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あなたと考える新しい住まいの研究室 COCOLABO

みんなでわいわい、ココラボカフェ。ブログで語ろう「人に、環境に、やさしい家」。
≪2)街並みを創造する家≫
7月18日  長岡 晃平  
フィルタリング

はじめまして、長岡です。今日は研究No.5について解説します。

敷地Dは特異な環境にあります。三方向で道路に接しており、また南・東の道路に比べて1.2m高い台地となっているためです。そのおかげで敷地からは南の方向に見晴らしがきく一方で、必然的にそこに建つ建物は周囲のランドマークとして通る人々の目に留まることになるでしょう。いかにプライバシーを守りながら、この角地の開放性を利用して建物内部を豊かなものにできるか?ここでは建物と敷地との応答性を考えました。

まず住戸の種類として、SOHO(家庭内オフィス)のある家を想定しました。具体的には、学習教室やお稽古教室です。ランドマーク的な家に街へ開かれた機能があると、周辺街区のコミュニティ形成に役立つという考えからです。 SOHOと居間は、それぞれ仕事の場と居住の場として異なる性質を持っているため、ある程度距離が離れている必要があります。建物の開放性を維持し、そしてSOHOと住居部を離すために、3つの操作を行います。

ひとつは 建物を敷地の北東と西の境界に沿って配置することです。この配置は東側の道路から敷地内部への視線がカットされるとともに、東西に余分な空地を生まないため南側にまとまった庭をつくります。
もう一つは建物の間に中庭を配置することです。 中庭は一階ではSOHOと居間、二階では子供室と主寝室にそれぞれ挟まれ、両者を隔てる場所となります。しかし中庭に対して窓の多い開放的な構成は、相互に視界を便りに気配を感じられるといった、抑制のある接続感もそれぞれの場所にもたらします。また、 中庭はデッキになっており、窓を開放すれば居間・中庭・仕事場を直接的に接続して使うこともできます。中庭は 異なる性質を持つ仕事の場と居住の場を隔てる空間となると同時に、両者を繋ぐ場所にもなります。
最後の一つは、中庭を南面の庭に向かって開くことです。それによって外の環境、庭の木々や町並の風景を大きく取り入れることができ、建物の内部に強い開放感を与えることができます。

開放的な中庭の構成は一方で、内部の活動を露にしてしまうという問題があります。プライバシーを守るために、南側の庭による道路からのセットバック、 道路との1.5mの高低差を用います。高さと遠さによって、道路からは椅子に座っている人は見えなくなります。同様に、庭中央の樹木は二階への視線を遮ります。 距離・高低差・樹木の3つの要素が視線を緩く遮りながら、内部/外部へと続いていきます。開かれた中庭によって、プライバシーと内部でのつながりを保持しながら、周囲の環境とダイレクトに応答することが可能となります。

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開放性とプライバシーのバランスを探る方法としての堅牢なシャッターではなく、視線・日射や風をある程度まで通したり遮ったりする、フィルターのようなものの重ね合わせが、緩やかに異質なものや内部/外部を繋いでいくような境目のあり方を、ここでは提示します。関係性のフィルタリングを通して、敷地さらには広い社会との関係性を探り定着させる。そういった、「エコ」や技術的側面でなかなか語れない部分にも環境共生について考えうるポイントを見つけることができるのではないでしょうか。

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6月25日  アンドレア  
建物と建物の関係

こんにちは。私はアンドレア・シェンクといいます。スイス出身で、向こうではバーゼルの建築土木学校で勉強していますが、研究生として難波研究室に半年間お世話になっています。これから半年間ココラボでもよろしくお願いします。

初めて四つの敷地を見たとき、それぞれ非常に似ているという印象を受けました。敷地面積がほぼ同じで、通りに面しています。しかし案を練っていくうちに、これらの敷地には一点、注意すべき違いがあると気づきました。両サイドの敷地は二つの通りに働きかけ、影響を与えるのに対して、真ん中の二つの敷地は、ほとんど東西の方向性が重視されます。

同じ素材で作られるということもありますから、四つの建物が一つの性質を持つべきだと思います。しかし、結局はそれぞれの建物が、隣接する敷地の建物との関係性の中で作られるべきという見方が重要だと私は思っています。

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写真は私の勉強しているバーゼルを流れている川の写真です。川岸には建物がずらりと並んでいるのですが、みなどこか似ていて日本の都会のビルみたいです。

みなさんは、どうお考えになりますか?

6月23日  岡崎 啓祐  
敷地について

はじめまして。難波研究室の岡崎です。
学校と家との距離が遠すぎて、半分学校に住みついてしまっている僕ですが、よろしくおねがいします。

東大に(半分)住んでいて思うことは、都心にもかかわらずとても環境がいいということです。キャンパスの風景はきれいだし、木陰で休める場所もある。これなら何日でも住める気がします。我が家もこんなよい環境でありたいと思う今日この頃です。とは言っても僕のデスクは非常に汚いのですが・・・

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さて、今回は敷地と住宅についてです。僕たちの提案する案の一番の特徴は、家の高さをだんだんに変化させながら並べるということでしょう。パッと見、とてもユニークな街並みとなります。家の大きさは、それぞれの住民の生活を想定して考えてあります。いろいろな大きさの家に、いろいろな生活があるということ。様々な人が集まる街になると思います。僕の家はテラスハウスですが、みな子供連れだったので小さい頃は四六時中うるさく、子供が大きくなってしまうと街全体老け込んだ風になってしまっています。このようにバリエーション豊かな街並もなかなか良いのではないでしょうか。

斜め方向に連続していると、風の流れも妨げません。南面に大きく開き、明るい室内風景も作り出せます。通りに連続した庭から、街と家の関係性を作り出します。

まだまだ、良い住宅が出来るようにさらに検討を続けていきたいと思います!

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