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≪4)ラクラク家計簿の家≫
8月 4日  フランセス・ネルソン  
そよ風の効果/住宅の中の自然換気

皆さんこんにちはフランセスです。
今日は研究No.8とはまた違った視点で風について考えてみます。それは換気についてです。

まず、ほとんどの家は自然に換気できます。新鮮な外気が家に窓やドアから取り込まれると、汚い室内の空気は外に追い出されます。古い家は工法のせいで、比較的様々な箇所から外気を取り込んでしまいます。
現代の家は高気密高断熱で建てられています。断熱性能の高い窓は外の空気が入ってくるのを制限します。本質的にはよいことなのですが、家が十分に換気されていないとカビなどの問題が発生します。窓を開けばよいように思えますが、そうでもありません。健康で環境によい家を設計するというのはこの新鮮な空気を必要なところに適切に送るということなのです。

換気をする機械というのはたくさんありますが、自然に換気をする方法だってたくさんあるんです。一番重要な方法は設計とランドスケープです。

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設計:
部屋の中にこもってしまった熱を効果的に取り除くための方法としては、窓を家の反対側の、違う階の壁にあける窓とセットで配置することです。例えば、吹き抜け空間では、風は1階の窓から入ってきて、家の反対側から出て行きます。暖かい空気が上の方へ登り、それから窓を通って出て行くという、この現象を英語では“thermal chimney”と呼びます。thermalは「上昇気流」、とか「温度」、という意味で、chimneyは「煙突」のことです。一番これが効率よくなるのは家の中の温度が外よりも高いときです。他の方法もあります。それは“Stack effect”といって、stackはchimneyと同じで「煙突」を意味し、effectは「効果」という意味です。低い窓から風を中に入れて、中の空気を高い位置から追い出します。

ランドスケープ:
換気の効率をよくするためには木を家の南側や西側に計画的に配置する必要があります。落葉樹のほうがいいですね、というのは夏には日光をさえぎって家に影を作りますが冬になると葉を落として、光と同時に熱を家に届ける邪魔にならないからです。

7月23日  舟久保研究員  
風を受け止める家

こんにちは。ココラボ研究員の舟久保です。
研究No.5のハの字型のプランは見ていただけましたか??
今日は、敷地Dのハの字型プランについて、“環境共生的視点”から見ていきたいと思います。

1つ目。
ハの字の真ん中にできる空間が大きなポイントです。みんなのスペースになっているだけではなく、風を広く受け止めるスペースになっているんです。大きく風を受け止めることで、中庭に面するいろんな部屋への通風が期待できますし、換気塔への通風効果も良くなるように考えられているんです。
風の通りが良いと快適な空気環境の中で生活が送れますよね。
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2つ目。
大きな木が中庭の前に立っているのもポイントです。夏は中庭に面する部屋の採光をある程度遮ってくれますし、葉の蒸散効果で温度環境も和らげてくれます!さらに風が通れば体感温度も下がるので、エアコンを使わなくても過ごせる日が増えそうです!
もちろん冬は葉が落ちるので、部屋に日が入って暖かい環境が期待できます。
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3つ目。
ハの字でプランニングされているので、部屋に窓がたくさん付くのがポイントです。窓が多いということは、自然の光を多く取り込めるということです。家のつくりによっては、昼間暗い空間ができることもあり、そんな場合は広間でも照明をつけることになってしまいますが、このプランなら、日中すべての部屋にかなりの明るさが期待できます!電気代も節約できる可能性が大きいですよね。
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ハの字型プランの“環境共生的視点”はいかがでしたでしょうか。
もちろん、この家にいろんな環境配慮型の機器を付けていけば、更に家計簿に優しい家が出来上がっていくとは思いますが、設計の段階でしっかり考えれば、それだけで、家計簿に優しい環境配慮型の住宅が出来上がるんですね

