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≪西島光輔≫
8月 9日  西島光輔   第3回「1.5階×家族の記憶」 
家の中にある窓のはなし

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こんにちは、西島です。
8月に入って、小学生の夏休みも折り返しですね。みなさん、この夏をいかがお過ごしですか?
僕は9月から1年間、ポルトガルのリスボンという街に留学します。日本人は3ヶ月以内の旅行なら、大抵の国にはビザなしで滞在することができますが、1年間海外に住むためにはビザを取得しなくてはなりません。ビザの申請に必要な書類は国によってまちまちで、ポルトガルに留学するためには、とても多くの書類が必要になります。ポルトガルの留学ビザは申請から発行まで少なくとも1ヶ月ほどかかりますから、今、僕は必要書類を集めるために毎日都内を行ったり来たりしています。

今週の月曜日、留学期間中の保険の契約証明書を取得しに有楽町の交通会館へ行ってきました。有楽町には大きな倉庫のような、無印良品のお店があります。みなさんは行ったことがありますか? 保険の契約証明書を無事取得した帰りに、僕はその無印良品に立ち寄ってきました。入口をはいってすぐのところに、実際の大きさで建てられたモデルルームが展示されています。これもれっきとした無印良品の商品で、最新のモデルは「窓の家」という名前がつけられています。ちなみに、この商品の一番最初のモデル「MUJI+INFILL木の家」は我らが難波先生が設計しました。「窓の家」はリビングの吹き抜けを囲む壁に、窓のような穴が開いているのが特徴です。2階の寝室から「窓」を通してリビングが見下ろせたりすると、なにか得をしたような気分になるのは僕だけでしょうか?

家の中にある窓というのは、通常のマンションでは滅多に見られないものだと思います。それは、通常のマンションは精一杯部屋を詰め込んでできているので、壁に窓のような穴を空けてもそこからの風景は面白くないからです。あるいは、プライバシーの関係で穴を空けることすらできない場合も多いです。その点、1.5階の住宅は空間にゆとりがありますから、壁に穴を空けることでその場の雰囲気ががらっと変わったりします

壁収納プラン」を見て下さい。この提案には3つの小さな吹き抜けがあります。この吹き抜けの周りに穴を空けたくなります。1つ1つの吹き抜けは余り広くはありませんが、穴を効果的に空けることで、壁の圧迫感を解消できます。その壁のなかは、本棚になっていたり、クローゼットになっていたり、実は階段がはいっていたり、廊下だったりします。その結果、部屋と部屋を仕切る壁は場所によって厚かったり、薄かったりします。すると、そこにあく穴は、深い窓のようであったり、あさい窓のようであったりします。それらからの景色を想像してみて下さい。1つの家の中にいろいろな風景ができます。眺めのいい風景、狭い風景、にぎやかな風景、静かな風景。そういったさまざまな風景を感じながら住みはじめると、家の中に自分の好きな場所ができていきます。そういったことから、楽しい生活がはじまっていくと思います。

7月19日  西島光輔   第2回「1.5階×子供」 
宙に浮いた場所のはなし

こんにちは、西島です。

梅雨が明けそうで明けない今日この頃です。僕はいま、学業の神様で有名な湯島天神の近くに住んでいます。この近くには石段が多く、梅雨の時期のしっとりとした石段は趣があって好きです。そんな石段を上ってふと後ろを振り返ると、眼下に小さな家々が広がります。そんなとき、ふと思いだすのが小さい時によく見た夢です。宙に浮いた自分が街を見下ろしながら、空中散歩する夢をよく見ました。とても好きな夢でした。でも大人になってからは、全く見なくなりました。それは、以前の日記でかいたように、二段ベッドが家からなくなって家の中でなにかを見下ろす体験がなくなったから、かもしれません。

