COCOLABO

あなたと考える新しい住まいの研究室 COCOLABO

みんなでわいわい、ココラボカフェ。ブログで語ろう「人に、環境に、やさしい家」。
≪5)季節と上手につきあう家≫
11月 3日  岡崎 啓祐  
風の受け渡し

こんにちは。岡崎です。

今日は、家と家の間の風の通り道について考えたいと思います。

せっかく家の中の換気計画をしっかりやっても、周りの家に風の通り道を塞がれてしまったら…。

そうならないように、ココラボモデルでは研究No.15のような、風邪の実験を取り入れて、住宅を計画しています。

風はどこから来るのでしょう。大きな風の流れは道に出来ます。人の流れと同じですね。また家と家との隙間からも、風が流れてくることもあります。

今回の住宅は、家の正面に袖壁がついているのが分かると思います。
この袖壁の高さがそれぞれの家によって異なるのに気づきましたか?
これは、風を捕まえる役割のものと、風を隣の家に流す役割のものに分かれているからです。

風を独り占めせずに、ある程度の風はもらって、ある程度はお裾分けする。
環境共生は集団でやってこそだと考えます。そうなると、環境だけでなく、もっと広い意味での「共生」が大事であるように思えてきます。

みなさんは、それぞれの街で、どのような「共生」の工夫をしているのでしょうか?
何かささいなことでも、ウチはこういうのをやっているけど…、というような工夫が在りましたらぜひ教えていただきたいと思います。

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10月31日  森永研究員  
風の流れをよむ

見えない風の強さを見えるようにする、そんな実験結果を先週目の当たりにしました。
勝手気ままに吹いているような風ですが、実際に敷地と同じ条件の模型をつくり、
実験をすると、その特性をつかむことができる。
その特性をつかんで、きちんと生活の中に取り入れていこう、
という取り組みです。

昔の日本家屋は、自然の理にかなった、また自然の理を利用した建て方をしていたといわれています。
身近な例をあげますと、横浜にある横溝屋敷では夏の涼しさのために、
北側に冷気がたまるように、北側に山を背負った建物の配置とし、
また池を北側に配しています。

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冬にはたっぷりとした太陽を取り入れるために南側に広い縁側、
大きな庭を取り入れています。

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夏の風の流れ、冬の陽だまり、その力を当たり前に取り入れることを前提に設計していた先人の知恵を思うと、現代はあまりにいろいろなことを失ってしまったのではと感じます。
今回風洞実験で思ったことは、現代の私たちが見えなくなってしまったことを、
今の私たちがわかる言葉、『数値』に置き換えて見えるようにする取り組みであるということです。

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昔の日本人は…。。と嘆くのではなく、どうすれば今の私たちでもできる取り組みにできるのかを、現代の技術を使って見つけ出す、前向きな意義のある取り組みだと感じました。

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10月18日  舟久保研究員  
環境配慮の思想

こんにちは。ココラボ研究員の舟久保です。

今日は、環境配慮型の住宅をどんなふうに考えてきたか、その背景についてお話いたします。

環境配慮型の住宅と一口に言っても、実は様々な切り口があり、世の中にも多様なコンセプトで、姿を現わしています。
太陽光発電や、高効率のガス給湯器など、積極的に機械を採用し、生活していく上でのランニングコストを下げることをコンセプトとする家、建物を自然の一部として捉え、緑で積極的に建物を覆うコンセプトの家、等々、実に多様です。

今回、私たちは、『人に、環境に、やさしい家』をテーマに掲げ、それを実現するものこそが、日本の住空間の質を上げる、本当の環境配慮型住宅だという思いを持ちながら、研究をしてきました。その結果、見えてきたものは、『建物それ自体が住みやすく快適であること・そのために自然現象をうまく快適さにつなげられる工夫を建物に施すこと』というコンセプトでした。いわゆる、『パッシブ』な視点です。そのヒントは、日本で長い間培われてきた、古来からの日本家屋のつくりにありました。

庇を深く出すことは、家の格を強調するものだと思っていましたが、実は太陽の光を夏遮り、冬取り込むために必要な建築要素であることがわかりましたし、部屋をふすまで区切っていくゾーニングも、冠婚葬祭のために大きなスペースを必要とするからというだけでなく、屋内の風通しを有効に確保するための工夫だったこともわかりました。

これらのことは、もちろん、四季を持つ日本だからこそ成り立つ考え方というところもあります。そう考えると、世界各所で、環境配慮型の住宅はその風土条件によって、違ったものになってくるのかも知れません。エアコンのなかった時代、地球上のどこでも、そういった先人の知恵の集積によって、環境配慮型の住宅が作られ続けてきたのかも知れません。その多様性も非常に面白いですね。

