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9月22日  鴻野 吉宏  
木質研究室訪問

みなさん、こんにちは。ベトナムの食べ物からもう離れることができない鴻野です。

今回のブログではココラボ2008の構造や材料について、コンサルタントとして協力してもらっている、東京大学木質系研究室の訪問報告をしたいと思います。

木質研究室は東京大学農学部のある弥生キャンパスの中にあります。このキャンパスは、僕たちが普段いる本郷キャンパスとはうってかわって、畑があったり建物の屋上にビニールハウスがあったりと、どこかエコなにおいがするキャンパスです。僕たちはまず、このキャンパスの建物の一つにある研究室を訪れたのち、院生である青山さんに木質研究室が誇る木材の加工場兼実験室を案内してもらいました。青山さんは今回のココラボで各敷地の住宅の構造や部材の寸法の計算を担当してもらっています。

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資材置き場に近づくにつれ見えてきたのは、山積みにされた様々な種類の木材でした。合板や無垢の木材、ベニヤや杉、LVLなどがあり、これらの木材を使って木質研究室は材料の強度や、新しい木造建築の作り方などを日々実験しています。僕たちもその説明を聞きながら、今回のココラボ住宅で柱や梁、内壁などに使用するものと同じ木材を調べてみたり、どのくらいの重量になるのか持ってみたりしてみました。実際の材料に触れ、様々なことをその場で質問することができ、そうすることで空間や仕上げのイメージがより明確になり、修正箇所などもみえてきたとおもいます。

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その後は、加工室ともう一つの実験室を案内してもらいました。加工室ではそのとき木材のジョイントの実験のための加工がなされており、また、木を切断するもの、自動でかんなをかけるもの、木の反りをなおすものなどの機械が存在感たっぷりにたたずんでいました。また実験室では、新しい集成材の強度測定のための試験体を紹介してもらいました。

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このように様々な研究を行っている木質研究室に協力してもらっているココラボ2008です。僕たちの住宅における研究の方はwebで紹介しています。そちらの方ではより詳細に構造や材料ことをのせているのでぜひみてください!

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コメント (2)

 はじめまして、リョウと申します。学校を卒業してから14年経つ40歳近いオッサンです。建築学科の都市計画系の研究室を修了して建築設計の仕事を6年少々行い、現在では団地建替えやまちづくりの仕事をしています。
 祖父が木型製作所を経営し、自ら機械の木型を制作していた関係で木材を加工する道具を懐かしく思い、貴殿のブログを読んだ次第です。毎日難波先生のブログにも目を通しています。切れ味が鋭く、いたたた...となってしまうときもありますが。
 木造の建築設計は経験したことは、ないのですが、建築生産分野特に住宅供給に関する構法等に関心がありました。30歳になった頃、スウェーデンに留学する機会があり、住宅博覧会を見学する機会がありました。地震のないせいもあるのか、木造5階建ての中層住宅が展示されていました。木質材料の防火性・耐火性も向上しており、循環利用可能な材料という観点からも木質材料が注目されているようです。
 日本でも中層住宅の建替え手法の選択肢の一つに木造を加えて欲しいですが、まだ色々検討を必要とすることが多そうです。
 現在木造から遠ざかっているため、基本的な学習のため、坂本先生の木造建築の本を読んでいます。加工を含めた材料生産及び中古材料の流通市場を確立させて、木質材料系の建築物、特に住宅が充実すればいいなと感じているこの頃です。
 研究を是非がんばってください。

初めまして、リョウさん。コメントありがとうございます。

確かに、日本では地震に対する耐久性や防火などの基準から、木造の中層建築はなかなか難しい状況にあると思います。ただ、今回の木質研究室訪問や、木造住宅を設計、研究するにあたって、やはり今後は集成材がそのような状況を打破していくのではないかと感じました。耐久性や力学的な点で集成材は通常の木材よりも性能が非常に良く、また多様な形や大きさの材を生産することができます。また、木材のリサイクルは、建築時に乾式の構法を選択することで可能にならないだろうかと感じています。

木造5階建ての中層住宅が日本でも可能になれば、建築はもっと楽しくなるかもしれませんね。

僕もまだまだ木造に関しては知らないことがあるので、これからも研究をがんばっていきたいとおもいます!

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