COCOLABO

あなたと考える新しい住まいの研究室 COCOLABO

みんなでわいわい、ココラボカフェ。ブログで語ろう「人に、環境に、やさしい家」。
≪FINAL ROUND
環境共生住宅に住もう≫
10月31日  森永研究員  
風の流れをよむ

見えない風の強さを見えるようにする、そんな実験結果を先週目の当たりにしました。
勝手気ままに吹いているような風ですが、実際に敷地と同じ条件の模型をつくり、
実験をすると、その特性をつかむことができる。
その特性をつかんで、きちんと生活の中に取り入れていこう、
という取り組みです。

昔の日本家屋は、自然の理にかなった、また自然の理を利用した建て方をしていたといわれています。
身近な例をあげますと、横浜にある横溝屋敷では夏の涼しさのために、
北側に冷気がたまるように、北側に山を背負った建物の配置とし、
また池を北側に配しています。

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冬にはたっぷりとした太陽を取り入れるために南側に広い縁側、
大きな庭を取り入れています。

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夏の風の流れ、冬の陽だまり、その力を当たり前に取り入れることを前提に設計していた先人の知恵を思うと、現代はあまりにいろいろなことを失ってしまったのではと感じます。
今回風洞実験で思ったことは、現代の私たちが見えなくなってしまったことを、
今の私たちがわかる言葉、『数値』に置き換えて見えるようにする取り組みであるということです。

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昔の日本人は…。。と嘆くのではなく、どうすれば今の私たちでもできる取り組みにできるのかを、現代の技術を使って見つけ出す、前向きな意義のある取り組みだと感じました。

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10月29日  谷口 景一朗  
風洞実験の裏話

みなさん、こんにちは。谷口です。
今年も残るはあと2ヶ月。昼間はまだまだ暖かいですけど、夜はだいぶ冷え込むようになってきましたね。

風洞実験の報告はいかがだったでしょうか。
鴻野くんのブログにも書かれていたように、僕たちはシミュレーションと実験、さらには実測という3つの手法を用いて総合的な通風の研究をココラボでは試みています。そうすることで、今回の敷地だけにとどまらず、通風をはじめとした環境に配慮した住宅のプロトタイプを提案することが出来ると考えています。

さて、今回は風洞実験の裏話をひとつ紹介しましょう。
研究No.16でも報告したように、風洞実験では大型ファンから測定用模型の間にブロックやバリアと呼ばれる障害物を並べることで、敷地に吹く風を再現して実験を行います。この障害物を並べる作業が、実は風洞実験の作業の中で最も大変かつ重要な作業のひとつなのです。

そもそも、風速にはプロファイルと呼ばれる高さ方向の分布があります。地上付近は建物や木々など障害物が多いため、より風速が遅くなるのです。さらには、地表面がより込み入っているほど、風速が遅くなる割合が大きくなります。つまり、海上のように地表面になにも障害物がないところでは、高さ方向の風速の差が小さく(地上付近でも風速が衰えず)、高層ビル群のようなところでは、高さ方向の風速の差が大きくなる(地上付近で風速が大きく低減する)のです。

風洞実験を行う際には、その敷地にあわせた風速のプロファイルになるようにブロックやバリアを設置しないといけないのですが、この作業が非常に根気のいる作業なのです。ブロックをひとつひとつ手作業で並べ、並べ終わっては風速を測定し、ブロックを並べなおしては再び風速を測定する、といった作業を繰り返さなければならないのです。このような地道な作業を繰り返すことで、より正確な実験データを得ることができるのです。

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普段の住宅設計では、なかなかCFDシミュレーションや風洞実験まで行うことはできません。ココラボのような機会に、今回紹介したような地道な作業を含め、時間をかけて得た多くのデータがココラボの目指す「人に、環境に、やさしい住宅」を設計するための大切なデータとなるのです。

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10月27日  鴻野 吉宏  
三位一体の通風研究

みなさん、こんにちは、鴻野です。最近は徐々にですが寒くなってきていますが、11月にはいろうとしているわりには若干暖かい気がします。

もう既にアップされている、僕たちの研究の最終回である風洞実験の報告はみていただけましたか?ほぼ決まりつつある私たちの住宅をならべて、実際に風があるときには、どのように風が入ったり抜けたりするのかを観測しました。

