研究室ブログ COCOLABO BLOG

アーカイブ
2006
2007
2008
ここがみんなの会議室。コメントで参加するココラボ2009!「デキゴトが生む家 みんなの脱・n+LDK会議」
あなたのコメントから、あたらしい家、あたらしい暮らしが生まれます。
<< July,2009 >>
SMTWTFS
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
≪2009年07月03日≫
7. 3.(Fri)  黒田 真悠  
小説と空間

はじめまして、難波研究室の黒田真悠です。
僕は本を読むのが好きなので、ちょっと脇道にそれるのですが,今日は家や家族に関する小説の話をしたいと思います。

みなさんは家や家族に関する小説と聞いて何を思い浮かべますか?僕は月並みですが吉本ばななの「キッチン」が思い浮かびました。「キッチン」には生活空間についての非常に魅力的な描写がたくさんあります。

例えば
「まず台所に続く居間にどかんとある巨大なソファに目がいった。その広い台所の食器棚を背にして、テーブルを置くでもなく、じゅうたんを敷くでもなくそれはあった。ベージュの布ばりで。CMに出てきそうな、家族みんなですわってテレビを見そうな、横で日本では飼えないくらいの大きな犬がいそうな、本当に立派なソファだった。」

「小さな蛍光灯に照らされて、しんと出番を待つ食器類、光るグラス。ちょっと見ると全くバラバラでも、妙に品のいいものばかりだった。特別に作るためのもの、例えばどんぶりとか、グラタン皿とか、巨大な皿とか、ふたつきのビールジョッキとかがあるのも、なんだかよかった。…うんうんうなずきながら見て回った。いい台所だった。私はこの台所をひと目でとても愛した。」

などなど。特に最後の「ひと目でとても愛した。」というところがいいですよね。

実は僕はこの小説を読んで、秘かにこの家をプランに起こしてみようと思ったこともあります。あまりうまくいかなかったですが(笑)

家族小説はいっぱいあってもこのような具体的な生活空間が思い浮かぶような小説というのは案外少ないのですが、そのような小説は僕にとって何よりも設計のインスピレーションの元になります。

僕らもみなさんが魅力的な生活像を思い浮かべるようなプランを考えていきたいと思っているので、これからもよろしくお願いします。

コメント(0)│コメントを書く
ブログメンバー

石田 遼
「体を動かすことが好きです。最近運動不足ですが・・・。ゴルフは特にうまくありません。」
プロフィールを見る

チャン・ドゥエジン
「シンガポールから日本の建築を勉強しにきました。最近はじめて自分の自転車を買いました。」
プロフィールを見る

ケラマン理菜
「まったく日本人の顔をしているのに漢字と敬語が苦手な日本人です。」
プロフィールを見る

黒田 真悠
「よくネガティブだと言われますが、自分では後ろ向きではなく内向きなのだと理解しています。」
プロフィールを見る

佐藤 隆志
「日々イエスマンになろうと努めていますが、なかなかうまくいきません。」
プロフィールを見る

福田 浩士
「お酒は弱いけれど、大好きです。」
プロフィールを見る

ツィー・チャン
「中国の清華大学からきました。芸術とデザインを学んでいました。今は東京大学の研究生です。」
プロフィールを見る

舟久保研究員
「30歳を過ぎ、ようやく物が片付けられるようになりました。」
プロフィールを見る

春田研究員
「全体的に細長いんです。まだまだ成長中です。いろいろな意味での自分の成長も期待しています。」
プロフィールを見る