研究室ブログ COCOLABO BLOG

アーカイブ
2006
2007
2008
ここがみんなの会議室。コメントで参加するココラボ2009!「デキゴトが生む家 みんなの脱・n+LDK会議」
あなたのコメントから、あたらしい家、あたらしい暮らしが生まれます。
<< August,2009 >>
SMTWTFS
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
8.21.(Fri)  佐藤 隆志  
設計のオープンシステム

ココラボワークショップやお盆休みも終わり、今日からココラボの研究も新しいフェーズへと入っていきます。1st Round、2nd Roundでは私たちが家の中でする行為を分析し、その分析から導かれた行為のまとまりをもとに、具体的な間取りを提案してきました。アンケート調査ではさまざまな意見や感想を頂きました。そこで今日はアンケートの中で多く寄せられた質問にお答えしたいと思います。

もっとも多かった質問は、行為のリストアップとその重ね合わせに関するものでした。「どういう基準で行為を決めているのか?」、「なぜ○○と△△の行為が同時にできるの?」といった質問が多くありました。

私たちは今年の研究を始めるにあたって、まず私たちが住宅の中でする行為をできる限りリストアップしてみました。するとその数は何百という数にのぼったのです。その中から各研究で設定した家族像にあった行為を100個選び、それらの重なりをひとつひとつ検証していきました。

ここで重要なことは、行為のリストアップの仕方やその重なり方は一意的ではない、ということです。同じ家族形態でも、個人の性格や考え方の違いによって住宅の中でする行為、あるいはその重なりは全く異なったものになります。したがって私たちが提示してきた分析は単なる一例であると言うことができるかもしれません。

しかしこれは逆に言えば、この設計プロセスが非常にオープンであるということも意味しています。分析過程とそこから導かれた空間を明示することで、ユーザーの方がそのプロセスに参加することが可能になります。例えば提示された空間に違和感を感じたら、その空間を導き出した行為の重なりに遡り、空間を変えることができるのです。

一般的なマンションでは、その設計プロセスをユーザーが知ることはできません。マンションの住戸はすでにある空間としてユーザーに提示されるのです。したがってユーザーにはその空間を受け入れるか拒否するかの選択しかなく、空間がつくられていくプロセスに参加することは難しいと言えます。

私たちは、行為の分析によって設計プロセスを明示することで、設計者からの一方的な供給ではない、設計者とユーザーとの双方向な関係を築きたいと考えています。ですから「こんな行為が足りないんじゃないか」、「私なら○○と△△は一緒にするのに」といった意見を頂くと嬉しく思います。そうした議論からよりよい空間を生み出していけたらと思っています。

これからもたくさんの意見をお寄せ頂けると嬉しいです。

コメントを投稿
コメントはブログ管理者の確認後の掲載となります。予めご了承ください。

ブログメンバー

石田 遼
「体を動かすことが好きです。最近運動不足ですが・・・。ゴルフは特にうまくありません。」
プロフィールを見る

チャン・ドゥエジン
「シンガポールから日本の建築を勉強しにきました。最近はじめて自分の自転車を買いました。」
プロフィールを見る

ケラマン理菜
「まったく日本人の顔をしているのに漢字と敬語が苦手な日本人です。」
プロフィールを見る

黒田 真悠
「よくネガティブだと言われますが、自分では後ろ向きではなく内向きなのだと理解しています。」
プロフィールを見る

佐藤 隆志
「日々イエスマンになろうと努めていますが、なかなかうまくいきません。」
プロフィールを見る

福田 浩士
「お酒は弱いけれど、大好きです。」
プロフィールを見る

ツィー・チャン
「中国の清華大学からきました。芸術とデザインを学んでいました。今は東京大学の研究生です。」
プロフィールを見る

舟久保研究員
「30歳を過ぎ、ようやく物が片付けられるようになりました。」
プロフィールを見る

春田研究員
「全体的に細長いんです。まだまだ成長中です。いろいろな意味での自分の成長も期待しています。」
プロフィールを見る