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| 長期開発型大規模分譲マンション向けに、証券化による開発資金調達手段を構築。 港区の超高層マンション開発で、約105億円の資金調達を実現。 |
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| 平成14年6月14日 | |
株)リクルートコスモスは、大和証券SMBC(株)、(株)三井住友銀行、及び みずほアセット信託銀行(株) (本年4月に安田信託銀行(株)が社名変更)と共同で、長期開発型大規模マンションの開発資金を証券化により調達するスキームを構築いたしました。
単独の大規模分譲マンション開発に関して 証券化スキームによる資金調達の例はなく、従来 金融機関からの長期借入れにて開発資金を調達するのが一般的でしたが、本スキームを活用することで
開発中の分譲マンションを証券化し、資金を市場から直接金融することが可能となります。 第一弾として、港区港南3丁目で計画中の超高層マンション「品川タワープロジェクト(仮称)」(地上40階・総戸数約600戸、開発期間約3年半)において、開発資金約105億円の調達を予定しております。
今回 SPCが発行する特定社債は、証券化による分譲マンション開発資金調達で一般的な開発や販売の事業リスクに対する損害保険会社の保証を付さずに、「A」及び「BBB」の投資適格格付を取得する予定であります。これは、当社の首都圏マンション分譲事業における年間5,000戸超の引渡実績や未契約の期末完成在庫を3期連続ゼロとした販売実績などを評価いただいた結果、各スキーム参加者が応分のリスクを引き受ける体制としたことで実現したもので、これにより高水準の投資適格格付による低利率の特定社債発行を予定しております。 なお、設立したSPCは、慈善団体が株主となりケイマン諸島に設立したケイマンSPCが全普通株式を所有する、資産流動化法上の特定目的会社であり、当社との資本関係が完全に遮断されることに加えて、スキーム上 不動産信託を活用し信託銀行が事業主体となることにより、調達した開発資金は当社財務からの完全なオフバランス化が可能となります。 また、当社では 大規模分譲マンションにおける開発資金の調達に関して、平成12年3月 三井住友銀行と共同で日本初となるノンリコースローンによる開発資金調達スキームを構築し、東西の大規模プロジェクト2物件で採用しておりますが、大規模開発では開発期間が長期に渡るため、今回さらに、開発資金をオフバランスし、財務体質の強化を図ったものであります。 ◆スキーム概念図◆ ![]() ◆ 証券化スケジュール ◆ ・予備格付け取得:2002年 夏(予定) ・社債発行:2002年 秋(予定) ◆ 「品川タワープロジェクト(仮称)」概要 ◆ ・所在地:東京都 港区 港南3丁目8番2(地番) ・敷地面積:6,886.45m2 ・構造・規模:RC造(一部SRC造)/地上40階・地下3階建 ・計画戸数:約600戸 ・着工時期:2002年 夏(予定) ・竣工時期:2005年 春(予定) ・販売時期:2002年 秋(予定) |
