7月4日 執筆者: 菊池研究員
おお、なつかしの「縁側」よ!?


昨日、“みんなのえんがわ”と言う案が出てきましたが、
みなさん、“縁側”と聞いて、どんなイメージをもちますか?
「暖かい陽だまり」「団らん風景」を思い出す人もいれば、「???」と疑問符ばかりの人もいるかもしれませんね。

そう言えば、最近、“縁側”のある家をほとんど見かけなくなりましたね。
特にマンションなんかに住んでいる人は見たこともないんじゃないでしょうか?

そもそも“縁側”って何の為にあったのでしょう?

“縁側”は昔から、家の中にお客さんが入らなくても交流ができる、ちょっとした社交の場だったそうです。
(もちろん、機能的に求められていることもありますが。。)

○隣のおばさんとうちのおばあちゃんが“縁側”でお茶を飲んでいる。
○野良仕事で一息つくときに“縁側”で座ってにぎり飯を食べる。
○夏の夕方、子供が“縁側”でアイスを食べながら夕涼み。
○孫がおじいちゃんから“縁側”で昔話を聞いている。
○その横でタマが眠っている。
(サ○エさん家の“縁側”を思い出すとわかり易いですかね?)

家の“縁側”は、いろいろなドラマを床や柱に刻んできたのかもしれません。

そんな素敵な“縁側”ですが、何故、“縁側”のない家が増えたのでしょうか?
○土地が狭いからでしょうか?
○ご近所とそれほど仲良くなくなったからでしょうか?
○庭がないからでしょうか?
“縁側”がなくなるにつれて、ご近所付合いも減ってきましたかね・・・なんかさみしいですね。

ちょっとした社交の場であった“縁側”は、○○をするとか、誰々の場所とか、使い勝手が決まっていない曖昧な空間であり、人々のつながりや間合いを調整できる万能空間だったんだと思います。

そんな不思議であいまいな空間が、日本の家には必要だったのでしょう。それは集合住宅が普及した今でも変わらないはずです。

昔の“縁側”は、地面の近い所にありました。
未来の“えんがわ”は、カタチを変えて、いくつもいくつも空中に浮かんでいてるかもしれません。

明日からは、未来の“えんがわ”の使い方をお話しましょう。。
今のマンションにこんな“えんがわ”空間が欲しい!あったら面白い!等のご意見頂けると嬉しいです。。
7月3日 執筆者: ブレンダ
ようやく出ました「みんなのえんがわ」!!


はじめまして。ブレンダです。。

昨日はいろいろな「間合い」の例と、その間合いが可能になることの魅力についてお話しました。
じゃあ、実際にその「間合い」はどうやったら可能になるんでしょうか??

例えば昨日の意見に対しては、
「個室から個室にワープできたらどうだろう?」
「居間以外にもくつろげる場所ができたらどうだろう?」
「お隣さんとゆっくり話せる場所があったらどうだろう?」
「大きくて広いベランダの様な場所があったらどうだろう?」
と考えてみました。
そんな場所を実現するためのスペースとして、
今回は“みんなのえんがわ”を提案しています。

具体的にいうと、“約3m”幅の廊下を提案しています。
ここで言う廊下とは、住戸と住戸を繋いでいる共用廊下のことです。
2日前に、「よく見かける集合住宅の廊下の幅は、1.2m程度が多い」という話をしました。
それでは、“約3m”あればどういうことができるんでしょうか??

○親子で手をつないでいても、余裕で並んで歩けます。
○立ち話をしていても、通行の邪魔になりません。
○子供達が遊んでいても、日向ぼっこをしていても、通行する人と一緒にすごせます。
○反復横跳びでもやりますか!?
“約3m”あれば、ちょっとした街の路地みたいな感じですね。

この“約3m”幅の廊下は、かつて隣近所との接点に庭先の“えんがわ”があった様に、いくつかの家族が一緒の建物で暮らす集合住宅の中の、“心地良いえんがわ空間”みたいなものなんです。

通過するだけの集合住宅の廊下が、幅を広げることで“えんがわ”みたいな不思議な使い方のできる空間になりそうじゃないですか?
いいえ!!なりそう・・・じゃなくて、なるんです!!つくるんです!!

皆さんは、この“約3m”の空間を使って何がしてみたいですか?3mじゃ足りないですかね??ご意見をお待ちしてます!
7月2日 執筆者: ケリー
あなたとわたしの素敵な間合い♪


はじめまして。今日は私、ケリーがお送りします♪

昨日は今の「共用部」では、多くの人が作りたいと思っている「間合い」を作り出すことが難しいですね。的な話をしました。

今回は私たち北山研究室の学生たちがどんな「間合い」を作りたいと思っているのかをご紹介します。

ケリー:お父さんのお客さんが居間に来ているときに、お母さんと一緒にくつろげる場所がほかにもあればいいのに・・・

シュガー:妹と喧嘩したときは、妹の部屋の前は通りたくないなぁ。自分の部屋に行くルートがたくさんあればいいのに・・・・

ブレンダ:お隣さんとお茶したい!でも、部屋が片付いてないし。。。ひなたぼっこしながらお茶を飲めるような所が家のそばにあればいいのに・・・・

ブランドン:僕の特技は英会話。この特技を活かして、近所の人たち向けに英会話教室を開きたいな。でも、毎回毎回自分の家にいろんな人を呼ぶのはちょっと気が引けるし・・・家の中で閉じこもってやるより、いろんな人がふらっと来てほしいな。
街角教室みたいなことができればいいのに・・・・

マイク:家族の中でタバコ吸うのは自分だけ。ベランダ族は淋しいなぁ。他にも家族から煙たがられて肩身の狭い思いをしてる人っているんじゃないかな。
そういう人たちが気兼ねなく集まって吸える様な場所が家のすぐそばにあればいいのになぁ・・・

以上、研究室を代表して5人の意見を載せてみました。

このようないろいろな「間合い」が生まれることで、「住んでいて楽しい!」「生きていて嬉しい!」集合住宅になるのではないでしょうか?

