COCOLABO

あなたと考える新しい住まいの研究室 COCOLABO

みんなでわいわい、ココラボカフェ。ブログで語ろう「人に、環境に、やさしい家」。
≪1stROUND
いろいろな家を考えてみよう≫
7月24日  舟久保研究員  
いよいよ 明日から 2nd ラウンド がはじまります!

みなさん、
1st ラウンド 「いろんな家を考えてみよう」 へのご意見、ありがとうございました!

さまざまなご意見をいただき、いろんな気付きがありました。
今後の提案に 積極的に盛り込んでいきたいと思います!

そして、
いよいよ明日7/25(金)より、2nd ラウンド がはじまります!
テーマは「外部環境」。これまで各家について紹介をしてきましたが、次回は、家が集まって建つ時の環境配慮型住宅の考え方について研究していきます。

それでは7/25(金)、2nd ラウンド UPをお楽しみに!
皆さんのご意見・ご感想、お待ちしています!

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7月23日  舟久保研究員  
風を受け止める家

こんにちは。ココラボ研究員の舟久保です。
研究No.5のハの字型のプランは見ていただけましたか??
今日は、敷地Dのハの字型プランについて、“環境共生的視点”から見ていきたいと思います。

1つ目。
ハの字の真ん中にできる空間が大きなポイントです。みんなのスペースになっているだけではなく、風を広く受け止めるスペースになっているんです。大きく風を受け止めることで、中庭に面するいろんな部屋への通風が期待できますし、換気塔への通風効果も良くなるように考えられているんです。
風の通りが良いと快適な空気環境の中で生活が送れますよね。
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2つ目。
大きな木が中庭の前に立っているのもポイントです。夏は中庭に面する部屋の採光をある程度遮ってくれますし、葉の蒸散効果で温度環境も和らげてくれます!さらに風が通れば体感温度も下がるので、エアコンを使わなくても過ごせる日が増えそうです!
もちろん冬は葉が落ちるので、部屋に日が入って暖かい環境が期待できます。
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3つ目。
ハの字でプランニングされているので、部屋に窓がたくさん付くのがポイントです。窓が多いということは、自然の光を多く取り込めるということです。家のつくりによっては、昼間暗い空間ができることもあり、そんな場合は広間でも照明をつけることになってしまいますが、このプランなら、日中すべての部屋にかなりの明るさが期待できます!電気代も節約できる可能性が大きいですよね。
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ハの字型プランの“環境共生的視点”はいかがでしたでしょうか。
もちろん、この家にいろんな環境配慮型の機器を付けていけば、更に家計簿に優しい家が出来上がっていくとは思いますが、設計の段階でしっかり考えれば、それだけで、家計簿に優しい環境配慮型の住宅が出来上がるんですね

ぜひ皆さんのご意見を聞かせてくださいね。

7月21日  アンドレア  
階段が中心の家

みなさん、こんにちは。アンドレアです。今日紹介する敷地Dで進められているもう一つの案は二人の子供を持つ家族のための家です。最初はSOHO付きとして進めていたもので、家の和室をSOHOとすることもできると思います。

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建物の中には車二台のためのガレージが含められています。北側から家に入るのですが、ガレージへも同じ向きで入ります。入り口は建物の真ん中にあります。入ると、靴や上着を入れる大きな収納、そして2階への直階段が見えます。

1階の説明です。左を向くとキッチン、リビング、ダイニング、和室があります。なので家族みんなが使う部屋は全部1階に置かれているということですね。台所はダイニングに向いて開いているので、ダイニングを通して自然光が入ってきます。また同じようにダイニングとリビング・和室は繋がっています。いつでも、庭の方を見ることができるはずです。
2階の説明です。寝室と大きな浴室があります。寝室は、夫婦のための主寝室と子供部屋が2つ、全部で3つです。子供部屋はリビングとダイニング上の、大きな吹き抜けに面しています。どの寝室にもテラスがありますが、南側は特に大きて、日射を有効に防いでくれます。

家の中心にある階段は1階と2階を垂直方向につないでいます。しかしまた同時に部屋同士をぐるぐる回る動線を水平方向に生み出しているのもこの階段です。更にその上には建物の空気を入れ替えるのに便利な鳩小屋がついており、光もそこから廊下へと入ってきます。

南と東立面には大きな窓がありますね。夏の太陽を入れないために、南側は深いテラスで、東側は庇を作っています。北側はおおむね閉じました。というのも寝室は東か西側に対して開けているからです。

部屋と家族の中心でもあり、環境配慮の中心でもあるような階段のある家だと思いますが、皆さんはどうお感じになりましたか?