ブリッジプランに対するコメントで、宙に浮いたお風呂がいいというコメントをいただきました。手前味噌になりますが、僕たちもあの場所はなかなか良いと思っています。あの宙に浮いた感じというのは、実は1.5階のミソなんです。2階分ある集合住宅の一室をメゾネットと呼びますが、メゾネットだとどうしても1階分を2コ重ねただけの間取りになりがちです。そうすると宙に浮いた場所はできません。僕たちは1.5階という空間を、1階+0.5階という風に分けるのではなく、もっと一体的に設計するように心がけています。宙に浮いた場所というのはそうした考えの産物なのです。ブリッジプランの両端に注目してみて下さい。この家では、子供も大人も、みんなが2段ベッドの上で寝る感覚を味わえます。この家で生活すれば、僕も昔見た「空飛ぶ夢」にもう一度出会えるのではないかと思っています。

7月 1日  西島光輔   第1回「1.5階×階段」 
自分の部屋のはなし

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こんにちは、西島です。今年の梅雨はずいぶん遅れてやってきました。このもわっとした空気は東アジア独特のもので、例えばヨーロッパではほとんど体験できないそうです。
雨が続くと僕はどうしても外に出るのが嫌になってしまいますが、みなさんはどうでしょうか。自分の部屋にこもりがち、なんて人も多いのではないでしょうか。そんなとき、少しだけ「自分の部屋」ということを考えてみて下さい。

自分の部屋といった場合、ふつうは壁で囲われた自分の個室のことを指します。その中では割と他人を気にすることなく、自分だけの行為をします。読書をしたり、ゲームをしたり、友達と電話をしたり。「割と」と言ったのは、そうはいっても、周りのことを少しは気にするものだからです。僕はむかし、勉強をさぼってゲームをしていたら、突然親が自分の部屋に入ってきて怒られたという経験があります。電話をするときも、隣の部屋に声が漏れすぎていないか気にします。

また、自分の部屋以外の場所で、上に挙げたような行為をすることも割とあります。時にはリビングのソファに座って、イヤホンをしながら勉強する方がはかどることもあります。逆に、自分の部屋が他人の活動の場になることもあります。大学に入りたてのころは、新しくできた友達を部屋にまねいて朝まで語り合う、ということがよくありました。
このようによく観察してみると、実は「自分の部屋」と「自分だけの行為をする場所」というのがぴったり一致しているわけではないことに気付きます。

壁で囲う」というのは、空間を分節する一つの方法にすぎません。「壁で囲う」は割と“強い”分節の仕方です。壁の中は外から見ることができないし、音もほとんど聞こえません。それでも前述した通り、あまりに大きな声でしゃべれば外にもれるし、ドアがあるから突然親が入ってきたりします。もう少し弱い分節の仕方に、「段差をつける」があります。これは段差をつけることで、向こう側を通常よりも見えにくくする、という方法です。音をさえぎるという意味では、「イヤホンをする」というのも、空間を分節する方法といえます。

「自分だけの行為」といっても、他人との関わり方はさまざまな状態が考えられます。完全に1人になりたいときもあれば、ちょっとだけ誰かの気配を感じていたいときもあります。なので僕たちは、さまざまな分節方法を使って、いろいろな「自分の場所」をつくることが大事だと考えています。そうやって考えてみると、一部壁で囲われているところや、段差で分節されているところも自分の部屋と見ることができます。部屋というより、“領域”と言った方がわかりやすいかもしれません。

このような考えから、壁で囲われている部分をベッドの周りに最低限の面積で確保した提案が生まれてきました
1.5階分の空間の大きさは、こういったいろいろな自分の場所を作れる可能性を持っています。いわゆる2LDK、3LDKといった間取りとはすこし違った生活ができるのではないかと思っています。

6月17日  西島光輔   第1回「1.5階×階段」 
二段ベッドの話

こんにちは、西島です。
今日は休日ということもあって、少し違った話をしましょうか。

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むかし、ソファにもベッドにもなる「ソファベッド」なるものが流行りましたが、写真は二段ベッドになるソファのようです。
これを見て、そういえば昔は、自分も二段ベッドで毎晩寝ていたことを思いだしました。

