ニュースリリース2011年以降のニュースをみる

東京大学・難波研究室×生活者×コスモスイニシア3者協同研究プロジェクト
『COCOLABO(ココラボ)2008』 研究テーマ 「人に、環境に、やさしい家」
平成20年6月6日

 (株)コスモスイニシア(本社:千代田区、社長:町田公志)では、新しい住空間の可能性を見出すための産学民協同研究プロジェクト『COCOLABO ココラボ2008』を6月9日(月)から11月30日(日)までの期間で活動してまいります。3年目をむかえる2008年のテーマは「人に、環境に、やさしい家」です。
 環境問題への関心が高まる中、人と環境が共に生き、お互いに無理なく時を重ねることのできる住まいについて、「住空間」の研究を専門に進める東京大学・難波研究室、「住空間」で暮らす一般の生活者、そして「住空間」の開発者であるコスモスイニシアの3者が協同して研究活動に取り組みます。

 「人に、環境に、やさしい家」をテーマとする『COCOLABO 2008』は、2007年に引き続き、東京大学・難波研究室が中心となって研究活動を展開していきます。
 「季節と上手につきあう家」「家族が永く住み続ける家」「健康・エコ素材の家」などの5つの視点を踏まえ、東京大学・難波研究室メンバーらが、プロトタイプとなる住宅を計画しながら、新たな視点での戸建住宅プランをCOCOLABO ウェブサイト上(http://www.cocolabo.jp)で公開し、プランに対する生活者との意見交換をウェブサイト内のブログで展開していきます。
 研究活動と同時に、住まいに関心の高い生活者を対象とした、夏休みの親子向けのワークショップやグループインタビュー(意見交換会)などのイベントを展開し、生活者のリアルな声を協同研究に反映していきます。
 活動期間最終月となる11月には、6ヶ月間にわたって展開する『COCOLABO 2008』の集大成となる研究結果を発表する予定です。


『ココラボ2008』

http://www.cocolabo.jp


『COCOLABO 2008』概要
■研究テーマ「人に、環境に、やさしい家」
   地球温暖化や生態系の変化など、さまざまな環境問題が叫ばれる昨今、住まいづくりにおいても、何かできることがあるのではないでしょうか。当社はこのような発想に基づき、人にも、環境にも両方にやさしい家について考えていきます。自然を大切にし、環境を守っていくことはとても大切です。
 また、環境に調和しながら、人々が健康で快適な生活を送ることも大切だと思います。『COCOLABO 2008』では、人にも、環境にも、両方にやさしい家を考えることで、新しい暮らしの豊かさを探っていきたいと思います。
■研究活動
 6月から11月までの期間で展開する「家族が永く住み続ける家」「街並みを創造する家」「健康・エコ素材の家」「ラクラク家計簿の家」「季節と上手につきあう家」の5 つの視点を踏まえ、東京大学・難波研究室メンバーらが、プロトタイプとなる住宅を計画しながら、新たな視点での戸建住宅プランをCOCOLABO ウェブサイト( http://www.cocolabo.jp) 上で発表します。同サイト内のブログでは、発表された 戸建住宅プランへの生活者からのリアルな意見を含めた意見交換を展開します。
<イベント>
 住空間に対して関心の高い生活者のリアルな意見を『COCOLABO 2008』の研究活動に反映させるため、親子を対象とした夏休みのワークショップ(8月)や、生活者の声を抽出するためのグループインタビュー(10月)を実施します。イベントへの参加希望者はCOCOLABO ウェブサイトやコスモスイニシア友の会にて募集を実施いたします。
■活動スケジュール
・6月9日(月) 『COCOLABO 2008』ウェブサイトスタート
・6月20日(金) 第1ラウンド研究テーマ発表
・8月上旬 夏休み親子向けCOCOLABO ワークショップ&グループインタビュー実施
・10月上旬 グループインタビュー実施
・11月下旬 『COCOLABO 2008レビュー』研究結果総括

※日時やイベントの内容は予定であり、変更となる場合もございます。

■研究パートナー「東京大学・難波研究室」
 難波研究室のテーマは、地球環境を持続させるような都市や建築のデザイン「サステイナブルな(持続性のある)デザイン」です。昨年に引き続き、『COCOLABO 2008』にパートナーとして参加し、サステイナブルの視点で、家族の時間変化に対応でき、環境に調和しながら豊かに住み続けることができる住まいを研究して参ります。

難波和彦(なんばかずひこ)教授 プロフィール
1947年 大阪府生まれ
1969年 東京大学建築学科卒業
1974年 東京大学大学院建築学専攻 博士課程修了
1977年 1級建築士事務所界工作舎設立、
1996年 (株)難波和彦+界工作舎代表取締役、
2000年 大阪市立大学大学院建築学専攻 教授
2003年 東京大学大学院建築学専攻 教授
作品の代表作に「箱の家シリーズ」など多数
■研究員ブログ(http://www.cocolabo.jp
 『COCOLABO 2008』のウェブサイト上では、東京大学・難波研究室のメンバーと当社の社員研究員で構成された14名のCOCOLABO研究員のブログを公開しています。ブログ内で、この14名のCOCOLABO研究員と一般の生活者の「人に、環境に、やさしい家」について活発な意見交換が繰り広げられていきます。
 研究員は、国際色豊かなグローバルなメンバーで構成。未来の建築界を担う若きメンバー達の研究発表を見るだけでなく、誰でも参加してディスカッションが可能な貴重な機会であると考えています。

『COCOLABO』の歩み
■COCOLABOとは
 『COCOLABO』は、「個々(coco)の住まいを共に(co)考える研究所(laboratory)」として、展開しているプロジェクトです。住空間を専門に研究を進める大学研究室、住空間への関心の高い生活者、そして住空間の開発者であるディベロッパーの3 者が、双方向にコミュニケーションを図る住宅分野において殆ど例のない取り組みです。
 21世紀に入り、人々の生活スタイルの多様な変化に伴い住空間への意識や関心が高まり、量から質への転換が進んできています。また、才能のある建築家の多くが大学で教師となり「建築」を指導・研究し学生を育てていく「プロフェッサーアーキテクト」の時代となっています。教師と学生が一体となって展開する研究はオリジナリティに富み、新たな住空間の創造において大きな可能性を秘めています。
 当社ではこの点に注目し、大学の建築系研究室と住空間への関心の高い生活者との双方向によるプランニングコラボレーションの場として、取り組んでいます。
■COCOLABOの活動実績
 当社では、2006年よりこのプロジェクトを実施しています。2006年のウェブサイトのアクセス数は30万件を超え、20代から50代の男女を中心に単身者やファミリー世帯から多数の意見をお寄せいただきました。
 2007年度は60万件のアクセスと予想以上に『COCOLABO』の提案・発想にご賛同やご関心を示していただいています。今年の『COCOLABO 2008』も、東京大学・難波研究室×生活者×当社と3者協同で、豊かな住空間・住まい方・環境との新しい関係の提言を生み出していきたいと考えています。

<これまでのCOCOLABOの活動>
これまでのCOCOLABOの活動
研究模様がわかるブログ 大学生の研究発表 楽しいイベント