研究室ブログ COCOLABO BLOG

アーカイブ
2006
2007
2008
ここがみんなの会議室。コメントで参加するココラボ2009!「デキゴトが生む家 みんなの脱・n+LDK会議」
あなたのコメントから、あたらしい家、あたらしい暮らしが生まれます。
<< July,2009 >>
SMTWTFS
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
≪2009年07月≫
7.27.(Mon)  佐藤 隆志  
移動可能な居住空間

こんにちは、佐藤です。

今回は移動可能な居住空間についてのお話です。私たちは普段建物の中で生活していますが、建物でなくても、私たちが生活できる空間を持つものもあります。例えばヨットやキャンピングカーなどには、トイレやキッチンが備え付けられており、食料や燃料などの供給があれば何日でも生活できます。内部のしつらえもほとんど普通の住宅と変わりません。しかし、ヨットやキャンピングカーなどは正確には建築物ではありません。というのも建築基準法では、「建築物」について以下のように定めているからです。

建築物 土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの

つまり移動させることができるものは、いくら人が生活できでも建築には当たりません。しかしヨットやキャンピングカーには、移動可能だからこそ持つある特徴があります。それは極限までコンパクトであるということです。移動可能であるためにはそもそも動かせる大きさでなくてはなりませんし、移動にかかるコストや時間を最小限に抑えなくてはいけません。そこでコンパクト化という要求が生じてきます。例えばキャンピングカーは定められた大きさ以下でないと、道路上を走ることができません。このためヨットやキャンピングカーにはコンパクト化のための知恵がたくさん詰まっているのです。最小限の空間を持つ移動可能な居住スペースというのは、ある意味コンパクトな住宅の理想の姿かもしれません。

0727.jpg

上の写真はオランダのアムステルダムの運河と両岸に係留されたハウスボートと呼ばれる船の写真です(ハウスボート博物館HPより)。アムステルダムは運河が張り巡らされた都市で、今も船で暮らすという文化が残っています。かつて船上生活は貧しいアウトサイダーの暮らし方を意味していましたが、今では優雅な生活のステータスとなっています。アムステルダムのハウスボートには、電気、ガス、電話、上下水道などのインフラが整備され、郵便物も届くそうです。水の上で暮らしながら気が向いた時に家ごと旅に出る、なんて気ままな生活を送ることができるのです。

7.23.(Thu)  黒田 真悠  
モノのある風景

0723-1.JPG

こんにちは、黒田です。皆既日蝕、雨で見られなくて残念です。

今回は「モノ」をテーマに設計をすすめてきたので、ちょっとそれについて書きたいと思います。(ちなみに上の写真はモノに溢れた僕らのブースです笑)グループインタビューでもわかったのですが、現代の住宅に置いてもっとも問題となるのがモノをどう収納するかという問題だと思います。

実はここでテーマを「収納」ではなく「モノ」とあえてしたのにはわけがあります。今までの家ではリビングなり個室なりに収納が付属していて、モノはそこにしまわれるという形をとっていました。極論するなら、モノというのは、必要でないとき、基本的には邪魔者であり、それをどうやってしまうかということが問題だったのではないかと思います。

でも考えてみれば私たちが普段する行為のほとんどはモノに関わっている訳ですよね。今の生活の大部分を形作る「モノ」に対して、そのような消極的な姿勢でいるのはどうなのかという疑問があって、そこで今回はただ「収納」するのではなく積極的にモノがある風景、モノから決まる間取りを描けないかと考え「モノ」というテーマにしました。

僕らは今回2つの案を考えましたが、実はこのテーマは全体を通底するテーマでもあります。なので、みなさんも僕らの作った案を参考にしていただき、ちょっと「モノ」という観点から家を見直してみると新しい発見があるかもしれませんね。

コメント(0)│コメントを書く
7.21.(Tue)  石田 遼  
家族ゲーム

0721-1.JPG

こんにちは!石田です。
最近暑くなってきたせいで気持ちがソワソワして落ち着きません(笑

そんなわけで今日はちょっと本筋を離れて最近見た映画の話をしたいと思います。
『家族ゲーム』という映画で、1983年森田芳光監督の作品です。当時非常に話題を呼んだ作品で、今でも傑作と名高いので見たことのある方も多いのではないでしょうか。

高校受験を控えた息子のために雇われた風変りな家庭教師の出現によって家族が次第に変化していく様子が描かれるのですが、非常に個性的なシーンが多く引き込まれます。例えば、松田優作演じる家庭教師は家族の住む川沿いの団地になぜか毎回船でやって来ます。主人公の兄はガールフレンドのうちに遊びに行くとなぜか居間を通った後にエレベーターに乗って彼女の部屋に着きます。

そしてなんといっても最も鮮烈なのは食事のシーンです。家族は細長い机に一列になって競争するように食事をします。(今回の写真はその様子を再現したものです。夏バージョンで浴衣にしてみました(笑)作中ではBGMが一切使われないため食器の音が不自然なほど大きく鳴り響きます。このシーンは『家族ゲーム』という一瞬ぎょっとするような題名を最も象徴するものだと思います。

登場人物はみなちょっと奇妙で、各場面は学校や家庭の持つ不条理さを最大限にデフォルメした形で展開されます。そのため作品はいわゆる“シュールな笑い”で溢れるのですが、その裏には常に現実の世界の持つ異常性が隠れています。

映画というのはまさに人の行為の重なりのつくる“デキゴト”を映像にしたものといえます。今後も今年のテーマに合った面白い映画があったら紹介したいと思います。

7.17.(Fri)  舟久保研究員  
2ndラウンド「いろいろなデキゴトから考える」のスタートです!

