| 本プロジェクト『グランフォーラム宮崎台 桜の邱』は、川崎市が推進する「地域緑化推進地区」に初めて指定され、緑豊かな環境が住民自らの手によって永続的に維持される仕組みを持ちます。また、街区独自の「建築協定」および「緑地協定」をも併せて取り入れることにより、個人の所有する建物や庭などにも美観が維持される仕組みを持たせました。これらの取組みが高次元で融合した大規模戸建てプロジェクトとなります。 |
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【電線の地中埋設化】
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| 爽やかな青空と、のびのびと広がる街路樹は大切な景観資源。良好な街並み景観を阻害する電柱を開発区域内全域で地中埋設いたしました。 |
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【効果的な景観計画と土地利用計画】
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| 住民を迎え入れるエントランスやコーナーに緑地を配し、視線の抜けるその先にまとまった緑の公園が設置されています。公園は洪水時の貯水槽も兼ねており、良好な景観を形成しながらも、雨水対策にも効果的な施設として計画されております。 |
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【ゆらぎ植栽】
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マクロの視点で考えられた緑地と公園の関係を補完するように、各街区内道路に住宅と外構のファサードとそれらを象徴する街路樹によって個性的なストリートスケープが創られています。
整い過ぎた冷たい道路景観とならないよう街の「辻」やコーナーには大きな樹木などで充実した修景(※3)を行い、それらを結ぶ直線部には人間味を感じさせるランダムな『ゆらぎ植栽』を新しく提案いたしました。
※3: 都市計画・道路計画などで、周辺景観と調和させ又は改良し、新しい景観を創りだす為の植栽や施設を整えること。 |
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【原風景の再生】
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| 元々この地に生息してきた樹木を可能な限り保存して公園や緑地に移植しました。特に街区内の南北幹線道路に、『グランフォーラム宮崎台 桜の邱』の象徴であった桜を、東西幹線道路に、駅からつながる見事な街路樹である欅をそれぞれ植え、この地に愛されてきた土地の記憶を再生しています。 |
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【周辺地と馴染む徹底した景観計画】
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造成上やむをえず発生する敷地外周の擁壁は仕上げを施し可能な限りセットバックいたしました。
擁壁の足元部分には柔らかな風合いを持つ自然石砂岩の植栽帯などによって圧迫感の無い修景を施し、計画地周辺を歩かれる地域の方にも配慮しています。 |
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