<コンセプト>
一般のマンションでは、扉の内側が自分の住まいというのが常識ですが、「イニシア川口並木」では、「住環境統合理論」というデザイン手法を採用し、扉の外側の豊かな環境との[つながり]を暮らしに活かすことを重視しました。
●ecofit |
〜緑と緑をつなげることで、広がるのある景観が生まれます。〜 |
大切にしたのは、景観です。一つは動線上の景観。樹木や草花を効果的に配置して、わが家への動線をつながりのある庭のように演出します。もう一つは室内からの景観。窓からの風景が奥行きと広がりが感じられるようにデザインします。
エントランスから各住戸へ、駐車場・自転車置場から各住戸へ。ただ単に植栽を配置するのではなく、それぞれの動線がつながりのある空間になるようにランドスケープをデザイン。エントランスアプローチはマンション全体の“前庭”として、敷地内の通路をプロムナードとして演出します。
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無機質になりがちな共用空間も、緑の演出でわが家の庭の一部に。 |
共用廊下の植栽や自転車置場にも植栽を配置するなど、無機質になりがちな場所も緑のある庭園の一部に。さらに、共用廊下側の窓を開けておける工夫やバルコニーからの景観に配慮して、室内から敷地へとつながる景観をプランニングします。
●ecofit 風 |
自然がつくる“快適さ”を室内に導くことで、心地よい住空間が生まれます。 |
自然の力を活かす—夏の強い陽射しをやわらげ、葉の蒸散作用による冷気を生み出す樹木の力を利用できるように植栽を配置します。各住戸にも“エコブラインド”など効果的に緑を配し開口部を工夫することで、その心地よい風を住まいへ。エアコンなどに依存することのない、快適な住空間を実現します。
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風や緑の力を生かして、「自然のエアコン」をつくる。 |
木や草花の葉を効果的に配置して直射日光やアスファルトからの輻射熱を遮るとともに、葉の蒸散作用で冷気を生みだします。
また、各住戸では2方向の開口部を重視し、住まいの中へとつながる風の流れをデザインすることで、緑が作る心地よい風を味わう空間をつくりだします。 |
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太陽の陽射しをやらわげ、見た目も涼やかな「エコブラインド」。 |
バルコニーには、あらかじめプランター置場と植栽で緑のブラインドをつくることができる「エコブラインド」システムを採用。太陽の陽射しをやわらげ葉の蒸散作用で心地よい風が生まれます。
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心地よい風が行き渡るように、開口部や住空間を工夫。 |
建具を開いたまま固定できるドアストッパーやルーバー面格子を採用し、共用廊下側とバルコニー側の2方向に風の通り道を設けます。緑や樹木の効果と相まって、心地よい風が導けるように工夫します。
●ecofit 人 |
印象的なエントランスアプローチをメインに、人と人が自然に集う憩いの空間を創ります。 |
生活領域を室内空間だけにとどめず、外環境も楽しんで生活できるようにトータルプランニング。動線上に“憩いの空間”をつくることによって、人が自然に集まるように工夫し、室内から敷地内へとつながる連続した空間を暮らしの領域としてデザインします。
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憩い、集い、語らえる、ハートフルなコミュニティをめざして。 |
美しい並木やその場所の歴史を受け継ぐ桜の保存樹を活かした、シンボリックなエントランスアプローチ。ちょっと腰掛けて話ができるベンチやくつろげるコミュニティスペースを設け、住まう人々が自然と集い語らい、マンション全体が一つの家族になれる、豊かなコミュニティをめざします。
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