COCOLABO

あなたと考える新しい住まいの研究室 COCOLABO

みんなでわいわい、ココラボカフェ。ブログで語ろう「人に、環境に、やさしい家」。
10月18日  舟久保研究員  
環境配慮の思想

こんにちは。ココラボ研究員の舟久保です。

今日は、環境配慮型の住宅をどんなふうに考えてきたか、その背景についてお話いたします。

環境配慮型の住宅と一口に言っても、実は様々な切り口があり、世の中にも多様なコンセプトで、姿を現わしています。
太陽光発電や、高効率のガス給湯器など、積極的に機械を採用し、生活していく上でのランニングコストを下げることをコンセプトとする家、建物を自然の一部として捉え、緑で積極的に建物を覆うコンセプトの家、等々、実に多様です。

今回、私たちは、『人に、環境に、やさしい家』をテーマに掲げ、それを実現するものこそが、日本の住空間の質を上げる、本当の環境配慮型住宅だという思いを持ちながら、研究をしてきました。その結果、見えてきたものは、『建物それ自体が住みやすく快適であること・そのために自然現象をうまく快適さにつなげられる工夫を建物に施すこと』というコンセプトでした。いわゆる、『パッシブ』な視点です。そのヒントは、日本で長い間培われてきた、古来からの日本家屋のつくりにありました。

庇を深く出すことは、家の格を強調するものだと思っていましたが、実は太陽の光を夏遮り、冬取り込むために必要な建築要素であることがわかりましたし、部屋をふすまで区切っていくゾーニングも、冠婚葬祭のために大きなスペースを必要とするからというだけでなく、屋内の風通しを有効に確保するための工夫だったこともわかりました。

これらのことは、もちろん、四季を持つ日本だからこそ成り立つ考え方というところもあります。そう考えると、世界各所で、環境配慮型の住宅はその風土条件によって、違ったものになってくるのかも知れません。エアコンのなかった時代、地球上のどこでも、そういった先人の知恵の集積によって、環境配慮型の住宅が作られ続けてきたのかも知れません。その多様性も非常に面白いですね。

『人に、環境に、やさしい家』が増えていけば、その結果、環境が人にとってやさしいものになり、人も環境に対してやさしくなっていくのだと思います。そうすれば、環境への負荷を減らしながら、持続発展していく未来が作れそうな気がします。
今後の住宅のありかたが、そんな風に変わっていければ、本当に素晴らしいことだと思います。

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10月17日  横山 翔大  
住まい方のルール

みなさんこんにちは、横山です。ココラボも今日研究No.15がアップされるので残すところあと一回となりました。いよいよクライマックスです。

今回の研究は、今までココラボによせられてきたたくさんの質問の中で特に多かったものについて応えながら、環境共生住宅の環境的工夫を振り返っていく内容です。是非ごらんください。

吹き抜けの掃除や子供室の明るさなど、ココラボモデルでの生活に密着した内容になったかと思います。今僕は親元を離れ、ルームシェアをしている最中なので、この写真を撮りながらずっと考えていたことがあります。

それは、住まい手同士の間で作られるルールについてです。

どんなに仲の良い友達同士であっても、家族であっても、家に住んで一緒に生活するならばルール作りは欠かせないことです。実家に住んでいたときもなんとなく子供室にはノックして入る、やご飯の時にはテレビを消す、いない部屋の電気は消す、そういったプライバシー、団欒、節約などのためにこまごまとしたルールの中で暮らしていました。

今のルームシェアではゴミ出し、掃除、洗濯、料理など自分たちでやらなければならなくなったので、実際の生活ではものすごい数のルールがあることを実感しています。今までは全部親任せだったので……

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我が家のルール1 お墓をあまりじろじろ見ない。

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我が家のルール2 キッチンではうるさくしない。(右側には扉も壁もないので)

同様に、ココラボモデルでもたくさんのルールが必要になると思います。
特にココラボモデルではたくさんの環境的工夫があるので、うまく住みこなすためには引っ越してくる家族は前の家とは違ったルールを決めなくてはいけません。

掃除は高いところをする必要があるからお父さんの担当です。
幼少期、子供室には鍵どころか扉もありませんから子供たちはどうしても入ってきて欲しくないときは廊下にぬいぐるみを置いておくという決まりにしましょう。
南面は大きな窓になっていますから、お風呂から出たすぐあとは階段の裏側から上の階に行きましょう。

こんな風に家族で一緒に住むルールについて話し合うのが、引越し初日の光景でしょうね。
みなさんの家にはどんなルールがありますか?