僕の父は、いわゆる転勤族というやつで、小さいころは引っ越しばかりしていました。そのおかげで、いろいろなタイプの家に住みました。住む環境が転々とするなかで、二段ベッドと勉強机だけが、いつも同じように部屋に置かれていたのを思いだします。
しかし、時期は定かではありませんが、兄弟に別々の個室があてがわれるようになって、二段ベッドは解体され、一段ずつ別々の部屋に置かるようになりました。そして、そのベッドはいつかの引っ越しを機に、ついに我が家からなくなってしまうのでした‥‥

いま改めて考えると、住宅の中の二段ベッドというのはなんとも特殊な存在です。どういうことかというと、二段ベッドは、部屋のなかを見下ろすような視点を提供する数少ない家具なのです。
僕たちはふだん、家の中であまり「見下ろす」という体験をすることはありません。そのため、二段ベッドの上からの景色は、どこか僕たちの心をとらえるものがあります。

二段ベッドと同じような体験ができる場所に、ロフトがあります。二段ベッドが家具の話だとすると、ロフトは「見下ろす」という体験が建築的な空間に組み込まれた例といえます。

僕たちは二段ベッドやロフトに上ったときの感覚を、家の中に散りばめたいと思っています。それが1.5階の空間を楽しく使う方法だと考えるからです。部屋と部屋、あるいは寝室とリビングの関係が、普通とはちょっとだけ違ったものになっています。そういう体験を通して、住まい手がその家のことを、普通よりちょっとだけ好きになってもらえれば、僕たちはとってもうれしいのです。

6月 4日  西島光輔   第1回「1.5階×階段」 
スペイン階段

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はじめまして、西島です。
今日から「1.5階×階段」のテーマで難波研究室が提案する、「ひな壇プラン」を紹介します。
そもそも「ひな壇」ってなんでしょうか。
「ひな壇芸人」なんていう言葉を耳にしたことはありませんか?
ひな壇は、もともとひな人形を飾るための階段状の台のことですが、
転じて、階段状に並べられた座席のことを指したりもします。
「ひな壇芸人」のひな壇は、後者の意味ですね。

“階段状に並べられた座席”といった時に、
イタリアのローマにある観光名所「スペイン階段」を思いだしました。
そう、「ローマの休日」で、ヘプバーン扮するアン王女がジェラートを食べるシーンで有名ですね。

夏の観光シーズンともなると、スペイン階段には下から上まで階段に腰掛ける人たちでびっしり。
噴水をぼんやり見つめている人もいれば、
ジェラートをほおばりながら仲良く会話している人たちもいます。
中には小物を売っている人までいて、僕もここでミサンガを勧められた経験があります。
とにかくスペイン階段では、いろんな人がいろんなことをしています
そういうのを眺めていると、なんだかとっても楽しくなってきます!

僕たちは、「もし家の中にスペイン階段があったら、どうだろう?」と考えました。
それを形にしたのが「ひな壇プラン」です。
この家には、真ん中に大きな階段を提案しました。階段の上は、家の中が見渡せる特等席です。
子供が友達を連れてきたときは、格好の遊び場となるでしょう。
階段とリビングを一体的に使って、パーティーなんかしてもいいかもしれません。

リビングから階段を上った先には、寝室があります。
だから考え方によっては、この階段は「廊下」みたいなものです。
廊下というと暗くて狭い場所、という印象がありますが、
この階段はとっても明るくて気持ちのいい場所です
リビングから段差をつけることによって生まれた、この新しい「廊下」。
みなさんならどのように使いますか? 
ご意見いただけるとうれしいです!

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舟久保研究員
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「腰周りが順調に増え、スーツがどんどんきつくなってます。。。」
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「今回の提案は約80㎡ですが、現在自分の家は17㎡しかありません。」
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「日本で多くのことを学び、ベトナムに持ち帰りたいです。」
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「9月からポルトガルに留学します。日本の家とポルトガルの家って全然違うんですよ。」
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「背が低いのですが、バスケットボールが好きです。」
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