COCOLABO

あなたと考える新しい住まいの研究室 COCOLABO

みんなでわいわい、ココラボカフェ。ブログで語ろう「人に、環境に、やさしい家」。
7月21日  アンドレア  
階段が中心の家

みなさん、こんにちは。アンドレアです。今日紹介する敷地Dで進められているもう一つの案は二人の子供を持つ家族のための家です。最初はSOHO付きとして進めていたもので、家の和室をSOHOとすることもできると思います。

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建物の中には車二台のためのガレージが含められています。北側から家に入るのですが、ガレージへも同じ向きで入ります。入り口は建物の真ん中にあります。入ると、靴や上着を入れる大きな収納、そして2階への直階段が見えます。

1階の説明です。左を向くとキッチン、リビング、ダイニング、和室があります。なので家族みんなが使う部屋は全部1階に置かれているということですね。台所はダイニングに向いて開いているので、ダイニングを通して自然光が入ってきます。また同じようにダイニングとリビング・和室は繋がっています。いつでも、庭の方を見ることができるはずです。
2階の説明です。寝室と大きな浴室があります。寝室は、夫婦のための主寝室と子供部屋が2つ、全部で3つです。子供部屋はリビングとダイニング上の、大きな吹き抜けに面しています。どの寝室にもテラスがありますが、南側は特に大きて、日射を有効に防いでくれます。

家の中心にある階段は1階と2階を垂直方向につないでいます。しかしまた同時に部屋同士をぐるぐる回る動線を水平方向に生み出しているのもこの階段です。更にその上には建物の空気を入れ替えるのに便利な鳩小屋がついており、光もそこから廊下へと入ってきます。

南と東立面には大きな窓がありますね。夏の太陽を入れないために、南側は深いテラスで、東側は庇を作っています。北側はおおむね閉じました。というのも寝室は東か西側に対して開けているからです。

部屋と家族の中心でもあり、環境配慮の中心でもあるような階段のある家だと思いますが、皆さんはどうお感じになりましたか?

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7月19日  岡研究員  
ウナギの寝床は夏も快適

みなさん、はじめまして。研究員の岡です。

先日ニュースで祇園祭りの山鉾巡行の映像を目にしました。
祇園祭と言えば京都の夏の風物詩であり7月いっぱいかけて行われる一大イベントです。いたる所で「コンチキチン」という祇園囃子の音色を耳にすることができ、街はすっかりお祭りモードに。学生時代を京都で過ごした私も毎年必ず繰り出したものです。

さて、そんな京都で近年『町屋』が注目を浴びているのをみなさんご存知ですか?和菓子のお店、カフェやレストランだけでなく、賃貸住宅としても町屋が利用されていることもあります。そして、この京町屋、実はとっても環境にやさしいい住宅なのです。夏は暑く、冬は寒いという盆地特有の気候をしのぐための知恵がこの京町家にはたくさん隠されています。

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特に夏の快適さに目を向けると、通り庭、台所の吹き抜け(火袋)、そして坪庭などは、ウナギの寝床といわれる間口が狭く密集した住宅街の中で、とても効果的な役割を果たしています。通り庭は人の通り道としてだけでなく、風の通り道としての役割も果たします。火袋の天窓は煙を出し、室内に陽光を採り入れます。同じように坪庭も、採光と通風をよくするための工夫です。
また、すだれやよしず、格子窓といったものも、風の流れをさえぎることなく、日射や視線を遮蔽するための知恵なのです。

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このように昔の人は、自然の力を利用して、夏を快適に暮らす方法を身につけてきました。昔ながらの住まいの良さを見直し、これらのエッセンスを現代の住宅に取り入れることにより、できるだけ環境に負荷をかけないような生活ができればいいですね。今後のココラボの展開にぜひご期待ください。

