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≪2009年10月07日≫
10. 7.(Wed)  石田 遼  
建物と都市

こんにちは、石田です。
暦は10月になり、秋は深まり、大学は新学期に入りました。

そして私事で恐縮ですが、僕にとっては9月末から一年間のパリ留学が始まりました。パリに来て2週間、少しこちらの生活にも慣れてきたので今回はパリの住まい方について面白いと思ったものを紹介したいと思います。

下の写真ははパリでよくみる集合住宅の主な2つのタイプです。

1007-1.JPG1007-2.JPG

左は”パリ”と言ったときに一般的に思い浮かべる建物だと思います。このような建物は道路ぎりぎりまで建っていて、建築が都市と密接な関係を作り出しています。一方右の写真の建物は道路から少し離れて空地をとり、また日射を最大限にするために角度を振っています。日本の団地に近いようなタイプです。住宅内部の環境としてはこちらのほうがいいのではないでしょうか。

しかし数としては左のタイプが大半です。かなり交通量の多い通りであっても通りから引きをとらずに堂々とベランダを向けているのを見ると住宅の居住環境と都市への構えの比重が日本とパリとでは違うのではないかと感じます。

別の言葉でいえば”建物が街を作る”という意識が日本よりも強く働いているのだと思います。聞くところによるとパリでは土地の所有者がそれを売る場合、まず国がその買い取りの優先権を得るそうで、ここからも都市に対する考え方が日本とはだいぶ違うのだということが伺えます。

逆にパリの人々は都市に住まう特権を謳歌していて、天気のいい日には運河沿いや公園で我が家のように過ごしている人々がたくさん見られます。

都市と家の結びつきの強さを示す最たる例として下の写真のような”家”があります。

1007-3.JPG

セーヌ川沿いに停泊した船は家として使われているものがたくさんあり、きちんと住所も持っているそうです(!)いかに都市に住まうのか、という問いかけに対するひとつの究極の答えかも知れません。

さて、このように見てみると住まい方を考えることはとりもなおさず都市の姿を考えることであることがわかります。今、わたしたちが考えているのは住まい方が変わったときの1つの住宅の姿の変化ですがその変化はいずれは都市の姿を変えるような力を持っているに違いありません。

ココラボ2009は4ラウンドも終わりに近づき、いよいよ佳境に入ってきました。パリにきて少し距離を置いて考えると自分たちがしていることの可能性の大きさに気づかされました。僕自身は今までよりも少し離れた所から関わることになってしまいますが、ココラボ2009、最後まで応援よろしくおねがいします。

パリより石田

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