人間は一人になりたくなったり、みんなと一緒にいたくなったり、ちょっとわがままな困った生き物ですよね(笑)

自分のいろいろな心境に合わせて、その日の暮らし方を変えられるっていうことは、心に負担をかけずに、ナチュラルに過ごせるのではないかと思います。

ほかにも、「こんなことで困ったことがある!」「こういうことができたらいいのに!」と思ったことがあれば、コメントくださいね☆
7月1日 執筆者:マイク
廊下なんてつまらない!!


今日はぼく、マイクがお伝えします!!

前回「間合い」についてお伝えしました。
まず、集合住宅の中で「間合い」を考えてみると・・・

1住戸内での個人と個人の間合い
建物の中でのご近所さんとの間合い
などが考えられますね。

では、今の一般的な集合住宅ってどんなつくりになっているんでしょう?
・個室と個室は細い廊下でつながれている
・ご近所さんとは無機質な共用廊下でつながれている
・無駄に立派なエントランスがついている
などなど、「共用部」と呼ばれる部分でつながれていますよね。

ちなみに、よく見かける集合住宅の廊下の幅は、1.2m程度が多いのを知っていましたか?
これは、建築基準法で「1.2m以上確保しないさい!!」というルールがあるからです。
幅1.2mというと、大人がすれ違うとき「ちょっと狭いな・・・(>_<)」という広さです。
この広さでは、通行以外の用途は生まれにくいですね。
また、無駄に立派なエントランスは結局だれも使ってないし、井戸端会議をしている人なんていないですよね・・・・

よく考えてみると、1住戸内での共用部・建物全体の共用部がとってもつまらなくできてしまっていますよね。
(機能だけを追及した最終形って感じ?)

今の集合住宅のつくりだと、「間合い」を調整出来るだけの生活空間なんて事は考えられていないんじゃないでしょうか・・・・?

みなさんは、今住んでいる中で、「間合い」を調整できるような場所ってありますか?
こんな場所がある!もしくは、こんな場所が欲しい!等ご意見頂きたいです。

明日は、こんな空間が必要では?の前に、集合住宅に必要な「間合い」について考えたいと思います。では、また明日。。
6月30日 執筆者: 菊池研究員
間合いと絆−すてきな間合いつくりません?


昨日、北山研究室の第1回ココラボテーマ「みんなのえんがわ」がUPされました。

普通、集合住宅を考える(買うにしろ、借りるにしろ)とき、間取りを気にしますよね?と言うより、間取りが全て!!と言う人も多いんじゃないでしょうか?

でも、せっかく集まって住むのだから、自分の家族だけではなく、そこに集まっている人達のつながりまで考えた集合住宅に住んでみたいと思いませんか?

北山研究室の学生達は、一般的に多く普及している集合住宅に対して

「みんなで集まって住んでいるのに、生まれる絆は家の中だけ・・・そんなのもったいない!!私達は、一つの家族だけでなく、住戸間の絆も提案したい!!」

と真っ向から勝負を挑みます。

さて、そもそも絆ってどうやって生まれるんでしょう??
家族であれば、それだけで絆があるかもしれませんね。
(絆崩壊と言われていた時代もありますが。)
友達との絆、恋人との絆、お隣さんとの絆、他人との絆(絆という言葉で表現するとちょっと強すぎるかもしれませんが。)もありますよね。
(絆という言葉を、人間関係の築き方と捉えると、もっと広がりがあって分かり易いですかね?)

この絆を生み出すのに必要なものは、日本人特有の感覚「間」から生まれる「間合い」ではないでしょうか?

例えば
会社で隣の席の人との間に、何もない場合、近くに感じて会話が生まれ易いですが、資料を積んで仕切ってしまったりすると、視線や雰囲気が伝わらなくなって、会話は生まれづらくなります。

物理的な距離は一緒ですが、そこに何か加えることで、お互いの「間合い」を自然と調整しているんじゃないでしょうか?

昔ながらの日本の生活では、この「間合い」を自分で調整出来るだけの生活空間があったはずです。
しかし、今の集合住宅には、うまいこと「間合い」を調整するための空間も仕掛けもありません。
せっかく人がいっぱい集まっているのに、もったいない・・・

ということで!!北山研究室では、集合住宅全体で「間合い」を捉えられるプランを考えて行きます!!

集合住宅の中で、「間合い」を自分で調整できたら面白いと思いません?

みなさんは、どんな「間合い」を経験したことがありますか?面白体験、目が点体験などを聞かせて下さい!!

明日からは、「間合い」から「みんなのえんがわ」にたどり着くまでを、紐解いていきます。
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