金利を下げたい、融資を受けたい。お金を借りる側からすれば、要望を聞いてもらうために様々なことを考えます。ゴルフに誘う、カラオケに行く、付け届けをする・・・。[br][br] しかし、銀行が貸すか貸さないか、金利を下げるか下げないかは、先ずは決算書ありきです。[br] そのような気遣いをするより先に、決算書磨きに専念することです。[br][br] 仕事のできるいい経営者だと思われても、担当者は3年、支店長は2年で変わります。何十社と取引先がある中で、定性的な評価の引継ぎなど無いと思っておいたほうが正解です。[br] 「あの時、面倒見てあげた」「取引に協力してあげた」[br] 協力したほうはそれをずっと覚えていますが、銀行側は覚えていませんし、引き継がれません。
不動産経営を行う上で、銀行は重要なパートナーです。銀行からお金を貸してもらえなかったら物件は買えません。だからと言って、下手に出て過剰な気遣いをするオーナーがいますが、気遣いをするから貸してもらえる、というのは思い込みです。立場は対等です。必要以上に卑屈になることはありません。