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7月19日  岡研究員  
ウナギの寝床は夏も快適

みなさん、はじめまして。研究員の岡です。

先日ニュースで祇園祭りの山鉾巡行の映像を目にしました。
祇園祭と言えば京都の夏の風物詩であり7月いっぱいかけて行われる一大イベントです。いたる所で「コンチキチン」という祇園囃子の音色を耳にすることができ、街はすっかりお祭りモードに。学生時代を京都で過ごした私も毎年必ず繰り出したものです。

さて、そんな京都で近年『町屋』が注目を浴びているのをみなさんご存知ですか?和菓子のお店、カフェやレストランだけでなく、賃貸住宅としても町屋が利用されていることもあります。そして、この京町屋、実はとっても環境にやさしいい住宅なのです。夏は暑く、冬は寒いという盆地特有の気候をしのぐための知恵がこの京町家にはたくさん隠されています。

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特に夏の快適さに目を向けると、通り庭、台所の吹き抜け(火袋)、そして坪庭などは、ウナギの寝床といわれる間口が狭く密集した住宅街の中で、とても効果的な役割を果たしています。通り庭は人の通り道としてだけでなく、風の通り道としての役割も果たします。火袋の天窓は煙を出し、室内に陽光を採り入れます。同じように坪庭も、採光と通風をよくするための工夫です。
また、すだれやよしず、格子窓といったものも、風の流れをさえぎることなく、日射や視線を遮蔽するための知恵なのです。

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このように昔の人は、自然の力を利用して、夏を快適に暮らす方法を身につけてきました。昔ながらの住まいの良さを見直し、これらのエッセンスを現代の住宅に取り入れることにより、できるだけ環境に負荷をかけないような生活ができればいいですね。今後のココラボの展開にぜひご期待ください。

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7月18日  長岡 晃平  
フィルタリング

はじめまして、長岡です。今日は研究No.5について解説します。

敷地Dは特異な環境にあります。三方向で道路に接しており、また南・東の道路に比べて1.2m高い台地となっているためです。そのおかげで敷地からは南の方向に見晴らしがきく一方で、必然的にそこに建つ建物は周囲のランドマークとして通る人々の目に留まることになるでしょう。いかにプライバシーを守りながら、この角地の開放性を利用して建物内部を豊かなものにできるか?ここでは建物と敷地との応答性を考えました。

まず住戸の種類として、SOHO(家庭内オフィス)のある家を想定しました。具体的には、学習教室やお稽古教室です。ランドマーク的な家に街へ開かれた機能があると、周辺街区のコミュニティ形成に役立つという考えからです。 SOHOと居間は、それぞれ仕事の場と居住の場として異なる性質を持っているため、ある程度距離が離れている必要があります。建物の開放性を維持し、そしてSOHOと住居部を離すために、3つの操作を行います。

ひとつは 建物を敷地の北東と西の境界に沿って配置することです。この配置は東側の道路から敷地内部への視線がカットされるとともに、東西に余分な空地を生まないため南側にまとまった庭をつくります。
もう一つは建物の間に中庭を配置することです。 中庭は一階ではSOHOと居間、二階では子供室と主寝室にそれぞれ挟まれ、両者を隔てる場所となります。しかし中庭に対して窓の多い開放的な構成は、相互に視界を便りに気配を感じられるといった、抑制のある接続感もそれぞれの場所にもたらします。また、 中庭はデッキになっており、窓を開放すれば居間・中庭・仕事場を直接的に接続して使うこともできます。中庭は 異なる性質を持つ仕事の場と居住の場を隔てる空間となると同時に、両者を繋ぐ場所にもなります。
最後の一つは、中庭を南面の庭に向かって開くことです。それによって外の環境、庭の木々や町並の風景を大きく取り入れることができ、建物の内部に強い開放感を与えることができます。

開放的な中庭の構成は一方で、内部の活動を露にしてしまうという問題があります。プライバシーを守るために、南側の庭による道路からのセットバック、 道路との1.5mの高低差を用います。高さと遠さによって、道路からは椅子に座っている人は見えなくなります。同様に、庭中央の樹木は二階への視線を遮ります。 距離・高低差・樹木の3つの要素が視線を緩く遮りながら、内部/外部へと続いていきます。開かれた中庭によって、プライバシーと内部でのつながりを保持しながら、周囲の環境とダイレクトに応答することが可能となります。

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開放性とプライバシーのバランスを探る方法としての堅牢なシャッターではなく、視線・日射や風をある程度まで通したり遮ったりする、フィルターのようなものの重ね合わせが、緩やかに異質なものや内部/外部を繋いでいくような境目のあり方を、ここでは提示します。関係性のフィルタリングを通して、敷地さらには広い社会との関係性を探り定着させる。そういった、「エコ」や技術的側面でなかなか語れない部分にも環境共生について考えうるポイントを見つけることができるのではないでしょうか。

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