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9月 9日  フランセス・ネルソン  
アメリカの家の断熱

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前回私は住宅の風の効果と自然換気の話を書きました。
皆さんの興味深いコメントはとてもうれしかったです。やはり夏を涼しくすごし、冬を暖かく過ごすことはとても難しいことです。前回のブログでも言ったように、一年を機械的な冷房や暖房に頼らずに過ごせばればいいと思います。

そのために重要なトピックは断熱です。
断熱性能の善し悪しは省エネルギー住宅にとって、とても重要なキーワードですし、適切な断熱は冷暖房の料金を節約してくれます。みなさんの家はどのように断熱が行われていますか?そもそも断熱とはなんなのでしょうか?わたしたちはあまり断熱というトピックについて夏は考えません。なぜなら夏は家に「呼吸」させることが重要な時期だからです。でも、冬期ではそれは大きな関心ごとになります。
わたしは、何軒かの鉄筋コンクリート造の家に住んだことがありますが、それらの家の外壁は断熱はされていませんでした。同様に、古い木造の家も断熱は施されていません。窓はどうでしょう?みなさんの住まいの窓はシングルですか?それとも複層ガラスでしょうか?私が今すんでいるアパートはシングルガラスの窓です。冬期は、その窓を通して冷気が伝わってくるのが感じられます。このように断熱がされていないと、建物内部の空気は外部と同じぐらいまで冷たくなってしまうのです。

冷気と戦うために、わたしは今はもっぱらエアコンやヒーターに頼っています。これらは、一つの部屋を暖かくするには十分な働きをしてくれます。しかし、お風呂場などはいつでも寒く、私はそこにも持ち運び可能なヒーターを設置しなければなりませんでした。みなさんのご想像通り私の部屋の冬期の電気代はありえないぐらい高くなってしまいました。

新しい家を建てるときは、断熱のことも考えておかなくてはなりません。しかし、断熱にもちょうどいい度合いというものがあります。断熱しすぎた家は、今度は逆に気密性があがりすぎます。新鮮な空気の欠乏は人体に悪い影響を与えるので、空気を入れ替えるために機械換気に頼らなくてはならなくなります。もちろん、断熱をしなさすぎるとヒーターなどのエネルギーを消費する機器に頼らなくてはなりません。もしくは、コタツなどの局所的な暖房に。そちらの方がより経済的だとしても、コタツのぬくもりから離れてしまうと依然として家の中は寒く快適ではないでしょう。

つまり、設計に立ち返ると、私たちは省エネルギーと家計簿の節約のために、明らかに断熱をすることが必要です。しかしながら、断熱の方法は様々であり、環境と私たち両方に有益なものを選択しなければなりません。断熱方法には緑化屋根やトロンブ壁のようなアイデアもあります。緑化屋根は断熱の効果とともに雨水のコントロールも可能です。トロンブ壁は太陽熱を吸収するマテリアル(石や金属、コンクリート、れんがやウォータータンクなど)で作られた壁で、断熱をするとともに大きな太陽熱蓄熱体にもなります。そして、まだまだ環境にやさしい断熱方法は存在します。

あなたの新しい家に、このような断熱方法はいかがですか?

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