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7月18日  長岡 晃平  
フィルタリング

はじめまして、長岡です。今日は研究No.5について解説します。

敷地Dは特異な環境にあります。三方向で道路に接しており、また南・東の道路に比べて1.2m高い台地となっているためです。そのおかげで敷地からは南の方向に見晴らしがきく一方で、必然的にそこに建つ建物は周囲のランドマークとして通る人々の目に留まることになるでしょう。いかにプライバシーを守りながら、この角地の開放性を利用して建物内部を豊かなものにできるか?ここでは建物と敷地との応答性を考えました。

まず住戸の種類として、SOHO(家庭内オフィス)のある家を想定しました。具体的には、学習教室やお稽古教室です。ランドマーク的な家に街へ開かれた機能があると、周辺街区のコミュニティ形成に役立つという考えからです。 SOHOと居間は、それぞれ仕事の場と居住の場として異なる性質を持っているため、ある程度距離が離れている必要があります。建物の開放性を維持し、そしてSOHOと住居部を離すために、3つの操作を行います。

ひとつは 建物を敷地の北東と西の境界に沿って配置することです。この配置は東側の道路から敷地内部への視線がカットされるとともに、東西に余分な空地を生まないため南側にまとまった庭をつくります。
もう一つは建物の間に中庭を配置することです。 中庭は一階ではSOHOと居間、二階では子供室と主寝室にそれぞれ挟まれ、両者を隔てる場所となります。しかし中庭に対して窓の多い開放的な構成は、相互に視界を便りに気配を感じられるといった、抑制のある接続感もそれぞれの場所にもたらします。また、 中庭はデッキになっており、窓を開放すれば居間・中庭・仕事場を直接的に接続して使うこともできます。中庭は 異なる性質を持つ仕事の場と居住の場を隔てる空間となると同時に、両者を繋ぐ場所にもなります。
最後の一つは、中庭を南面の庭に向かって開くことです。それによって外の環境、庭の木々や町並の風景を大きく取り入れることができ、建物の内部に強い開放感を与えることができます。

開放的な中庭の構成は一方で、内部の活動を露にしてしまうという問題があります。プライバシーを守るために、南側の庭による道路からのセットバック、 道路との1.5mの高低差を用います。高さと遠さによって、道路からは椅子に座っている人は見えなくなります。同様に、庭中央の樹木は二階への視線を遮ります。 距離・高低差・樹木の3つの要素が視線を緩く遮りながら、内部/外部へと続いていきます。開かれた中庭によって、プライバシーと内部でのつながりを保持しながら、周囲の環境とダイレクトに応答することが可能となります。

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開放性とプライバシーのバランスを探る方法としての堅牢なシャッターではなく、視線・日射や風をある程度まで通したり遮ったりする、フィルターのようなものの重ね合わせが、緩やかに異質なものや内部/外部を繋いでいくような境目のあり方を、ここでは提示します。関係性のフィルタリングを通して、敷地さらには広い社会との関係性を探り定着させる。そういった、「エコ」や技術的側面でなかなか語れない部分にも環境共生について考えうるポイントを見つけることができるのではないでしょうか。

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7月16日  馬場研究員  
他国のCO2削減の取り組み

暑い日が続き、ついつい冷房にたよりがちな今日この頃ですが、先日のように晴れていたかと
思うと急に、暴風雨が吹きすさむなど、異常気象かと思うような光景を目撃すると気候の変化は
身近でも起きている!?と大げさかもしれませんが、ついつい思ってしまいます。TVで『CO2の
削減に協力しましょう!』と謳っているだけでは解決しないのではないか...と一市民としては
心配してしまいます。

そこで、環境問題で先進的なドイツの取組みについてご紹介したいと思います。

ドイツでは、まず、一般家庭にいわゆる再生可能エネルギーであるソーラー発電に
必要な設備を導入して、普及させることを目的とし、電力会社に対して 家庭で発電した電力を買取る
事を義務化しています。しかも市民に十分メリットのある形にするため、電気料金は
通常より割高で設定し、10年程度で初期投資の元が取れるような金額設定としています。