ぜひ皆さんのご意見を聞かせてくださいね。

7月14日  フランセス・ネルソン  
光のあふれる家

最近、デトックス・ティーにはまっている、フランセス・ネルソンです。今回私は、敷地Cのもう一つの案について紹介したいと思います。

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そもそも、建築におけるサステナビリティの基本は、建物を小さくすることで、環境への影響を小さくすることです。敷地Cのもう一つの案は、ミニマルなプランで、敷地Cを最大限活用しようというものです。ここでのプランはとてもシンプルなものです。パブリックな空間(居間、ダイニングキッチン、和室)が1階にあり、プライベートな空間が吹き抜けの周りを囲むように2階にあります。

玄関は南東につくりました。そして、その玄関を入ると、様々な部屋が連なっているようになっています。居間には吹き抜けがあり、ダイニングキッチンでは母親が料理をしている姿が見え、居心地よい和室があります。プライバシーのために、2階のおのおのの部屋には、北西に歩いていった先の階段から上がります。

2階の真ん中には主寝室があり隣に子供室があります。 子供室は、時間の変化で必要があれば、二つの部屋に分割することもできます。また、2階にある広いテラスで家族が団欒するなんてこともできます!このテラスは南面にあり、家族みんながリラックスできる屋外の空間でもあり、家族のプライベートな屋外の空間としてもつかえます。

自然光を取り入れる窓はいろんなところにあります。その中でも主なものは南面と北面の窓でしょう。夏は自然と家の中を風が通るように、冬は太陽の日射を効率的に家の中に取り込むために、これらの窓は大きく家の中心にあけました。また、西日や、夏の暑い朝の光があまり行ってこないように、西面と東面の窓は最小限必要なところにあけています。

そして、最終的には屋根の南面にソーラーパネルをおいて太陽熱給湯や太陽光発電もできるように考えています。

みなさん、こんなシンプルだけど光や風を効果的に使い、家計にも住む人にも、そして環境にも優しい家はいかがでしょうか?いろんなコメントをお待ちしてます。

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6月27日  横山 翔大  
太陽の恵み

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みなさん、こんにちは! 朝、散歩していたら今まで見たことなかった食堂を大学の中に発見してしまいました。今日のお昼には早速いってみようと思う横山です。

さて、本日アップされた研究No.2「敷地Aについて」はもう見ましたか?
僕らが敷地Aをみて注目したのはB,Cと比べて敷地の広さにかなりゆとりがあり、また実は建蔽率*も10%多いことでした。このことから敷地Aは通常の2階建てではなく、平屋を提案することにしました

さて、平屋のメリットってなんでしょう?上下移動がないためバリアフリーを実現しやすいことや家族のコミュニケーションがとりやすいことももちろんメリットです。しかし更に僕らは大きな屋根がかけられるということもメリットになるのでは、と考えました。

太陽の恵みは家の窓からだけでなく、屋根にもたくさんやってきます。それをエネルギーに変えて生活にとりいれていくための技術はたくさん開発されています。

そんな技術の中で有名なのは太陽電池です。最近電車にのって窓の外を眺めていると思うのですが、太陽電池の載った一軒家が 結構 増えてきた気がします。
今回は団塊の世代の夫婦2人という家族構成を考慮にいれつつ、ゼロエネルギー住宅を目指します。計算した結果、24枚、一年で4.8kwhの発電が期待できる分の太陽電池パネルを設置することにしました。

それと更に太陽熱温水器も設置します。これは太陽の熱を直接湯沸しに使うので、とても効率がいいんです。これも2枚設置すれば、家中の給湯をまかなうことができます。

屋根は実はこんなにたくさんのエネルギーを太陽からもらっていたんです。平屋の屋根ってすごいですね!

僕たちはこんな風に考えてみましたが、他にもまだまだ平屋の可能性はあるんじゃないかと思っています。みなさんのご意見をお待ちしています!

*建蔽率 ・・・ 敷地の面積に対して建物を上から見た面積の割合のことです。街にどのくらいの密度で建物が建てられるかの目安になります。道路に2面で接している角地には特別に設定されていることがあり、今回の敷地B,Cは40%でA,Dは50%となっています。

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