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東京大学・コスモスイニシア・生活者による共同研究の集大成
『「自然のちから」で心地よさをつくる、太陽と風と木の家』
「東京デコルテ グローイングヒルズ【ココラボモデル】」2棟
9月下旬より販売開始
平成22年9月10日
 株式会社細田工務店(本社:東京都杉並区、社長:阿部憲一)と株式会社コスモスイニシア(本社:東京都千代田区、社長:高木嘉幸)は、産学民共同の研究活動「ココラボ2008」の研究成果をもとに開発・設計された、パッシブ設計による環境共生住宅「東京デコルテグローイングヒルズ【ココラボモデル】」2棟の販売を2010年9月下旬より販売を開始いたします。

 「ココラボ2008」とは、2008年6月から11月までの半年間に渡り、「人に、環境に、やさしい家」をテーマに、東京大学大学院難波研究室・木質材科学研究室・前研究室とディベロッパーであるコスモスイニシアが協同し、一般の生活者からのご意見も反映しながら展開した、住空間の新たな可能性を見出すための産学民共同の研究活動です。「ココラボ2008」の終了後、産学の関係者にて「ココラボモデル環境共生住宅建設委員会」を組織し、細田工務店が東京都八王子市で開発中の大規模戸建住宅プロジェクト「東京デコルテ グローイングヒルズ」(総区画数79区画)の街区内において、研究成果をもとにした戸建住宅の建設を進めてまいりました。そして、このたび、『「自然のちから」で心地よさをつくる、太陽と風と木の家』をコンセプトとした環境共生住宅【ココラボモデル】として2010年9 月下旬(予定)に建物2棟を竣工し、販売活動を開始いたします。
 今回の【ココラボモデル】では、いわゆる「エコロジー住宅」に多く採用されているオール電化や太陽光発電といった設備機器をただ搭載するという考え方ではなく、太陽や風といった「自然のちから」を住宅内に上手に取り入れ、使うことで心地よさをつくる「パッシブ設計」という考え方に基づき、東京大学の研究室が周囲の地形や街並み全体の風の流れや建物の形状などのシミュレーションを重ね、その結果を設計に反映させました。
 なお、販売価格は6,000万円台(1,000万円単位)を予定しており、販売にあたっては2010年9月19日(日)、20日(月・祝)、23日(木・祝)、25日(土)の4日間、現地にて一般のお客様を対象とした体感セミナーを開催(事前予約制)し、『「自然のちから」で心地よさをつくる、太陽と風と木の家』を体感していただきながら販売を進めてまいります。


●『「自然のちから」で心地よさをつくる、太陽と風と木の家』
「東京デコルテ グローイングヒルズ【ココラボモデル】」の主な特徴


1.省エネ
庇(ひさし)による室内温度 コントロール/外断熱工法/通気層の設置による断熱性能の強化/屋根への蓄熱を抑える「クールルーフ」/床下の蓄熱コンクリート


2.素材
構造体に国産無垢材を使用/シックハウス対策/乾式工法によるリサイクル対応
3.外環境
通風シミュレーション+風洞実験による袖壁/落葉樹による日射コントロール
4.住空間
家族のコミュニケーションを育む吹き抜けの大空間/可変性の高い空間設計/自由度の高い内部プランニング
5.街並み
街区の風を有効に取り入れる設計/視覚的な環境共生の街並み/街全体に施された緑による微気候の良化



●東京デコルテ グローイングヒルズ【ココラボモデル】間取り図

A棟 おおらかな空間も開けた空も手に入れる家。
ゆったりとした約21.4帖のリビング・ダイニングは陽当たりのよい南向き。上部の大きな吹抜けが住まい全体の開放感を高めています。南向きに面した大開口とつながったテラスは、夏の陽射しをカットする庇と風を呼びこむ袖壁を備え、アウトドアリビングとしても活用できる一体感のある空間です。

敷地面積/234.77m2(約71.01坪)
建物延床面積/117.58m2(約35.56坪)
1F 69.56m2(約21.04坪) 2F 48.02m2(約14.52坪)

※画像をクリックすると拡大図が表示されます。

  • <その他仕様>
  • ●構造材:JAS(日本農林規格)規格適合材使用
  • ●ミストサウナ
  • ●フルオートバス
  • ●エコウィル
  • ●リビング・ダイニング床暖房
  • ●ALLペアガラス
  • ●キッチン タッチレス水栓
  • ●食器棚標準装備
  • ●蓄熱層(1階床下 ※一部除く)
  • ●設計・建設住宅性能評価取得

