係者全員の利益を本気で考えて仕事する文化

──協業プロジェクトの今後の展望はいかがでしょうか

 

副島:まずは社内からと思っています。やはり違う部署の人や、それこそ同じ部署の人ですら何をやっているのか、どんなつながりを持っているのか、私自身もそうですが知らない人がたくさんいると思っています。

まずは身近な人とのパイプを太くしていって、そこから社内と社外のつながりにつなげていきたいです。

 

服部:今は企画開発の中でのつながりに留まっていますが、もっと会社全体が持っているリソースを生かすような動きをしたいですね。

まだまだ出来ることがたくさんあると思っています。

 

 

──最後に、企画開発の仕事の醍醐味をお聞かせください

 

副島:正直まだ分からない部分も多いです。ただ、やっぱりどこまでいっても人と人との仕事だと感じていて。

 

相手の方がやって欲しいことを先回りして動いて、それがその方に伝わった、お互いにとって気持ちよく成果につながったと感じたときにやりがいを感じます。

そしておそらく、一担当として物件の竣工や引渡しになったときに本当にその醍醐味を実感することができるのだろうなと…。今から楽しみです。

 

服部:最近思うのは、社内外の方の信頼がすべて自分自身の仕事の仕方で決まってくる、信頼を勝ち得るということを一番体感できる仕事なのではないかと思っています。

さまざまな方が関係者としていらっしゃる中で、コスモスイニシアの○○さんだからと名指しで任せていただける。

担当個人もそうですし、「相手を思いやりながらきちんと安心いただける取引をする」というコスモスイニシアの仕入れの文化を評価・信頼していただけているのだと思っています。

 

うちのメンバーは、当社の利益だけでなく、売主さま、取引先の方、関係者全員の利益を本気で考えて仕事しています。

たとえ当社がリスクを抱えてもノウハウがあるので対処もできる、責任をもって世の中のために仕事しているという自負がある。それは先輩方から受け継ぎ、培ってきた当社の強みですね。

 

<次回予告>

「ツカノマノフードコート」プロジェクトのディレクターである株式会社NODの溝端友輔さんにお話を伺います。当社の副島も交え、空きビル活用の可能性を熱く語っていただきました。ぜひご覧ください!

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取材・編集

人事

柏木遥

2015年入社。中途採用・研修育成担当を経て、現在人材・組織開発領域を担当