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7月 3日  岡崎 啓祐  
平屋でもなく2階でもなく・・・?

こんにちは。岡崎です。
本日アップされた研究№2「敷地Bについて」はもう見ていただけましたか?平屋でもなく2階でもなく1.5階の家です。特徴は、なんと言っても「スキップフロア」。「スキップフロア」とは何かというと、一気に1階分上がるのではなくて、半階ずつ上がっていく建物のことを言います。つまり、上下のフロア間の距離が非常に近いんです

まず始めに、僕がお邪魔したスキップフロアの家をご紹介します。半開上と下が見えて、上下階が遠いようで近い存在となっています。この家では半階部分が滑り台となっていて、写真はその様子となっています。

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環境共生住宅になぜスキップフロアを持ってきたかというと、二つの理由が挙げられます。一つは、傾斜地を利用して、小さな外形であるのに大きな容積が取れるということ。もう一つは、家全体が分割されずにつながることです。普通傾斜地には新たに平らな地面を作ります。そうではなく、元の地形に自然になじむ形を作りました。そうすると、こんなにちっちゃな外形になります!

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家の表面積が小さいことは、とてもエネルギー効率がいいんです。隣の日照を妨げることもないし、風も通ります。住宅内の風通しも抜群!また、スキップにより1.5階分の高さを持つリビングとなっているのですが、この高さは、日差しとの関係がとてもいいんです。これ以上高い天井だと暑い日差しが入ってきてしまうし、それを防ぐとなると庇が大変大きくなってしまいます。南面開口の場合、1.5階はとてもよいことが分かりました!

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では、最後に住宅を長い目で見たときの話をしたいと思います。どれだけ環境によい家を作ったって、それが長い間使い続けられなければ意味がありません。そこでキーワードになるのが「フレキシビリティ」です。つまり、変化するライフスタイルを想定した住宅です。

この住宅では、一階を土間のような空間とすることで、子供が小さい時はのびのび自由な空間、子供が自立して出て行ってしまった後は、夫婦の趣味の部屋として使うことが出来ます。これは、つながっているようで離れている、離れているようでつながっているという、スキップフロアの特性が生かされた使い方ではないかと思います。

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さて、まだまだスキップフロアと環境共生について考え、可能性を探っていきたいと思っています。みなさんのご意見を聞かせてください!

コメント (4)

去年とおなじく1.5階の家ですね!
環境に対しても効果があるというのが面白いと思いました。
写真の滑り台も、子供にとっては本当に楽しくて思い出の場所になるんでしょうね!

コメントありがとうございます!

スキップフロアというものを、環境と同時に考えていくというのはとても面白いのではないかと思います。

日本の場合、傾斜地における土地の造成は当たり前のことになっていますが、そこを上手に使ってあげることが出来るのではないかと思います。

建物が低くなると、通風性や日射の問題も解決しやすくなりますし、経済的にも有利になります。

改良の余地はまだまだあると思います。また何かありましたら気軽にコメントおねがいします。

スキップフロアにするという1つの操作によって

①敷地への定着
②最小のヴォリューム
③季節ごとの日射
④家族の距離感
⑤ライフスタイルの変化

という5つもの問題を解決するという、とても秀逸な案だと思いました。

こういった1つの操作が部屋、外形、敷地周辺、街、気候といった、様々なスケールの環境に対応できるということは、近代建築にはあまりなかったことのような気がしていて、限りなく現代的であると思いました。

この案が好きです。がんばってください。

コメントありがとうございます。
そして、この案を支持していただいてありがとうございます。このアイデアのコンセプトが理解していていただいたこと、とてもうれしく思います。
次の段階に向けてがんばっていきたいと思います!

今後は、よりリアルな提案にすることが目的となるので、今回ブログやアンケートにいただいた意見をフィードバックしながら完成度を高めていきたいと思います。
たとえば、空調設備の話、プライベート空間の確保の話などいただいたので、そういった部分もプレゼンテーションしていきたいと思っています。
よろしくお願いします。

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