そもそも、これらの実験はシミュレーションというかたちで以前にも研究報告の中でとりあげています。CFDというプログラムを使用した風環境のシミュレーションです。このプログラムではパソコン上でさまざまな条件を設定して、実際の状況と同じような観測ができます。

しかし、もちろんこのようなコンピュータによるシミュレーションはある一つの方法でしかありません。従って、私たちはそのシミュレーションだけではなく今回のような風洞実験もおこない、コンピュータ上と物理的な風という現象に基づいた観測の両方をおこなうのです。これによって、相互にその結果を確かめることができより実験の精確さが増します。

そして、最後にもう一つ行うことがあります。それは、実際に建った建物においての実測です(もちろん、施主の了解が得られた場合にですが)。これによって、今までの予想が的確だったか、シミュレーションや風洞実験はどうだったかなど、さまざまなフィードバックが得られ次回の設計に役立てることができます。これらのことは通風だけにとどまらず、日射や光熱費などあらゆることを含みます。

今回のココラボの住宅でも、なんとか実測まで行いたいと思っています。そうすることで、住み手にも環境への意識をより強くもってもらい、サステイナブルな住み方を一緒に考えていきたいと思います。

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10月22日  舟久保研究員  
住まい手の視点

こんにちは!ココラボ研究員の舟久保です。

6月からこれまで研究を進めてきましたが、皆さんのご意見をいただきながら、ようやく環境配慮型住宅の姿を発表することができました!まだ、最後の研究が残っていますが、自然をうまく活用しながら、人工的でない自然で人にやさしい温度環境を実現し、また、それにより光熱費もちょっとお得になる、そんな住宅になったと思います。いろいろ調べてみると、身の回りには有効に活用できるエネルギーがたくさんあふれていることがわかり、研究を進めていくたびに、目から鱗の気持ちでした。

一方で、研究を進めながら、戸建て住宅にお住まいの方に、環境配慮生活をテーマにいろいろとご意見をいただきました。ココラボ2008のトップページ右上に、「イベントレポート第2段!」として、その時の様子がUPされていますので、ぜひ見ていただければと思います。

実際に戸建住宅で生活している方々にお話を伺うと、住み続けていくために、どんなことが必要なのかという視点を強く意識させられます。お洒落であったり、きれいだったり、そういう部分に意識が行くのは、家の購入時や、住み始めて少しの間で、一年間住んでみると、季節ごとの生活のしやすさが、最優先になってくると言う声をたくさんいただきました。

季節と上手に付き合って、快適な環境の中で暮らせる家を追求することは、環境配慮型住宅に限らず、非常に重要なことだというのを改めて思い知らされました。

今回の研究No15で出ている疑問には、その時出てきた話もいくつか入っています。ぜひ、研究を見ていただき、環境配慮型住宅を知っていただければ幸いです。

ご意見もお待ちしています!!

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10月20日  李 鎔根  
土の家

こんにちは。イです。

皆さんは土で造った家についてどう思いますか?昔、土は建築において、重要な材料の一つでしたが、 最近は土で家を造る人はあんまりいないでしょう。今日は、土で造った環境に優しい住宅を紹介します。

ドイツのカセル大学(Kassel University)のミンケ教授(Minke)は1993年土を使って自分の家を造りました。この家は、傾斜地を利用して造ったので、外から見ると、芝生の屋根が見えて、他の部分は見えません。屋根の部分は、20cmの断熱材と15cmの芝生によって、冬には外部の温度が0℃の場合、室内は13℃、夏は室外が29℃の時、16℃を維持することができるそうです。

各室には天窓がありますから、自然の採光を撮ることができます。住宅の中のすべての床は土のレンガで造られていて、トイレも防水土レンガで造られたそうです。

この家の、特徴といえるのは、やはり材料が廃棄されても、環境に悪い影響を与えないということでしょう。そして、土で家を造ることによって、住居医学的に一番いい45%-55%の室内湿度が維持でき、また、子供のアトピ発病率が極めて低くなるそうです。

土の家は色々長所がありますが、とはいえ、一般化するためには色んな問題も持っていそうです。皆さんはどう思われますか?

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