『人に、環境に、やさしい家』が増えていけば、その結果、環境が人にとってやさしいものになり、人も環境に対してやさしくなっていくのだと思います。そうすれば、環境への負荷を減らしながら、持続発展していく未来が作れそうな気がします。
今後の住宅のありかたが、そんな風に変わっていければ、本当に素晴らしいことだと思います。

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10月11日  鴻野 吉宏  
緑の効用

こんにちは。日本に帰ってきてからどうもお腹の調子が悪い、鴻野です。

最近だんだんと寒くなってきましたが、みなさんはいかがお過ごしですか。僕らの大学のキャンパスではちょうどイチョウの木が紅葉し始めています。大量の銀杏とともにちらほら落ち葉も見えるようになっています。

そういうわけで、今日は家や近所にある樹木や芝生が生えた庭などの効果と手間について、みなさんに聞いてみたいと思います。
このココラボwebやブログでも説明してきたように、僕たちは一貫して住宅の環境制御や町並み創成の要素に樹木や芝生を利用しようとしてきました。落葉樹は、夏にはその生い茂った葉で直射日光が家の中に入ることを防ぎ、冬場はその葉が落ちることで今度は日光を取り入れることができます。天然のブラインドです。また芝は太陽により庭の温度が上昇することをおさえ、地面からの照り返しによる室内の温度上昇を防ぎます。また、これらは夏には緑の町並みを、冬は季節感ある町並みをつくります。

ただ、これらのものはやはり自然のものであり、維持にはそれなりの手間がかかります。例えば樹木なら虫が発生したり、落ち葉が隣地や自分の家の庭に落ちれば掃除しなくてはなりません。また、芝生もそれを維持するためには水まきなどをしなければならず、どうしても水道代が若干高くなってしまいます。そのため、建売住宅としては最初からあった樹木を住み始めて何年か後で抜いてしまったり、芝生をすべてタイルに替えてしまったりということもあるようです。もちろん、そうすれば夏場はより暑くなりますし、それまであった緑の町並みも無くなってしまいます。

みなさんは、どのように思われますでしょうか?落ち葉を掃除したりすることは、見方を変えると季節の変わり目を感じる行為ととらえられます。芝生維持のための水やりも、建物周囲の温度の低減につながる、エコ活動という面も現実にはあります。僕も、実際そういう家に住んだことはないので、生活実感もそこまでなく、自分の中での判断軸が明確でないというのが現状です。

ぜひ、皆さんの意見を聞かせていただければと思います。お待ちしています。

9月13日  長岡 晃平  
人に環境にやさしい家、の冷房

こんにちは、長岡です。
夏の暑さもおさまって秋らしくなってきました。人気少ない学校のエアコンは弱でも頑張り過ぎているので、ずっと風邪気味の今日この頃です。

そんな事もあって、今回は、エアコン以外に人に優しい、地球に優しい冷房はないか、調べてみました。
部屋を早く一気に冷やす分には使い勝手の良いエアコンですが、場所によって冷たい風があたって体が冷えきってしまうこともあり、人によってはなかなか受け付けません。
また、室外機から出る熱はヒートアイランド現象の要因にもなっていることから、環境負荷も決して低いとは言えませんしね。

結果見つけた方法の一つは地熱を利用した冷房です
地中の温度は夏冬通して変化が少なく、地下5mでは10~15度と安定しているため、地上との温度差を利用して冷房を行う方法です。
地中に通したパイプに空気を送り込んで冷やし、それを家の各部分にファンで送ることで、各部屋の通風と冷房を同時に行います。
廃熱は地層へと排気されるため、外気へ放熱される量はエアコン空調に比べて少なくなっているようです。

もう一つ見つけたのは、冷水による輻射冷房です。
熱を持った物質は赤外線を放射しており、熱は空気を介さず温度の高い物から低い物に移動します。
例えば、コップに冷たい水をいれてテーブルの上においておくと、その周りがひんやりしている。これは輻射により体から熱が出ているということなんです。
これを利用したのが輻射冷房と呼ばれるもので、壁や天井面にパイプを設け、水道水または地下水などの冷水を流します。
この冷房は、空気の対流がないので場所によるムラが無く、体感的にもやんわりと冷やしてくれます。また熱源が水なので、外気への廃熱もありません。

エアコンの冷風が好きではないので、個人的には輻射冷房には心引かれますが、皆さんはいかがでしょうか?

これらの冷却設備は残念ながらコストの面で採用していませんが、ココラボモデルでは、床下に蓄熱層を大きく採ることで、夜間にそれを十分冷やし、昼間の室温上昇をできるだけ抑えるという、自然の温度差を利用した試みによって、エアコンを極力使わない温度調整を行います。家計の問題も含めて、できるだけエアコン空調に頼らないですむ住宅にしていけるといいな、と思っています

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