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6.24.(Wed)  佐藤 隆志  
住宅のコンパクト化

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はじめまして。難波研究室の佐藤隆志です。
今日は住宅のコンパクト化に関するお話です。

今年のココラボの研究テーマは、人が住宅の中でする行為に着目し、その分析によって新しい住宅の空間を生み出そうというものです。そしてこのテーマの背景には、住空間のコンパクト化という課題があります。

地球環境を破壊してきたこれまでの生活とは異なり、これからの私たちの生活は、まわりの環境と共生しながら地球環境を持続可能に(サステナブルに)するものでなくてはなりません。私たちは、人々が都市部に集まって住むコンパクトな都市にその可能性があると考えています。コンパクトな都市の住空間を担うのは一戸建てではなく集合住宅です。だからこそより多くの人が都市に住むには、集合住宅の住空間はコンパクトである必要があります。
コンパクトな住宅と聞くと、窮屈な生活が思い浮かぶかもしれません。しかし人々の行為に着目することで、これまでのn+LDKという間取りではできなかった行為の重なりが実現できることもあります。私たちの研究の目的は、単に狭くて窮屈な住宅をつくることではなく、ちょっと狭いけど今までになかった豊かな暮らしを実現できる住空間を提案することです

私たちが対象としている子供二人の四人家族は一般的に3LDKという間取りの住宅に暮らしていることが多く、3LDKの平均的な面積は75㎡程度です。今年のココラボでは四人家族が68㎡の中で豊かに暮らす間取りの提案を目標にしています。つまりこれまでの一般的な住宅から7㎡という面積を縮小することになります。
7㎡というと一体どのくらいの面積でしょうか?身近な空間に換算すると、四畳半の和室あるいはトイレの個室五つ分になります。今住んでいる住宅から7㎡の面積を減らすということを想像できるでしょうか?どうすればこの小さな面積で豊かに暮らすことができるのか、これから一生懸命考えていきたいと思います。みなさんも是非ご協力よろしくお願いします。

コメント (4)

コンパクト化ですか。
私は、もともと田舎で暮らしていたので、(東京に出てきて15年になりますが)東京での窮屈な暮らしがいまだに好きになれません。
広い家に住みたいのですが、東京ではとても無理・・・
コンパクトでも、豊かに生活できる住宅ができることを期待してます。

コメントありがとうございます。

私も地方出身で、
大学に入ってから東京で一人暮らしをしていますが、
現在はとても小さなマンションに住んでいます。
今の家は確かに狭いのですが、一人暮らしをしていると、
いろいろなものが常に手の届く範囲にあるというのはとても便利なことだなあと思うこともあります。

今回の研究では複数人の家族がコンパクトに暮らすという所に難しさがあるのかもしれません。
しかし個人の行為だけでなく、人と人との行為の関係を考える所に可能性があると私たちは考えています。
新しい住宅の形を提案できるようこれから頑張っていきたいと思います。


こんにちは。
私も大学の頃(もう10年くらい前ですね)はいろいろひとのアクティビティとかを切り取って人の住まいとはどうあるべきかを考えていたころがありました。当時はインターネットが普及し始めたころで、よく建築家間の議論でもサイバースペースなどを題材としていたものをよく目にしていました。
現在、人々の行動はインターネットの拡充によって、ばしょ、ものとの距離が縮まったり、さまざまな行為が住宅の中で完結することが多くなったりなど、変わってきています。それがコンパクトな生活を実現する媒体にもなって来ています。(トイレの中で携帯している写真もありましたもんね?)
人の行為に多様性が生まれてきた、と言われていた私の学生当時よりも、昨今ではもっと人々の行為がパソコンだったり、携帯だったりという端末に集約されてきて(電車でiPhoneを使って、新聞読んだりメール見たりしてますもんね)いて、そんな端末上での行為は多岐にわたって来ていて、我々は便利を享受していて多様化していますが、住宅での行為はどうなって来ているのでしょうか?私の妻もネットでものを選んで、宅配ボックスに届いて、クレジットカードで決済・・・。考え方によってはそこに人間観の行為の重なり合い、身体的な対話が減ってきているのかもしれません。
私も当時考えれば考えるほど、曖昧で単純化されてしまっていて、悩まされたような気がします。
ぜひ今回のココラボではそんな人々の行為をよく見つめて新しい住宅のあり方につながるようなたくさんの提案が生まれることを期待しています。
こまめに見させていただきますね♪

kameさん、投稿ありがとうございます。

確かにインターネット端末や携帯音楽プレーヤーなどの普及によって、家の中での行為は変化してきていると思います。
家族で同じ部屋にいても、ヘッドホンをするだけで個人の世界に入っていけたり、家族との関係を遮断しながらもインターネットによって外の世界につながることもできます。
その意味ではさまざまな行為が個人あるいは端末へと還元されてきていると言うことができるかもしれません。

私が大学で過ごしている部屋も20人近くが仕切りの無い中で生活していますが、各々集中したい時にはヘッドホンをしたりして自分だけの時間をつくり出しています。
ヘッドホンをすることは「今は集中したい」という他者へのメッセージにもなっていて、ヘッドホンをしている人にはあまり話しかけないようにするという暗黙の了解が形成されています。

こうしたルールによって他者との距離を調節するというのは、他者との新しい関係の在り方なのではないかと思います。
たとえ行為自体が個人で閉じているとしても、その行為をしている状況が他者との関係を生み出すこともあります。
このように他者との直接的な行為の重なりだけでなく、モノや行為を介しての他者との関係の仕方をうまく住宅に取り込んでいけたらと思います。

新しい住宅の在り方を提案できるように頑張っていきますので、kameさんも、ぜひ、いろいろなアドバイスをよろしくお願いします。

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