しかし当然ながら、それでは電力会社の経営は悪化していまいますので、普通電気料金の
値上げで賄います。つまり、何もしない家庭はただ、電気料金が上がってしまいます。しかし、
ソーラー発電をする家庭は通常の電気料金は高くなりますが、発電した電力は高く買い
取ってもらえるので、それ程、痛手を被りませんし、設備投資の元が取れたあとは全体の
電気料金は安くなることになります。

さらに、ドイツ政府は更なるCO2の削減を図るため、環境税を導入しています。環境税は
ガソリン・電気・ガスなどの炭素を排出するエネルギーに対してかけ、CO2排出量の多い、
エネルギーの消費の抑制を目的としています。

しかし、ここでも当然、産業界から反発があったようです。特にCO2の排出の多い産業は
税制が技術の後退を招くと猛反発していました。
そこで政府は産業界への環境税の大幅な減税と、企業の年金負担分を集めた環境税
から払い戻すという優遇措置によって同意を得て、環境税を導入するに至りました。
導入後は、産業界が心配していた技術の後退という不安とはよそに、逆に厳しい排ガス
規制のもとで培われた技術を途上国に輸出することによって、新たな販路を生むという
経済効果があったようです。

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決して軽くはない市民の負担を強いる環境税ですが、そのコスト負担のあり方が産業界
だけではなく、市民全体で負担すること、また、市民一人一人の意識として、『CO2を出す
ことにはお金がかかる』という意識を定着させることができたことが京都議定書の削減目標を
達成できる国の取組みのようです。日本のように削減目標への到達が難しく、排出枠を購入する
ことによって、削減目標を達成するとういう試みは、排出枠市場の価格の上昇を考えると
すさまじい金額の税金の負担を国民が強いられる可能性があり、結果として一家庭の財布に
置換えた時に、とても高いものになるかもしれません。

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7月14日  フランセス・ネルソン  
光のあふれる家

最近、デトックス・ティーにはまっている、フランセス・ネルソンです。今回私は、敷地Cのもう一つの案について紹介したいと思います。

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そもそも、建築におけるサステナビリティの基本は、建物を小さくすることで、環境への影響を小さくすることです。敷地Cのもう一つの案は、ミニマルなプランで、敷地Cを最大限活用しようというものです。ここでのプランはとてもシンプルなものです。パブリックな空間(居間、ダイニングキッチン、和室)が1階にあり、プライベートな空間が吹き抜けの周りを囲むように2階にあります。

玄関は南東につくりました。そして、その玄関を入ると、様々な部屋が連なっているようになっています。居間には吹き抜けがあり、ダイニングキッチンでは母親が料理をしている姿が見え、居心地よい和室があります。プライバシーのために、2階のおのおのの部屋には、北西に歩いていった先の階段から上がります。

2階の真ん中には主寝室があり隣に子供室があります。 子供室は、時間の変化で必要があれば、二つの部屋に分割することもできます。また、2階にある広いテラスで家族が団欒するなんてこともできます!このテラスは南面にあり、家族みんながリラックスできる屋外の空間でもあり、家族のプライベートな屋外の空間としてもつかえます。

自然光を取り入れる窓はいろんなところにあります。その中でも主なものは南面と北面の窓でしょう。夏は自然と家の中を風が通るように、冬は太陽の日射を効率的に家の中に取り込むために、これらの窓は大きく家の中心にあけました。また、西日や、夏の暑い朝の光があまり行ってこないように、西面と東面の窓は最小限必要なところにあけています。

そして、最終的には屋根の南面にソーラーパネルをおいて太陽熱給湯や太陽光発電もできるように考えています。

みなさん、こんなシンプルだけど光や風を効果的に使い、家計にも住む人にも、そして環境にも優しい家はいかがでしょうか?いろんなコメントをお待ちしてます。

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