B棟 人と人との心地いい間合いを生む重なり合う開放空間の家。
家族の居場所がらせん状につながっていくスキップフロアの住まいです。開放的なリビング・ダイニング、広々としたキッチン、納戸スペースや明るい地下の収納スペースなど。動線によって視点が次々と変化し、目で見て感じる楽しさにあふれた空間構造です。階段や壁は空間を区切らずに、開放感と一体感のある工夫が施されています。

敷地面積/197.90m2(約59.86坪)
建物延床面積/118.41m2(約35.81坪)
1F 69.56m2(約21.04坪) 2F 48.85m2(約14.77坪)

※画像をクリックすると拡大図が表示されます。

  • <その他仕様>
  • ●構造材:JAS(日本農林規格)規格適合材使用
  • ●ミストサウナ
  • ●フルオートバス
  • ●エコウィル
  • ●リビング・ダイニング床暖房
  • ●ALLペアガラス
  • ●キッチン タッチレス水栓
  • ●食器棚標準装備
  • ●蓄熱層(1階床下 ※一部除く)
  • ●設計・建設住宅性能評価取得
●東京デコルテ グローイングヒルズ【ココラボモデル】物件概要
HP:http://www.hosoda.co.jp/cocolabo/

■所在地 A棟: 東京都八王子市堀之内字26号3038番62
B棟: 東京都八王子市堀之内字26号3038番61
■交通 京王相模原線「京王堀之内」駅徒歩10分(*タウン入口)
■地目・用途地域 宅地/第一種低層住居専用地域、第一種高度地区、越野・堀之内地区地区計画
■建ぺい率/容積率 40%/80%
■規模・構造 木造軸組工法2階建
■販売予定時期 平成22年9月中旬予定
■販売予定価格 6,000万円台(1,000万円単位)
■竣工時期 平成22年9月中旬予定
■入居時期 平成22年11月予定
■売主 土地・建物売主、建物販売代理/(株)細田工務店
建物売主/(株)コスモスイニシア
■お問い合わせ 東京デコルテ モデルハウス 0120-374-550
営業時間/午前10時~午後6時(毎週火・水曜日定休)


●東京デコルテ グローイングヒルズ【ココラボモデル】分譲区画図

東京デコルテ ココラボモデル「建売分譲住宅」


●ココラボモデル環境共生住宅建設委員会 構成メンバー

難波和彦(なんば・かずひこ) 難波和彦+界工作舎 代表
地球環境を持続させるような都市や建築のデザイン「サステイナブルな(持続性のある)デザイン」をテーマに、『ココラボ2008』にパートナーとして参加。サステイナブルの視点で、家族の時間変化に対応でき、環境に調和しながら豊かに住み続けることができる住まいを研究している。代表作に「箱の家シリーズ」など作品多数。

稲山正弘(いなやま・まさひろ) 東京大学大学院木質材料学研究室 准教授
木を使った建築空間の研究・開発において高い評価を得ている木質構造家。木の魅力と可能性を追求し、安全かつ独創的な木造建築空間を生み出し、日本の木造文化の継承・発展に貢献できることをめざしている。

前真之(まえ・まさゆき) 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 准教授
住宅におけるエネルギー消費の実態とその省エネの可能性がメインテーマ。建築研究所在職時に開発した給湯・コジェネの評価は住宅事業主基準としてまとめられ、住宅版エコポイントの評価ツールとして広く用いられている。現在では、地域の気候に根ざし、快適性と省エネ性が両立された省エネ住宅の望ましい姿を探し求めている。

赤嶺嘉彦(あかみね・よしひこ) 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 特任助教
住宅における自然通風の有効活用をテーマに研究を実施。実測や風洞実験・コンピューターシミュレーションなどの専門技術を駆使し、地域や周辺状況に応じた通風計画指針の構築を目指している。現在は、通風以外にも、暖冷房や太陽熱利用など、住宅の設備環境全般を視野に研究を進めている。

真壁智治(まかべ・ともはる) エム・ティ・ビジョンズ 代表取締役
プロジェクトプランニングオフィス「M・T・VISIONS」代表取締役。プロジェクトプランナー。広汎な知己力と旺盛な創像力を駆使して、戦略的視点に立つ都市、建築、住宅分野のプロジェクトプランニングに取り組む。あわせて、「カワイイパラダイムデザイン」「ナイーブ アーキテクチャー」などの解明・研究にも取り組む。


■株式会社細田工務店
本社 東京都杉並区阿佐谷南3-35-21
代表取締役社長 阿部憲一
資本金 68億2,059万円
事業内容 自社分譲住宅事業/法人提携分譲事業(共同分譲事業)/法人受注建築事業/注文建築事業/リフォーム事業/収益不動産事業/賃貸事業

■株式会社コスモスイニシア
本社 東京都千代田区内幸町1-3-2
代表取締役社長 高木嘉幸
資本金 50億円
事業内容 不動産販売事業/不動産賃貸事業/不動産仲介事業