みなさん こんにちは!
本日、2ndラウンド 「いろいろなデキゴトから考える」がサイトにUPされました!

前回は、デキゴトからどんな空間が考えられるか について考えましたが、
今回も引き続き、違う切り口で、デキゴトから空間を考えていきたいと思います!

いろんなパターンの生活を見ていくと、デキゴトのバリエーションが次々と現れてきます。
まだまだたくさんの住空間のバリエーションが生まれそうですね!
2ndラウンドも、ぜひ、ご期待ください!

本日、早速 研究No.5 「モノとのかかわりから考える」が発表されています!

皆さんも、ぜひ研究に参加して、ドシドシご意見・ご感想をお寄せください!

コメント(0)│コメントを書く
7.14.(Tue)  春田研究員  
範囲と大きさ

0714-1.JPG

こんにちは!
いつも心にワクワクを!
ワクワクしながら今年の研究を楽しんでいる春田です!

今年のテーマはデキゴトが生む家!私たちのいつもの行為に着目して、行為から空間を考えていきます。皆さん今までの研究はご覧いただけましたでしょうか?そして、それぞれの研究から生まれた空間はどれも非常に大きく感じませんか?行為の関係を考えてみるとこんなにも空間が大きくなる?!そんな可能性をこの研究では感じることができます。


さて、この研究が始まってから自分の生活が気になっています。
というのも私自身が新しい部屋に住み始めて数カ月、行為の範囲と空間の大きさについて考えているからです。今回のブログでは研究と自分の生活からなんとなく考えたことについてお話しようと思います。

数カ月前から80㎡3LDKに一人で住み始めました。以前私は20㎡のワンルームに住んでおり、その前は実家で家族と暮らしていました。家(暮らし方)の違いと行為について考えると家の中での行為/モノに明らかな増減があることに気が付いたのです。

まず実家から20㎡に移った時です。
・TVをやめました。部屋にはTVもなくノートPC1台で暮らしていました。
・食事をやめました。食事はほとんど外で食べていました。
・料理はしませんでした。実家でもしていませんでしたが、食器すらありませんでした。
・ベッドをやめました。寝るのをやめた訳ではなく、布団にしました。
このときの生活は福田くんのブログにある様にいろいろな機能を外に出していたように思います。

次に20㎡から80㎡に移った時です。
・TVをたまに見ています。TVを買いました。ノートPCは変わらずですが。
・家で食事をとっています。独りテーブルで食事をしています。
・料理を始めました。コンロには火が灯っています。レンジもかかせません。
・ベッドを買いました。よく眠っています。
・お風呂に長く入っています。読書や半身浴をしています。
・パーティをしています。友人をよく呼ぶようになりました。
・部屋を飾っています。緑や小物を並べてみました。
・筋トレをしています。腹筋や腕立て伏せなどです。
・ルームシェアを始めました。同居人の洗濯は私がしています。
今は家にいる時間を忙しいと感じていますし、まだ空間を使いきれていません。

さてさて、ポイントは○○㎡の部屋だから△△をしよう!と考えていた訳ではないこと、実家でも20㎡でも窮屈だと感じていなかったことです。つまり、自分のする行為のバリエーションとそれを行う場所が異なるだけなのだと思います。そして、部屋の中だけの行為から考えると(20㎡から80㎡に移った時に顕著ですが)、自分の行為の範囲と部屋というフレームとのズレや余白が少なからず行為を誘発し、行為の場所を誘導すると思います。

また、行為の範囲より部屋のフレームが大きいときにできる余白を「余裕」とすれば、その余裕があることは新たな行為を誘発するという意味で豊かだと言えるでしょう。行為の関係を考え、重ね合わせてみれば空間に余白ができ、同じ大きさでより豊かな空間となるかもしれません。

行為やライフスタイルを見つめてみると、自分にとっての家や部屋に対する豊かさや心地よさに気がつくかもしれませんよ。

あるユーザーを想定し、行為から空間を考えてみる。
この研究ではまだまだ興味深い結果が出てきます!
みなさんご期待ください!!

1 | 2 |→
ブログメンバー

石田 遼
「体を動かすことが好きです。最近運動不足ですが・・・。ゴルフは特にうまくありません。」
プロフィールを見る

チャン・ドゥエジン
「シンガポールから日本の建築を勉強しにきました。最近はじめて自分の自転車を買いました。」
プロフィールを見る

ケラマン理菜
「まったく日本人の顔をしているのに漢字と敬語が苦手な日本人です。」
プロフィールを見る

黒田 真悠
「よくネガティブだと言われますが、自分では後ろ向きではなく内向きなのだと理解しています。」
プロフィールを見る

佐藤 隆志
「日々イエスマンになろうと努めていますが、なかなかうまくいきません。」
プロフィールを見る

福田 浩士
「お酒は弱いけれど、大好きです。」
プロフィールを見る

ツィー・チャン
「中国の清華大学からきました。芸術とデザインを学んでいました。今は東京大学の研究生です。」
プロフィールを見る

舟久保研究員
「30歳を過ぎ、ようやく物が片付けられるようになりました。」
プロフィールを見る

春田研究員
「全体的に細長いんです。まだまだ成長中です。いろいろな意味での自分の成長も期待しています。」
プロフィールを見る