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10月15日  長岡 晃平  
敷地Dのまとめ

こんにちは、長岡です。今回は残りD案についての手短なまとめをしたいと思います。

各案は環境を制御する共通の仕組として、南側大開口と庇、屋根窓、空気や熱の通り道となる吹抜を持ち、かつ量産住宅としての生産性を考慮して、箱形を採用しています。Dにおいてはそれに加えて、角地の外部への開放性をとらえて、内部空間の豊かさのためにいかに外部を取り込んでいけるかがテーマとなります。

今回採用した外形は、長方形を一点固定して回転させたハの字の形です。回転の角度は敷地形状に従って設定されます。ハの字は南東の方向に開いており、そこで広く前庭と周囲の外環境と接しています。前庭と建物の間にはテラスが巡らされ、前庭と内部の繋がりを強める一方で、建物は道路レベルから2m弱上方にあるため、外部からの視線は緩く遮られます。

建物は複雑な外形となる一方、内部の構成はシンプルになっています。中心に階段と風の抜ける屋根窓が据えられ、そこから南に向かって吹抜が設けられています。プランはこの吹抜を挟んで両側に展開しています。水回りや動線は北側に集中しており、結果南側一階はがらんどうの空間となります。通常隔てられている家族室とSOHOは、仕切りを払うと一つの広間となり、外部と親密な開放的空間になります。これはD案の一番の特徴です。

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ハの字の西側に水回りと主生活機能を集約する事で、東側は機能的に自由なプランとなり、生活に対するフレキシビリティが生まれています。
東側一階は現在、外部からのアクセス性を考慮して、SOHOやアトリエを想定していますが、和室+納戸という収納を重視したプランも可能です。また三世代居住のための老人室+介護用浴室なども考えられるでしょう。
水回りの集約は時間的なプラン変化も可能とします。東側二階の子供室は間壁を設けず、家具によって自由に仕切ることができるため、子供の成長や家族の増加に対応する事ができます。

一階は階段を中心に部屋が円環状に連続し、続き間的な一室性を持っています。各方向の窓から角地の周囲環境を取り入れることで、一階が他案にはない、所々に場所性を持った大らかな一室的空間になっていることも魅力の一つです。

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10月11日  鴻野 吉宏  
緑の効用

こんにちは。日本に帰ってきてからどうもお腹の調子が悪い、鴻野です。

最近だんだんと寒くなってきましたが、みなさんはいかがお過ごしですか。僕らの大学のキャンパスではちょうどイチョウの木が紅葉し始めています。大量の銀杏とともにちらほら落ち葉も見えるようになっています。

そういうわけで、今日は家や近所にある樹木や芝生が生えた庭などの効果と手間について、みなさんに聞いてみたいと思います。
このココラボwebやブログでも説明してきたように、僕たちは一貫して住宅の環境制御や町並み創成の要素に樹木や芝生を利用しようとしてきました。落葉樹は、夏にはその生い茂った葉で直射日光が家の中に入ることを防ぎ、冬場はその葉が落ちることで今度は日光を取り入れることができます。天然のブラインドです。また芝は太陽により庭の温度が上昇することをおさえ、地面からの照り返しによる室内の温度上昇を防ぎます。また、これらは夏には緑の町並みを、冬は季節感ある町並みをつくります。

ただ、これらのものはやはり自然のものであり、維持にはそれなりの手間がかかります。例えば樹木なら虫が発生したり、落ち葉が隣地や自分の家の庭に落ちれば掃除しなくてはなりません。また、芝生もそれを維持するためには水まきなどをしなければならず、どうしても水道代が若干高くなってしまいます。そのため、建売住宅としては最初からあった樹木を住み始めて何年か後で抜いてしまったり、芝生をすべてタイルに替えてしまったりということもあるようです。もちろん、そうすれば夏場はより暑くなりますし、それまであった緑の町並みも無くなってしまいます。

みなさんは、どのように思われますでしょうか?落ち葉を掃除したりすることは、見方を変えると季節の変わり目を感じる行為ととらえられます。芝生維持のための水やりも、建物周囲の温度の低減につながる、エコ活動という面も現実にはあります。僕も、実際そういう家に住んだことはないので、生活実感もそこまでなく、自分の中での判断軸が明確でないというのが現状です。

ぜひ、皆さんの意見を聞かせていただければと思います。お待ちしています。

10月10日  李 鎔根  
敷地Cのまとめ

こんにちは。李です。9月には一週間韓国に、十日間ベトナムに行ってきました。疲れと天気が急に寒くなったせいか、風邪を引いたんです。皆さんも風邪に気をつけてください。

今日は、横山研究員、岡崎研究員と同じように、敷地Cについてのまとめです。

C敷地の案はトルネードプランと呼ばれていたプランです。メインコンセプトは

″ 視線で空間をつなげる。″

ということです。

1010-1.jpg

ココラボプランにはすべての案に吹抜けがあります。吹抜けを通じて、1階では2階の、2階では1階の気配を感じることができるので、1階と2階の空間的な関係が吹抜けがない場合より、一体感のある空間になります。C敷地ではこの空間の一体感をより強くしたかったので、1.5階を持つ案を提案しました。

1.5階のキッチンで料理をしているお母さんは、1階のリビングで新聞を読んでいるお父さんの様子が見えます。そして、2階で勉強をしているお子さんの様子も見えます。すべての空間が他の空間と視線で繋がっているのです。

このように、視線で空間が繋がっているのは、住宅の観点から見ると、ただ空間をつなげることでは終わらなくて、家族をつなげることになるのではないかと思います。

1.5階の下の部分に7.5畳の広い収納室があるのも、この案の他の長所です。

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「ルームシェアをこの4月からはじめました。窓を開けると一面のお墓が広がっています。」
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「韓国から日本の建築を勉強しに来ました。牛丼が大好きです。Y屋よりはM屋が好きです。」
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「海から遠いのに湘南ナンバー付けている自称湘南ボーイです。もちろんサーフィンできません(笑)」
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「ドイツのシュトゥットガルド大学で建築・都市デザインを学んでいて、これから1年間東大で研究をします。」
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